若者グループが金欲しさに一人暮らしの55歳の女性を殺して火までつけたという世の中を震撼させる事件があったと思ったら、先日の85歳の独居老女殺人事件も十代の若者グループが同じ理由で独居老女をねらってのことだったと新たに報道された。凶悪すぎて十代だなんだといっている場合ではない。恐ろしいだけでなく、嘆かわしい世の中である。

 

そんなことを思っていたら、ある日自分のクレジットカードが使えなくなっていた。不審に思いカード会社に問い合わせると、セキュリティの甘い会社から私のカード番号が流出し、それを手に入れた犯人が私の番号を不正利用しようとした形跡があり、カード利用を止めたとのことである。カード会社に感謝ではあるが、まったく恐ろしい世の中だ。くわばら、くわばら。まあ、昔から「人を見たら泥棒と思え」という言葉があるくらいだから今に始まったことではないのだろうが…。

 

ところで今日信号待ちをしながら、道沿いの安さを売りにした中古車販売店を見ていたら、売り物の全ての車のナンバープレートのところに「もってけドロボー」と書いてあった。こんなこわい世の中で、もし泥棒がそれを見て持っていってしまったらどうするのだろう…と思ったが、まあいらぬ心配とはこのことであろう。