昨晩 真闇の窓外から、鹿鳴きが間近く聞こえだしました

ボロロプレハブ2階に棲んでる私のヘッドライトに、反応してのことです

(電気代節約に、卓上スタンドが届かない屋内の動きにはヘッドライトで対応)

ポツン暮らしな海月山では、夜中徘徊する獣らも小さな光にさえ敏感なのね

 

・・・声はいつもの鹿みたい 

また大事な園芸植物まで狙いに来たな!

 

山庭作りが一進一退な苛立ちで鹿を呪いだしてたら、

このところ気配がない野良猫のことも頭に浮かびました

5年程前 いつかしら山に居ついたチンチラ風な白猫が、子供を3匹産んでたんです

見つけたのは、今は亡き空師さん お頼みしてた草刈り中でのことでした

猪が転がしたろう植木鉢に居たと、私を呼びに来た

           

母猫は真っ白な長毛だのに、仔猫たちは色柄も違う斑でした

…それより、まだ目も開いてないようだった……

 

これじゃ雨が吹きこんだり、ハクビシンや鴉にも狙われかねないですよね

猪になら、パクリと三口で丸呑みされるかも!
       

けれど安全そうな処へ移せば、人間に扱われたと母猫が見捨てるかしれません

それで私たちは気にかけながらも、そのままにすることにしました

 

母猫とてそうですが、わざわざ人里遠いこの山を選んで居ついたからは、

自然界に生きる厳しさを耐えぬくしかないですもんね・・・

 

でも産屋となった植木鉢の位置は、1階物置が開けぱなしのボロロプレハブ北脇土手

そして西の外用トイレ小屋共に近いところ

母猫が居場所を移したくなったら、仔猫たちをくわえて運べはできるはず 

 

 

 

やきもきしながらも私たちは結局、以後の様子を確かめに行くのはやめました 

母猫不在時の変化から産屋ごと見捨てぬよう願い、周辺除草を断念しただけでした

 

 

 

 

そしたらね、その数日後、またしても空師さんが仔猫たちを見つけたんですよ

 

願いどおりに、開口部建具を外しぱなしなボロロプレハブ1階で

山をお手伝いいただく日は、そこで空師さんは作業着に着替えるからでした

         

その様子を仔猫たち、ごたごた置いてる用具に隠れるように見つめてたそうな

又も呼ばれた私は1匹も目にできず、この画像を拝んだだけでしたけど 

 

 

けども、ある日、トイレ小屋のデッキで3匹が日向ぼっこしてるの眺められたの♬ 

これも空師さんに呼ばれたからでしたけど(いつも離れて各自の作業してた) 

     

あの頃、この坂の紫陽花はまだ鹿に喰われることがありませんでした

だから地際まで花房を重たげにさしだし、上り下りには邪魔なくらいでした

その分、2階窓からは身を乗り出すほど見下ろさなきゃでしたけど

     

そして去年六月これだけ大きかった花房も、今年は一回りすぼみ

葉も枝も鹿にやられてさらに地際から少なくなり

いよいよ高くなった檜の影が濃く広まり、紫陽花が咲いてさえ暗さがぬぐえない坂に    

気にかかる事柄を創意や工夫でどう打破していくか、いけるか──

 

 

 

今は一匹だけ居残ったらしい野良猫の気配をすら、私に確かめる余裕ないな

空師さんロスから逃避したくての、眠りに落ちたくないネット漬けな日々

昼まで寝坊しなきゃ居眠りこいちゃい、外にも出たがらず呆けてんだもん

 

おかげで階下の猫のだろう物音に耳すます刻さえ、失くしちまってる

 

こんな暮らしから脱却をとは思えど、ただに先延ばししてるだけなんです 

 

いくら誰にも、猫にも、にらまれることがないとはいえの自堕落──

      

おもろいことしてよと空師さんをけしかけて撮った2013年影が、出てきました

 

…その頃はまだ紫陽花の丈もこんもり低かったのね・・・

   

プレハブ周り、昼はさほど暗くなかったんだな・・・

こんなおふざけできるだけのとこだったんだ・・・

 

 

ヤバいわ…このまんまじゃ もうしわけ立たんぞな

紫陽花坂にまで、私の負の気を漂わせきりだなんて

おふざけ強いられた空師さんとて、決して許すまい