今週、たまたま見たテレビで年の差夫婦(女性がかなり上)の家庭がいくつか紹介され、中でも妻の方が収入も上というケースで、夫が様々な家事をして、やった分だけお小遣いをもらえるという制度を見た。どちらも満足しているようだったので良いと思うのだが、そんな内輪のことはともかく、私が注目したのは夫が風呂掃除をする様子である。

 

夫は柄付きのブラシで浴槽のふち、壁との境目まで泡泡にしてブラシでこすっていた。それを見た私はナルホド!と思ったのである。

 

私の風呂掃除と言えば浴槽の内側、風呂場の床(時々壁)、椅子や桶、時々さん、といった具合である。それでもあちこちにすぐ汚れが蓄積し、カビキラーなどが登場したりするがここにもヌルヌル!あそこにもカビ!と常に満足な状態とはほど遠い。

 

そんな私が漠然と汚れているかも…と思っていたのが浴槽のふちとその壁との境目のあたりである。境目にあまり水分がつくと逆にカビっぽくなるのでは、と手を出しあぐねていたところだ。しかし、年下夫の泡泡、ゴシゴシを見て、私は何を遠慮していたのだろう!と目が覚めた気分である。

 

それ以来私は風呂掃除の際は年下夫を見習って柄付きブラシで泡泡、ゴシゴシを実践している。漠然と懸念された汚れも心なしかすっきりしたように感じられる。

 

人生どこに学びのチャンスがあるかわからない。今後も私の風呂掃除は少しずつあるべき姿に近づいていくだろう。年上妻にいい夫だね、と伝えたい。