8/5に読み始めた、
「太陽にかける橋」グウェン寺崎著、読了しました!字がつまっているのですが、結構すいすい読めました。
自然の情景の描写が美しかったです。ちょっと笑える日常の小さな出来事もよかったです。
汽車の中での出来事、
あれ?どこかで似たような話を読んだ気が...
トットちゃんでした。疎開する時の出来事だったと思うので、「続」のほうですね、たぶん。
黒柳徹子は1933年生まれ。「太陽にかける橋」の著者グエンの娘、寺崎マリ子は1932年生まれなので、ほぼ同世代です。
読み始めの記事でも書きましたが、横書きです。電子書籍なら簡単に縦横の変更ができると思うのですが、なぜ横にしたのでしょう?
紙の本と比べてみたいと思い、ネットで探していたところ、昭和33年発行版の本文の写真が一部見つかりました。そのページとKindle版を比べたところ、内容は「ほぼ」一致していました。新訳ということではないようです。「ほぼ」と書いたのは、「申し上げる」が「申しあげる」、「下さい」が「ください」、「はいまだまだ」が「はい、まだまだ」など漢字の使い方や句読点などがいくつか変わっていたからです。
読みやすくなっていると思います。とすると、やはりなぜ横書きなの?と思ってしまいます。先に書いた誤字脱字もおそらく原版にはないと思うので、ちょっと残念ですね。
そして、もう一つ疑問が湧きました。Kindle版には訳者の名前が入っていません。著作権に厳しい現代にしては不思議な感じがします。
太陽にかける橋
1958年
太陽にかける橋: 戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録
1982年
C*BOOKS
太陽にかける橋: 戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録
1991年
中公文庫
戦後、昭和天皇の御用掛をしていた寺崎英成の妻の手記なので、有名な歴史的人物も出てきます。歴史的な評価と、実際に接した人から見た人間的な評価は違うこともありますね。
『100冊読書』宣言