中村七之助 特別舞踊公演 2019 | Lunaのブログ

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【中村七之助】
【特別舞踊公演 2019】
@さいたま市民会館おおみや

七之助さんを追っかけ行ってきました。
七之助さん素敵でしたキラキラキラキラ
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今回の巡業は、
兄の勘九郎さんが
大河ドラマ出演の為不在で、
七之助さんが座頭となり、
全国各地を回っています。


タイムスケジュールを参考と記録にチューリップキラキラ
“芸談 ”に 
いちばん多く時間があてられ50分。
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感想。

一.  芸談 中村屋ヒストリー

これは、
残された数々の映像や写真をもとに、
その秘話を語るトークショーでした。

七之助さん、中村鶴松さん、
加えて司会に澤村國久さんが登壇です。

お三方 皆、揃ってスーツ姿で登場。
七之助さんは
紺のスーツに、紺のネクタイ姿。
スーツ姿の七之助さん
エレガントで素敵でしたキラキラ

鶴松さんは、
このあとに披露される演目のお支度の為、
15分ほどのトークで退座です。
素敵な女形になって
次の演目に再登場です。

映像や写真紹介には、
七之助さんや鶴松さんの幼少期の写真に加え
勘太郎くん・長三郎くんも登場です。

そしてこの『中村屋ヒストリー』
やはり偉大なる父・勘三郎さんに触れずして
その歴史は語れないものです。

昨年七回忌を迎えた
『十八世 中村勘三郎』

映像の中の勘三郎さんは、
眼差し厳しくも丁寧にお稽古をつける姿や、
精力的にNYなどの
海外公演を催し、
世界に歌舞伎小屋を建て演じ、
そして笑顔で終演する姿など、
沢山のいいお顔で笑ってらっしゃいました。

そして生まれたばかりの 
孫の(当時→)七緒矢君のおでこに、
周りに止められながらも
キスして笑うお茶目な姿など、
沢山の映像の勘三郎さんが
いらっしゃいました。

勘三郎さんという人は、
日々を重ねるごと、
その早世が惜しまれる方だと思います。

きっと勘三郎さんは、
続く代々に お稽古をつけ、
公演を重ね、
又、成長してくる孫たちと共に
舞台に立ちたかったことでしょう。
まだまだこの歌舞伎界を
盛り上げていきたかったでしょう。
演りたかったでしょう。
なんて想いが、
数々の写真とトークからジーンと湧いてきて、
思わず涙がスーーッとこぼれました。

きっと勘三郎さんは今も、
上や、舞台の袖から、
優しいまなざしで
見ているのかもしれませんね。
誠に偲ばれる方です。
  
七之助さんは、
そんな偉大な父が歩んだ軌跡や、
共に重ねた思い出のエピソードを、
写真と共に静かに穏やかに
語ってらっしゃいましたが、
それは、
脈々の代を継ぐ者として、
そして
伝統を繋ぐ者としての覚悟も共に合わせ、
見せてもらえたように感じました。

平成の時代も、もうまもなく終わります。
こうして新しい元号の年を
幾度も重ねて、
歴史というものは作られていきます。
その時、
江戸の時代に生まれた“歌舞伎”という物は、
時代に遅れた随分と遠い昔の物語に、
いつかはなってしまうのでしょうか。

ですが思うのです。
歌舞伎にはそのストーリーに
物語があるだけでは無く、
着物の着付けや柄、
帯の模様、
髪の結い方、
部屋の飾り、
お部屋の調度品、
お正月の門前の飾り、
例えば不動の見得に見る、
不動明王を通しての仏教への繋がり、
様々なものから、
日本の文化・風習を見たり、
通じているものです。

