2023年5月15日に
食道胃接合部癌のステージ3と診断された
父(当時66歳)の闘病の様子を
娘目線で綴っていきます。
電話で、父が何故、湯布院に行きたいのか聞いてみたら、「風呂に入れたらどこでも良かった」と言ってました。
「最後に思い出でも出来たら、お前らにも良いと思った」とも言ってくれました。
「大分には以前にも行ったよね」
と私が言うと、
「わしは小学生の旅行で行ったわ」
と言われてビックリ‼️
え?家族でも行ったよね??家族旅行で行ったよね
なんと、父は覚えてないそうです。
なんでやねん
先日、夫と2人で、
「息子が小さい時にあれこれ遊びに連れてったけど、本人なんも覚えてないなー。親の自己満足にしかならんかったな(笑)」
「でも、その時に息子は喜んでたし、写真が残ってるし、私たち親が覚えてるからいいじゃん!」
という会話をしたばかりなんですけど、
まさかの親が全く覚えてないパターンがあったとは・・・
まぁ、それはもうどーでも良いですが、
父としては大事なのは旅行そのものじゃなくて、
「自分がいなくなった後の話を家族とちゃんとしておく事」だと言いました。