できるだけ外の世界を忘れないためにできることって? | 神戸⭐️生命の樹カウンセラー、カラーセラピスト、寄り添い人、マンダラエンディングノートファシリテーター、看取り士

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こんにちは😃
小坂  くみこです。


実家の柚子の実も膨らんできました。
柚子を見ると、「あぁ 冬が来るんだなぁ」って感じます。

とても暖かかった日に特養に入所している叔母を見舞いました。


介護の勉強に通ってるので、少し車椅子の扱いにも慣れたこともあったし、「今日はとっても暖かいよ。ちょっとお散歩に行く?」と誘いました。


叔母は歩けないのですが、手で車輪を押して自力で車椅子を操作することはできます。


普段は鍵のかかっている中扉から出て、エレベーター前まで自分で車椅子で移動しました。


一階のフロアから外へはわたしが車椅子を押しました。


散歩と言っても、施設の前庭をぐるっと回るだけのプチ散歩です。


「普段、お散歩に連れて行ってもらえるの?」「そんなことはないね。」


一体、叔母が外の空気を吸うのは何日振りなんだろう?いえ、もしかしたら一ヶ月以上?と思ったらとっても切なくなりました。



「家が建ったなぁ。」とか「菊が咲いてるね」とかたわいのない話をしながらゆっくりゆっくり車椅子を押しました。


ささやかな優しい時間です。



何度も「早く帰りな」という叔母に、どうして?と聞くと、「久美子のことが心配でしょうがない。帰れなくなったら困る。」というのです。


遠くから来ていることはちゃんとわかっていて気遣ってくれるのです。


施設にいたら、1年365日同じ時間割で進んで行く1日。曜日や日にちの感覚が無くなるのは無理もないことです。


日にちがわからなくたって、全てがわからないわけじゃない。


ちゃんとわかってるんだなぁって思います。


赤ちゃんの時に私を預かってくれて、ずっとずっと長いこと娘のように可愛がってくれた叔母。


たとえ小さな事でも恩返しがしたいって思います。


そしていつか必ず訪れる旅立ちの時には抱きしめて看取りたいと思っています。


今日も徒然語りにお付き合いくださってありがとございました(*^_^*)

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