2024年7月21日(日)、滋賀県守山市古高町の福寿院にて、古髙 俊太郎さまの160周忌を迎えるにあたり、第160回俊太郎祭 『古髙俊太郎先生 没後160年祭』が神式にて執り行われましたことをご報告申し上げます。

5年に1度執り行われる俊太郎さまの慰霊祭ですが、今年も快晴で(過去、私が参加してきた回は毎回晴天に恵まれており)俊太郎さまのご加護とご人徳とを感じ、より一層強い思いで、俊太郎さまを偲んでおりました。
近年の異常気象で、本当に……本当に暑くて……駅から徒歩で向かったのですが、辿り着く前に死にそうな……そんな危険な暑さでした。
意識が飛びそうになると、励ますように涼しい風が吹き……
「嗚呼……俊太郎さまが労ってくださっている……」
と朦朧としつつ足を進め……
人がほとんど居ない熱射の降り注ぐ道をゆくことに疲れると、慶事を示すような真っ白な鳥が道々で何度も視界に入り……
応援されている……
ご神仏のご加護を感じる……
俊太郎さまが共に歩んでくださっている……
と思いつつ、頑張って歩きました!!
頑張った!!!
でも迷子になり(笑)
どうしようかと……
乗り換えアプリの地図とにらめっこしつつ、住宅街のなかで方位も見失い……
ここはどこ?状態
けれども、俊太郎さまと、京都の大将軍八神社ならびに古高町の大将軍神社の方位神の皆々様のご加護とお導きで、古高町にある「大将軍神社」にたどり着き、古高町自治会会館?が隣の敷地にあり、そこにおられた方に道をお尋ねしたら、わざわざ福寿院まで案内してくださって!!!
お優しい!
暑い中、本当に本当にありがたかったです!
案内していただいたのに、趣あるお家の並びが似た雰囲気で、さっぱり覚えられませんでした。
5年後も迷う自信があります!!
どうしよう!!(笑)
しかも、ご案内くださる道を確認し、神社と地元の方に導いていただけなければ、私、ひたすら福寿院とは逆方向に、道を突っ切るところでした……
危なかった……
どんどん福寿院から遠ざかっておりました……
おかげさまで、送り届けてくださったおかげで、無事に間に合いました!!!
ありがたい!!
本当にありがとうございました!!
芳名帳に記入し、そこで、5年前に出会い、共に古髙俊太郎 遺徳顕彰会(全国版)を立ち上げていただいた同志と再会し、喜びをともにし……心は華やぎときめき、高鳴って……
その後、お世話になっている京都歴史研究會の皆様と再会し、ご挨拶もそこそこに、歴史を愛し、学び、調べ、先人と歴史とを知りたいと研究する皆様の貴重なお話を拝聴できて、とっても有意義に開始までの時間を過ごせました。
神事の開始の雰囲気が生まれるギリギリのギリギリまで歴史のお話を聴かせていただきました。

晴天酷暑の中、神事が執り行われたのですが、神事の最中は、終始、涼やかな風が吹き続け、俊太郎さまが参拝者を優しく気遣い、いたわってくださっているような、そんな思いでした。
俊太郎さまは、烏丸卿に和歌を師事し、舞踊にも通じておられたとの説がございますが、神事の奉納舞(?)の時には、巫女さまの周りにさやさやと風が吹き……
俊太郎さまが、その場、その時を愉しまれているような、お喜びになっておられるような風情があり、私も感無量、立ち会えたことの喜びをかみしめておりました。

しかも、神事の途中、招魂の儀の際などにおいては、アゲハ蝶がひらりひらりと会場に舞い来たり、俊太郎さまの魂がお越しになっているのだと感動いたしました。
玉串奉納は、ご子孫様と来賓の方々だけでしたが、参列できなかった皆様の思いも共にという心で、俊太郎さまをお迎えし、そのご遺徳を偲び、神事に参列させていただきました。

