今月誕生月である。

 

近年、誕生月(またはその前の月)になると普段利用しているショッピングサイトから、次々と誕生月10%オフ、バースデーポイントプレゼントなどの特典が「ハッピーバースデー」のメッセージと共に寄せられる。

 

最初の内は「え~、10%引き?ラッキー!」「え~、500ポイント?使わなきゃ損ね!」といったテンション高めで、バースデー特典逃がすまじの精神でここぞとばかりに買いまくっていた。

 

そして、去年の5月の支払い額は大変なことに…。

 

ようやく私は気がついた。これは私の生誕を祝うプレゼントを装った年に一度のセールスキャンペーンなのだ。企業側にとってのビジネスチャンスなのだ。ずっと欲しかったものや、定期的に買うものをお得に買うのならば良い買い物、私にも企業にもwin-winであると言えるが、私の場合、普段なら迷って買わないようなものまで10%オフや、特別ポイントゲットという大義名分に背中を押され、ジャンジャン買っていたのだ。それはプレゼントという名の無駄遣い。支払いの主は紛れもなく私なのだ!

 

それに気づいた私は今年は次々に寄せられるバースデー特典を吟味し、同じ轍を踏まぬよう無駄遣いウォッチに励んでいる。まあ、それでも誕生日おめでとう、などと言われるとちょっとだけ「ありがとう」の気持ちで財布の紐は緩みがちだ。

 

まあ、それも少しは日本の経済の助けになっているかもしれないので、ちょっと位は良いとしたい。