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『BIG FISH（ビッグ・フィッシュ）』
潤色・演出／稲葉 太地
【あらすじ】
まるでお伽噺のように自らの人生を語り、周囲を魅了するエドワード・ブルーム（礼真琴）。未来を見通す魔女（都優奈）や、共に旅に出た巨人（大希颯）の話、サーカスでの最愛の妻サンドラ（※）との出会い等、彼の奇想天外な話は幼い息子ウィル（茉莉那ふみ）を虜にしていた。しかし、大人になるにつれ全ては作り話に過ぎないと考えるようになったウィル（極美慎）から、エドワードは距離を置かれるようになってしまう。ある時、病に倒れた彼の元へ久々にウィルが帰ってくる。父の人生が本当はどういうものだったのかを知りたいと考えたウィルがその足跡を辿り始めると、次第にエドワードの真実の姿が明らかになっていき…。
ダニエル・ウォレスの小説をもとに、2003年にジョン・オーガスト脚本、ティム・バートン監督により映画化、2013年にはブロードウェイでミュージカル化された。
※ サンドラ（妻）配役
小桜ほのか/詩ちづる（若かりし頃）
※ ジェニー（元恋人）配役
白妙なつ/鳳花るりな（若かりし頃）
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すごいぞ、星組。
これって、選抜メンバーですよね。
感激しました！ 心動かされました！
歌良し・群舞良し！
ファンタジックなミュージカルはディズニーの世界を観ているようでした。
『親子愛』がテーマでした。
礼真琴（敬称略）が出ずっぱりで、出てくるたびに白髪だったり、若かったり、かつらや帽子で表現。さらには背格好やセリフの速さや声のトーンの上げ下げでエドワードの半生がわかってきました。
この作品は、妻役と元恋人役は壮年期と若かりし頃と分かれていますが、このキャスティングもなかなか良く。
鳳花るりなという抜擢もよかったし、それに応えるべき動きができていたと思います。
ただ全体を通して、声の出し方なのですが、ミュージカル仕様といいますか、俗にいうアニメ声？地声？ 声楽風ではないので、喉がやられるだろうなと思っていたら、生徒さんの中には喉を傷めている方がいるという情報もありました。
野心にあふれて小さな町を飛び出そうとするくだりやサーカスで運命の人と出会うシーン・元恋人との再会・妻子のために不貞関係を受け入れなかったジェニファーの気持ち。そして今・・・。
いろんな人の観劇情報を見て、物語の流れが理解できました。
「小桜ほのかが若すぎる」という意見もありました。
この作品は著作権の問題で、ライブ中継も円盤化もできないそうです。だから、どうしても観たかった。
音楽配信が決定したという情報も見聞きしましたが、正式発表は受けていません。
東急シアターオーブは、渋谷にあります。
プログラムの稲葉先生のページに書いてあったけど、稲葉先生は渋谷出身なんですね。
旧「東急文化会館」のプラネタリウム。
私も知っています。
懐かしかったです。
そして、作品を観て、私は２月に義父を亡くしたばかりで、主人と義父。主人と息子たち。サンドラは私？ 重なるものが多すぎて、浄化されました。
「近いうちにお墓参りにいこう」って思いました。
タイトルである『ビッグ・フィッシュ』は、誰も信じないホラ話という意味合いの言葉でもあるそうです。
映画は先日NHKBSプレミアムでやっていたので観ましたが、暗くて陰気なおじさんのお話をどうやって、礼真琴がやるのか楽しみでした。
想像以上に良かったぁ～！
今日はこの後、月組新人公演の配信があるので、シアターオーブのビルでゆっくりということはできませんでしたが、またいつかのんびりとここで過ごしに来たいです。
