小坂 久美子です。
少し前になりますが、人生会議(ACP)についての研修会に参加しました。
人生の最終段階になった時に、医療はどうしたいのか?詳しく意思表示するための冊子、「もしもの時」のためにの紹介と、活用方法について学びました。
ACPを身近にするために考案されたもしバナゲームも最後のワークに出てきました。
毎月開催している、死生観をみつめるお茶会、「カフェ看取り〜と」では、結構前からこのカードを取り入れて参加者の皆さんとゲームをしています。
トランプのUNOに似たルールで、ゲーム感覚で気楽に人生の最終段階の医療についての、自分の考えや想いを見つめることができるし、いざ実際の最終段階を迎えた時の自分の選択にしっかりと繋いでいく良いツールだと思います。
これまでカフェ看取り〜とに参加された方で、ACPについてご存知だった方はほとんどいらっしゃらず、冊子を見せて紹介していました。
今回、たくさん冊子をいただくことができたので、ご希望の方にはお配りしようと思います。
ACPは、書き上げることが大切なのではないと認識することが大切です。
書き上げたけれど、そのことを周りの人が誰も知らないのでは意味がありません。
大切なのは、書き上げていくプロセスをできたら周りの人と共有し、自分自身の想いを伝え、周りの人とのコミュニケーションをしっかりととっていくということです。
自分が希望している選択が、家族にとっては受け入れがたいものである場合もあります。
何度も想いを伝え合って擦り合わせをしていくプロセスがとても大切なのです。
尊厳ある最期について考えるのに早すぎるということはありません。
あなたは人生の最期、どこで過ごしたいですか?医療はどうしたいですか?