だからこそ繋がれていくべき
伝統芸能としての役割が有り、
だからこそ守り継ぐべき役者が
存在するのではないでしょうか。

江戸の時代に作られた物語に加え、
新しいスタイルの物語
平成の物語も、
いつかこの先の未来、
定番となって
新たに語り継がれるのかもしれません。

その試みに平成中村座として
沢山の公演やスタイルも
作られているようです。

パンフレットの七之助さんの挨拶に、
非常に印象に残る言葉がありました。
“歌舞伎に親しんで頂く事が
私共の変わらぬ使命”と。
脈々と繋がれる代からの
とても眩しい言葉でした。
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私は七之助さん演ずる、
“松竹梅湯島掛額のお七”に感銘を受けて、
歌舞伎に興味が持てたことを
今あらためて幸せに思います。

“芸談 中村屋ヒストリー”から、
歌舞伎というものが、
継ぐ者、観る者、両者共にとって、
永く繋がれることを大きく望む、
そんなことを感じられた、
特別な時間になりました。


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二.  汐汲(しおくみ)

この演目は
中村鶴松さんが女形のお支度を終えて、
美しく再登壇されての舞踊です。

女形の化粧の下から、
ご自身の
綺麗で端正なお顔立ちが伺えます。

その舞は静かに、
そしてお品のある舞でした。

ちょうど昨年のこと、
勘九郎さんと鶴松さんのお二人が、
“連獅子”に取り組むTV番組を見ました。

その中のワンシーンに、
勘九郎さん演じる親獅子が、
子獅子の鶴松さんの手を取るところ、
時に、その出来によっては、
本番中であっても、
その手を払い、手を取らない、
というシーンがありました。

見ていた私は
大層な衝撃を受けました。
ひょえー厳しいー汗

芸事の世界は
これほどまでに厳しいものか、と。

与えられた、
勘九郎さんからの“無言の叱責”。

そのシーンに、
こちらが胸を痛めたって
しょうがないことだけど、
この世界で生きる厳しさを大きく知りました。
自分だったら本番中動揺大き過ぎて、
それだけで意識飛んじゃうなぁってあせるあせる

この日は
とても素敵な女形だった鶴松さん。
素顔も素敵な青年でした。
応援してるので心強く頑張ってほしいです。
うん彼の女形も素敵だったなあ。
今後楽しみな役者さんが、
また1人増えました音譜

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三. 隅田川千種濡事
(すみだがわちぐさのぬれごと)

この演目は、
七之助さんが
四役早替わりする演目です。


普通 早替わりっていったら、
20〜30秒位を想像します。

と言っても歌舞伎は、
帯も結んでるから、
1分くらいの早替わり?
なんて想像していたら…

全くもって、
はぁーー⁇でした。



えっと~今日観たのはですね、
早替わりって言わないですね。

あれね、
早替わりじゃなくて、
イリュージョン 
です‼︎
!!!!!!!!!!
キラキラキラキラポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンキラキラキラキラ




はぁーー⁇
ポーンポーンポーン


へっっ⁇
ゲッソリゲッソリゲッソリ



ほぇっっ⁇
ポーンポーンポーン

って…笑い泣き笑い泣きあせるあせる


七之助さんがクルッと1回転するごとに、
立役〜女形〜立役って変わってく‼︎

オペラグラスで覗いてたって
ちっともわかんない
どこで替わってんのッッ⁉︎
全くわかんないーっっ‼︎
ポーンポーンポーンポーンポーンポーン
あせる笑い泣き笑い泣き笑い泣きあせる
ポーンポーンポーンポーンポーンポーン


超絶イリュージョン
!!!!!!!!



きっと、
歌舞伎から派生したのが
イリュージョンなんだ。

イリュージョンの原点は
歌舞伎なんだよ
 

そう思ったほど、
それくらい凄かった早替わり!

これ、
キラキラキラキラ一見の価値大有り有りですキラキラキラキラ


来週もう一度観に行くので
更に目を凝らして観てみます。
てか、今日もオペラグラスガン見で
わかんなかったけどねー笑い泣き笑い泣き笑い泣き音譜

四役早替わりの時
お七の衣装の、
赤と水色の麻の葉柄の着物を着る
七之助さんが再び観れますラブラブブルーハーツ

中村七之助
特別舞踊公演 2019CM星
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