サラリーマンをやっていた頃、金曜の夜に雨が降るとホテルのバーで飲むことにしていた。
今宵、久しぶりにホテルのバーで飲む。
静岡のホテル・センチュリー。最上階にあるバー・エマイユ。
高い処が好きなのだ。値段が高い所じゃないよ。馬鹿と煙は高い所に行きたがるものである。
バーに来ると、取りあえずマルガリータなのである。
二杯目はディンプルをソーダで割って。
三杯目はディンプルをロックで。ロックで飲むと、焦げた香りがひときわ鼻腔をくすぐる。
肴にカルボナーラ。ちゅうか、これでは食事である。
追記:バーテンダーが、ちょっとおもしろいモノをティスティングさせてくれた。
The Grenlivet Cipher。
熟成年数などのデータは秘密だよ、というふざけたモノである。
少し舐める。おい、これグレンリベットかよというぐらいスパーシーな味わい。
面白い味だが、高価な金を出して買うサケではないと思った。