花咲きみだれる草木ばかりか果樹や野菜も混植したポタジェガーデンって、あこがれますよね

もちろん、花もダンゴもの欲かき山姥、皆様の比ではありません

なにせ広大な海月山を一人占めできてるんですから、実現させたなら正に地上の楽園となる!

 

けれど、たちまち原野に戻りたがる荒れ山、しかも鳥獣害はなはだしいとなると話は別で

おまけに、寄る年波によっちゃれてばかりとなったヘタレ海月にゃあもう……夢のまた夢話な────

 

 

と、のっけから泣きで始まった今夜は、そんな見果てぬ夢にうかれてたころを偲んでばかりです

躰も気力も……、あのころにさえもう決して戻れやしないからだろな

                  
   2011年5月2日
 
今年もようやく黒揚羽が大根の花を訪れだした
 
雨の日、花は日ざしの下に群れ咲いてるより清楚な白さがいっそう目にやさしい
外仕事から解放されて、気持ちばかりか躰までゆったりほぐれていられるためかも
 

このところ、朝の起床には腰や膝の痛みに覚めるのに不思議と動きだせば忘れがちだ
日に々にほつれ広がる新緑の息吹きが、山暮らしの全身をいやしてくれるからか

よみがえったばかりの全山の緑に、土から育てど汚れなく開花した花の白さがしみじみ濡れそぼっている

         

五月、蝶ばかりか青虫も目につくようになった かわいいトカゲも、おったまげちゃう蛇も

 
花が咲きだした葉大根は茎が硬いだけで、化学肥料を用いないからか葉はまだ充分やわらかい
でもじき口当たり難になるだろうから、しばらく青菜だって収穫は難しくなる

小松菜も、ベカ菜も、育ってはくれても、食べられるのはだいぶ先のことだ

ツルインゲンに枝豆も、やっと本葉が開きだしたばかり

ロケットに春菊なんか、これまたなさけない芽出し直後
購入苗のトマト5本だけは新耕畑に定植したけど、起こしたての畝だから収穫なんて期待薄


そういえば、レタスとパセリも定植は終えてたっけ

でも、つまみ採れるようになるにはまだまだやっぱり先のこと
ナスにキューリにピーマンにシシトウ用の植え場所だって石さえ始末してない

一回り大きなポットに植えなおしただけ

…けども、オクラとトウモロコシだってせっかく発芽しても一体どこへ植えたら?



こんなに山は広いのに……、くやしいな

野菜ばかりか園芸草花も樹木も、植栽場所をなかなか用意できずにいる
    
整地で堀り除けた石を詰めた土嚢袋は今春、すっかり日射しに劣化し破けてる

今月末までに購入した苗だけでも定植を終えたい
それで山門辺りと道なりの雑草を抜いたり、ついでに掘り起こしたニラ苗をポットに仮植えしたりした
手入れが行き届かない場所は、苗木ですら露草などの野草にもう埋もれだしているからだ
 

昨秋から終の棲家予定地を変更したこともあり、以前定植したものの植え替えも余儀なくされている

園芸や畑作の最終課題はメンテナンスの軽減化だろうから、

ただいまは試行錯誤でロスが多すぎるけど…ガンバらにゃ
      
画像奥サイトを終の棲家予定地に変更したので、左最下段は削り落とし、上段は野菜畑に整地中

上画像のゲート用単管や野茨は先月で撤去

このサイトの入口からはプラムなどの果樹苗を列植し始めた
その間に薔薇や下草の宿根草で四季を彩っていきたいんだけど、ここも石だらけ

ツルハシやスコップでの土方作業が欠かせない

 

 

でも雨が上がったので、これから宿根草を植えちまうつもり
だってもう、たいていはつぼみがつき、とっくに咲きだしたものもある

すっかり花が散ってしまった球根物だってね



植栽だけでも手がかかり、しかも乾燥気味な痩せ土で育ちも悪いけど、
それでもあきらめずいたらいつかは大根みたいにこうして群れ咲けるだろ
              

海原まで見渡せる未来のここは、きっとサンクチュアリ 

たとえ福島原発死の雨が降り続けどだ

 

だから花咲か婆はナマケ心をなだめ、だまし、すかし、
朝日が鳥のさえずりにきらめきだしたオンモへと…さあさ、これからお出まし!

 

 

 

 

 

そんなグチ記事の上画像だった2010年箇所は、法面が猪に崩されるため、

2022年は下画像の防獣垣を伸ばし、野茨用ゲートはとっくにやめてました

        
          

そして去年は日本水仙を咲かせもしたけれど、今冬は猪に堀り起こされてしまった

 

 

 

とまあ、こんなで海月山は依然として一進一退、荒れ山に変わりありません

というか、むしろ草花の類はほとんど失くなっちゃったなあ 畑地も壊滅的だし

下記事↓はそんな日々の嘆き節を、さらにこれでもかと

それでもボチボチ、この無為ともいえる開拓というか開墾というか、一山相手の道楽を、

空師さんなき今後は気まぐれながら続行していくつもりです

それこそが私に出来る唯一の、空師さんへの手向けとなるはずって信じてね