10/27に読み始めた山本弘の「君の知らない方程式 BISビブリオバトル部」、
 
 
前作「世界が終わる前に」あたりから少し感じ始めていたのですが、少し飽きてきていました。
やはり、ビブリオバトルというものの存在とそれが実在するということの衝撃が大きかったです。いろいろな本を知ることが楽しくて、読んできたのだとわかりました。もちろん本の中で繰り広げられる物語(表紙の3人の三角関係の結末が描かれます)も、それなりに楽しみましたが...。
 

 

「幽霊なんて怖くない」の読み始めの記事で、

 

 

順番がわからないので、3冊まとめて借りてきた、と書きました。

借りてきてから順番を調べたのですが、さらに続きがあることを知りました。完結編「夢は光年の彼方に」です。

 

 

いろいろ調べてみたのですが、「夢は光年の彼方に」は書籍化されていないようです。

著者の山本弘は2018年に脳梗塞で入院し、その後文章があまり書けなくなってしまったようです。リハビリのためにはじめたカクヨムでの闘病日記に、登場人物の名前や性格が思い出せないというようなことが書いてありました。

 

 

山本弘は今年の3月に亡くなったので、「BISビブリオバトル部」シリーズは未完で終わってしまったのかもしれません。完結編の「夢は光年の彼方に」の何話かはネットで読めるようなので、100冊読書とは関係なく、読めるところまでは読んでみたいと思っています。

 

「夢は光年の彼方に」

 

さて。

 

 

130ページに「現代の高校生の約半数は、一ヶ月に一冊も本を読まない」と書かれています。この本が出版されたのは2017年です。

なんか似たような記事、最近読んだな、と思って調べてみたら、文化庁の読書量の調査が記事になっていました。対象は高校生ではなく16歳以上ですが。

 

 

私はどちらかというと、1か月に1冊以上読む人が36.9%もいることに驚きました。そんなにいるんだ?と。私も、今年は100冊読書を目標にしているのでたくさん読んでいますが、昨年までは年数冊しか読んでいなかったので、「1ヶ月に1冊も本を読まない」側です。とはいえ100冊読書に挑戦してみようと思うくらいなので、活字が嫌いというわけではありません。「読まない」人の中にもいろいろなタイプの人がいるということですね。

 

最後に、「君の知らない方程式」の中で気になった本をいくつか。

 

「冷たい方程式」

 トム・ゴドウィン・他 (著), 伊藤典夫 (編集, 翻訳) 

ハヤカワ文庫

 

タイトルに「方程式」とついているように、「君の知らない方程式」の物語の中で重要な役割を果たします。

 

「ウは宇宙ヤバイのウ 〜セカイが滅ぶ5秒前〜」

宮澤伊織

一迅社


からの

 

「ウは宇宙船のウ」

萩尾望都

フラワーコミックス

 

からの

 

「ウは宇宙船のウ」

 レイ・ブラッドベリ (著), 大西尹明 (翻訳)

創元SF文庫

 

『100冊読書』宣言