皆さん、こんにちは。

ヒョンジュさんのインスタには昨日、京都でのことがアップされていました。
日本旅行を楽しまれているようです。

では早速インタビュー記事の続きです。



結婚することが本当の独立との思い

1998年発売した国内デビューアルバム(左)と25年後の今年11月に発売した第9集"Life On Air"のジャケット


日本から無事に戻られました?

来年が日本と香港、台湾デビュー20周年なのです。コロナ禍以前は日本に、多い時はひと月に3度も行った事があったのですが、久々に行ってきました。仕事を終えて湯布院に行き温泉も楽しんできました。

2009年には“公演をしたり、アルバム収録したり、勉強したり、生徒に教えたり本当に忙しいです。遊ぶことも恋愛出来ず、そんなふうに過ごしてます。”とおっしゃっていました。

本当ですか?私はその時もそう生きていたのですね。ハハ。その時よりは生き方を冷静に客観的に見るように変わりました。今より大分緊張して生きていました。ですから今より随分痩せていたでしょう。確かに無駄に歳を取ったわけではありませんね。以前には仕事が上手くいかないと“Why me?”“なぜわたしだけ?”と思い、今は“It doesn't matter”“問題ない、大丈夫”と言います。歌う時も以前より力を抜く場合が多くなり、声ももっと綺麗に出そうと執着もしません。


良い変化ですね*1TMIですが、14年前イム •ヒョンジュさんと会ってきた日、ヒョンジュさんと同い年の私の弟と比較してとても印象的でした。とても早く走ったらそれだけ*2バーンアウトも早く来るじゃないですか。


今も欲はありますよ。ただコロナ禍が私の人生に休止符を打ってくれました。そうでなかったらバーンアウトが来ていたはずです。海外を行き来するために私の*3バケットリストだったラジオDJも出来なかったでしょう。ところで弟さんはご結婚されてますか?今、向こうに家族が見えるでしょう?あんな優しい家族を見ると羨ましいです。結婚して子供のいる人達の方が私よりもっと成功した生き方に思えます。“私もいつか一つの家庭の家長になれるだろうか?”“可愛い子供を持てるだろうか?”そんな風にいつも考えるのですが、結論はいつも同じです。人は各自やらなければならない事があるようです。今は自分がしたい事をやろうと思います。


お母様は結婚しなさいとは言わないのですね。

母が小言を言ったらストレスが溜まりますが、不思議なほどプッシュはないですね。むしろこの前、“こんな風に結婚もせず死んだら悔しくてどうしよう?”と言ったら、母が“100歳時代にいらない心配をする”と言って(笑)あと、気になることがあるのですが、私も妹がいますが兄妹が二人とも結婚して家庭をもったら確実に前よりあまり会えないでしょう?


どうしてもそうですね。各自の生活がありますから。

そうですね。前は人々が“生活するのに忙しくて”と言ったらなかなか理解できませんでした。今は生きるのに本当に忙しいと“一度一緒にご飯を食べよう”という言葉が社交辞令になるしかないとわかります。だから時たまカカオトークに誕生日を迎えた人達がリストに上がるとプレゼントとこんなメッセージを送ります。“誕生日おめでとう。しばらく会えてないけど、こんなふうに時々思い出すだけでも私たちは特別な縁だと思う”と。すでに私にもこのように過ごす年齢が来たようです。

けれど時々思い出す人達が側にたくさんいるという事実だけでも幸せな生き方だと思います。

私は元々どこにいっても“いつもお幸せに”という言葉を多く使っていました。けれど今は“時々お幸せに”と言います。なぜならいつも仕事に追われて生きているのに、どうして毎日幸せでいられるのでしょう。世間知らずだったということですね。(笑)



*1TMI...どうでもよい話(Too Much Informationの略)

*2バーンアウト...燃え尽きること

*3バケットリスト...死ぬまでにやりたいこと




まだまだ続きます。


それでお読みいただきありがとうございました。