またもや臭いの話ですみません。

 

先日靴を脱いで畳にあがる機会があった。畳の上で座り、しばらくたった頃、、とんでもない臭いがしてきたのだ。(まさか、私の足の臭い?)と内心ドキドキである。(ああ、隣の人に足の臭い女と今思われてる…)と心の声が押し寄せてくる。(靴脱ぐ前にスプレーでもすべきだった…)などなど、もう止まらない不安の波。

 

ところが、その後隣の人が席を立った時、(あれ、臭くない…)。そう、足が臭かったのは隣の人の方だったのだ!そうとわかったとたん、あの臭いの記憶が強烈な影響力を発揮し、私はにわかに具合が悪くなったのだった。

 

現在私の足の臭いはまあ普通だ。しかし、私はスネに傷を持つ身。恥ずかしながら昔、足がとても臭かったのだ。

 

あの頃私は仕事のストレスMAXで、いつもイライラして怒っていた。後日ある講演を聞きに行ったら、怒りは体内に猛毒並みの毒素を発生させ、病気の元になると言っていた。足臭時代の私には知るよしもなかったが、この頃の私の体ではすごい毒素が生産されていたのだと思う。老廃物は足裏にたまるという。だから足裏マッサージで老廃物を流し、排泄しやすくすると健康に良いのだ。あいにく当時の私には足のマッサージという習慣もなかった。私の足は毒素の定住地だったのだろう。

 

あきらかに何らかの化学物質が混ざっているような私の足が発する臭いは本当に強烈だった。足を石鹸でごしごし洗っても、デオドラントスプレーや、強い香水をかけても、常におかしな臭いが染みついているような気がした。職場の隣の席の人もさぞかし臭いと思ったろう。

 

臭い足と一生生きて行かねばならないと半分覚悟していた私だったが、一時職場を変え、定期的に足裏マッサージに行ったりすることであの臭い足はいつの間にかスタンダードな足に戻っていた!環境が変わったことで、物事のとらえ方も変わり、怒ることも格段に少なくなったこと、リラックスする時間を努めて作ったことなどが良かったのだろう。

 

足の臭い人と同席した一時のおかげで、あの足臭暗黒時代を抜け出した喜びを思い出した。そしてあの頃の苦しみも。イライラや怒りは自分の体に悪い影響をもたらす。取り返しがつかなくなる前に、できるだけリラックスして、ネガティブ感情に負けないようにしたいものだ。

 

あの足の臭い隣人も臭い足から脱出できますように!