基本的に3ヶ月に一度診察を受けている地元の総合病院に予約した日だったので、行ってきた。

 

そして、たった3ヶ月の間に病院が様変わりしていたので、びっくりしたのである。

 

まず受付は機械に診察券を通し、受付票をもらう。それが本日の私のアイデンティティ。病院滞在中、私はもはや名前では呼ばれず、その受付票に書かれたナンバーで処理されるのだ。

 

本日の内容は採血、腹部超音波、先生の診察。全て順番が来ると番号で呼ばれるので、にわかアイデンティティにまだ慣れていない私は、すぐには反応できない。まあ、それでも何とか今日の診察などを済ませ、お会計に向かうと、なんと、処理が出来たらディスプレイに私の番号(今日だけのマイ・アイデンティティ)が表示されるから、そこの機械でお金を払っていって下さい、との指示が!

 

受付票のバーコードをピッとやって支払いを済ませた感想:

はー、味気なかった。

 

そしてあちらこちらには戸惑うお年寄りと、それなりに辛抱強くお年寄りをアシストする病院関係者の皆様が。ある意味近未来SFホラーのような世界が繰り広げられているのだった。

 

30年後(※)には7割(※)の仕事が機械に奪われる、などということが話題になっている。

※数値はうろ覚えでだいたいですみません。

 

今までは、なんだかんだ言って「まさかー、それは言い過ぎでしょ。」なんて思っていたが、それがにわかに真実味を帯び、背筋がちょっと寒くなる病院での一時なのであった。