最近ようやく不織布マスクが買えるようになってきたが、暑さがだんだん厳しくなるこの頃、使い捨ての不織布マスクより、自分で作った綿のマスクの方を選んでしまう。

 

WHOはここにきてマスクの着用が感染拡大に効果があることを前提としたコメントを出したようだし、この夏マスクはますます多くの人の関心事となるだろう。イオンでは冷感マスクを販売したというし、ユニクロもその内エアリズムの素材のマスクを製品化するらしい。この先どんな優れた新製品が開発されるかもちょっぴり楽しみでもある。

 

新型コロナウイルスが最初に中国で拡大したとき、マスク着用のお触れが徹底され、人々が様々なマスクを着用しているのをテレビで見た。印象に残っているのはパパイヤだかマンゴーだかの皮をひもで耳にかけてマスクの代用品としていたり、ペットボトルを切ってこれまたひもで耳にかけていた人たちだ。インパクトは絶大だが、もはや効果があるのかどうかもわからない。ただ少なくともマスクをしているわけなので中国政府の取り締まりにもひっかからずには済んだようである。

 

また、最近アメリカで人種差別に抗議するデモに参加する人々も様々なものを着用している。銀行強盗のように三角布で口を覆っている人も。欧米の映像を見ると医療用マスクみたいなのを着用している人もたまに見かける。

 

マスクの着用状況、マスク不足を補うための対応策、それぞれお国事情を反映しているなあ、と思う。日本人はいち早く布の手作りマスク作成に取り組んだ人が多かったが、「手に入るものでつくればいい」というこの発想、とてもいい。

 

ところで暑さ+マスク着用問題に関連して時々イスラムの女性達のことを思う。特に戒律の厳しい方達は暑い夏も目の周辺以外を覆っているので、きっと熱いだろうな・・・でも、ウイルス対策とすれば髪まで覆っているから結構いいんじゃないか・・・など。ただイスラム圏でも確か感染が広がっていたので、やはりそれだけではだめなのだろうか。

 

とりあえず夏のマスク着用でくじけそうになったら、彼女たちのことを思い出し、顔の下半分を覆うくらいで文句をいうな!と自分を叱咤激励してみよう。