来賓の方々が、慰霊祭という趣旨をいまいちご理解されていないのか、ご挨拶時に「おめでとうございます」と繰り返しおっしゃっていたことが非常に残念でしたが……
私の認識といたしましては、慰霊祭なので……慶事ではなく、無念の死を迎えた俊太郎さまの魂をお慰めし……そのご遺徳を讃え顕彰、後世までも継承していく場だと思うのですが……
古高町の人々も、もともと古くからお住まいの方々の高齢化が進み、語り部であった長老と呼ばれる方々をも見送ることとなり、新しく移り住んでこられた方々も増えているとのことでしたから、この機会に、是非古高町に生まれた偉大な人物である俊太郎さまのことを知ってもらえるような……そういう慰霊祭になれば(今後、そのような趣旨を色濃くした内容にしていければ)と思うのですが……
古高町の古髙俊太郎先生遺徳顕彰会は、古高町自治会の皆様が兼任されておられるので、いわゆる町内会と同じですから、町民が会員で、そこから会長や副会長など会の運営メンバーが選ばれる現状、定期的に運営体制が変わってしまうので……
例えば自治会運営が、町内会のように持ち回りの当番制だと、俊太郎さまのことをまったく知らない方が担当する年もある可能性もあり……
なかなか、神事仏事として慰霊祭を開催する、以上の内容を求めるのは難しいのかもしれません。
参列者には来賓として守山市長をはじめ、地元の議員の方々、小学校や幼稚園の校長先生など、気を遣う相手をお迎えされるので……
それを自治会の年間行事のイレギュラーとして取り扱うというスタンスでは、一般のご家庭の、歴史に興味もない、仕事や家事で忙しい、そういった方々が無理をしてなんとかこなす、という域を出ず、俊太郎さまを知る、或いは知ってもらう、というステージには、なかなか進めないのかもしれません。
もどかしく、悩ましい課題です。
そういう意味では、古高家のご子孫様が、「古髙 俊太郎先生のことを子どもにも語り継いでいきたい」とおっしゃったことは、とても印象的で喜ばしく、未来に希望を抱く思いでした。
できれば、守山市が主導して、今一度、古髙 俊太郎という勤王志士について、認知を広げるような、文化的な活動が起こればありがたいのですが……。
本格的に勤王志士としての活動をしていたのが京都であったことを差し引いても、お父様の周蔵氏は大津代官に仕えておられて、俊太郎さまも古高町で育ったわけですから……
滋賀県にしかない、守山市だからある古い史料などが、探せばあると思うのですが……
粟田郡誌とか、近年よりなので……
一次資料を……誰か……何処か……
一次資料を見つけていただけないかと……
研究し書籍にしてください……。
可能なら、私に史料や資料をお分けいただけないでしょうか?
後世へ遺すべく、いつか資料館やアーカイブ的な情報集積&交流の場を創りたいという野望を持っております。
古髙 俊太郎さまに関わる一次資料を切望しております。
まぁ、現状では、全然、全然なにもできていないのですが……
地道にコツコツ……小さな一歩を……
人生かけて重ねてゆく所存です。
仲間も増やしたいです。
間口を広く、敷居は低く、そうして俊太郎さまを知りたいと思う方、学びたい、調べたい、語りたいという方を集めて、みんなで和やかに楽しく、遺徳顕彰していきたいです。
古高町民誌をご購入された方と、慰霊祭でお会いできたことは、本当に本当に嬉しい出来事でした!!!
発信しても、なかなか反応がないことが多く、むしろデフォルトなので……
あの感動のひと時……
幸せいっぱいでした。
お声がけくださり、ありがとうございました!!

なお、古高町にある古高家代々の墓も、一部手入れがされて、美しくなっておりました。

他にも、長い長い一族の歴史を伝えるお墓が沢山ございまして、一部は砂岩で作られているため、風により劣化し浮き上がっているものもありましたが……
なかには、戦国時代の方のお墓もあるとのお話……見つけきれませんでした!!
慰霊祭のあとは、顕彰会仲間と、そのお友達の新選組を愛する方と共に、久しぶりに毘沙門堂へお詣りしてきました!!
本当に本当に久しぶりに足を運んだので。
塗りたてだった改修後のお堂もいい感じに落ち着いた風情になっていて、けれども鮮やかな飾り彫刻は、まだ美しく……
近年の強すぎる日光の影響か、今は襖をしめきり、参拝客が出入りの際だけ開けるというスタイルになっておりました。
襖絵を守る意味では大切ですよね。
昔より退色したように思いました。
相変わらず唐獅子さんや龍は愛嬌のあるお顔立ちで、特に私は唐獅子さんがお気に入りです。
可愛い。
とても可愛い。
あのデザインのご朱印帳とか欲しい。
御朱印も特別御朱印が沢山あって、色とりどり、季節にちなんだデザインで可愛かった!!
欲しかった!!
でも我慢した!!
お金がないので!!(泣)
お線香だけ買いました。
以前にいただいたものが残量僅かなので。
緑に囲まれると心が和み落ち着き癒されますよね。
本堂も霊殿も奥ゆかしい趣のあるお線香の香りに包まれていて、心が落ち着きました。
運良く、人も少なくて、静かな時間をいただけて、心静かにお詣りできました。
新たにご縁得た友と志を同じくして支えてくれる友と過ごす時間……とてもありがたく、嬉しい時間でした。

そういえば、境内には、まだ紫陽花が美しく咲いておりました。まさに満開。暑さにも負けず健気な姿に胸打たれると共に、あの大きくて見事な枝垂れ桜は、この酷暑で弱っていて、葉っぱがしなしなと元気がなく、心配になりました。
ともに、この夏を乗り越えようね!
と、胸のうちで激励しておりました。
あと、辨財天さまの池には、どデカいオタマジャクシがいっぱいで……ちょっと怖かったです。
とってもとっても大きかったので(笑)
見事ともいえるサイズでした。
インパクト!!
本堂で拝見する毘沙門天さまのお姿、ただいま戻りましたと言いたくなる懐かしさと安心感。
随分と無沙汰をしてしまったので。
申し訳なく思いつつ、いつも見守ってくださっている、そのことを強く感じました。本当に暑くて……
それはもう暑すぎて……
なかなかに厳しい暑さてしたが(笑)
前日には滋賀県に竜巻注意報も出ていたことを思えば、本当にお天気にも恵まれて……
無事に良き日を過ごせて幸せでした。
俊太郎さまのお導き、ご加護に心より感謝するとともに、俊太郎さまを近く感じられる時間を過ごせて本当にありがたく、幸せでした。
5年に1度、この貴重な慰霊祭に立ち会えた喜びを胸に、けれども日程が決まったのが1ヶ月前ということで、参拝したくともできなかった皆様のことを想い、胸が痛むのでした。
ちゃんと、皆様の思いも、愛もご一緒に、参拝いたしましたからね。
きっと、俊太郎さまを想われた人のもとへは、誠実さを、真心を大切にされていた優しい俊太郎さまのことですから、「おおきになぁ」とお礼を伝えに訪れておられたのではないかと思います。
俊太郎さまは、いつも、私たちに寄り添い見守っていてくださると、私は思っているので。
もし、今も悲しみのなかにおられる方がおられましたら、その御心に俊太郎さまの慰めと癒やしが訪れますように。