以前ブームに乗じて食用のココナッツオイルを購入したのだが、

なかなか使う機会がなく、最近では入浴時、顔につけてマッサージしたりしている。

 

そこでふと、前にマレーシアのおみやげでもらったナマコ石鹸を思い出した。

それはナマコをココナッツオイルで煮込んだナマコ油で作った石鹸だそうな。

オイルで煮込むとはどういうことだろう。

私の知っている概念ではそれは「揚げる」に分類される。

 

ナマコの体の構造は、ほぼ皮膚で包まれた腸だという。脳もなければ目もないらしい。

ということは油でぐつぐつ煮込まれても「熱いよー」とは思わないのだろうか。

そうであって欲しい。

また、ナマコは敵に襲われると腸をはき出して逃げて行くのだという。

敵が腸に食らいついている間に逃げるらしい。そしてその後腸は再生されるらしい。

捨て身もいいところだ。

 

食べ物の好き嫌いはほぼない私だが、このナマコは別だ。

あの触感+生臭さが私には鬼門なのだ。

せめて石鹸として、ナマコの恩恵に預かろう。