昔恩師から「アンビバレント」という言葉を習った。

一つの表現の中に全く相反する事柄が内包されているというような意味らしい。

 

今回、トランプ大統領にとてもにこやかに甘ーい言葉のシャワーを降り注いだ高市首相の「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルド(トランプ米大統領)だけ」というこの一言。

 

最初聞いた時はぎょぎょっとしたし、野党の皆様も「けしからん!」と御立腹のようだが、私はこの言葉こそ『ザ・アンビバレンス』なのではないかと思った。

 

高市首相だって心にもない歯の浮くようなことをあんな笑顔で言えるはずがない。

 

心の中では「世界の平和も繁栄もアメリカ大統領次第。その力をこんな混迷を招く方法じゃなくて、良いほうに使えるかどうかはあんたしだいじゃないの?あんたがどう決断するかで良くも悪くもなるんだからしっかりしな。私はそう思うね。フフフッ・・・頼んだよ、ジジイ!」ぐらいのことを思っていたのではないか。

 

そうとればこれは誉め言葉ではない。相手をけなしているのだが、誉め言葉にも聞こえるとても便利な言葉なのだ。

 

恩師のY先生、アンビバレントってこういうことでいいですか?

 

先生もきっと彼岸で微笑み、頷いているにちがいない。

 

私は最近すっかり筆不精になってしまったのだが、みなさんこの冬ドラマはどんなのご覧になってましたか?

 

私のお気に入りは「おコメの女」と「ヤンドク」。橋本環奈ちゃんが久々に才能を余すところなく発揮していて嬉しい限りだ。

 

ずっと「私は花粉症ではない」と自分に言い聞かせてきたアンビバレントな日々が終わり、どう解釈しても「花粉の女」になってしまったこの春だが、明後日の「ヤンドク」最終回を楽しみに乗り切ろうと思う。