あなたが最近、
涙を流した日はいつでしたか
それはどんな時に流した涙でしたか
私たちが流す涙の理由は
大きく3つに分類されます
1. 基礎分泌
涙は目の上部にある涙腺から出て、瞬きによって均一な層を作るとされる。それが基礎代謝の涙で、人は無意識のうちに1日に283.5グラム、年間では3.8リットルも生成しているとか。
そういった涙は粘液層(ムチン層)、水層、さらに外側の油層など3層に分かれ、それぞれ涙全体を安定的に広げたり、細菌を寄せ付けず、角膜が傷つかないよう守ったり、他の層が乾くのを防いだりする役割があるそう。
2. 刺激性分泌
刺激性分泌とは、反射作用によって出る涙のこと。例えばタマネギの香りが大気に触れると、即座に揮発性のガスが発生。それが虹彩を刺激するため、涙が止まらなくなる。
これが刺激性分泌の涙で、異物を取り除き、放出量も多いとされる。
3. 情動の涙
3つ目の情動の涙は、悲しかったり辛かったりする時に出る涙のこと。涙を流すことで気分を落ち着かせ、同時に増加した心拍数や低下した呼吸数を正常に戻す働きもある。
しかしこれに関しては科学的に解明されていない点が多く、実際、悲しくて泣く場合でも、同情を得たり、服従を示したりする社会的な心の働きがあるとも考えられている。
ただし、最近の研究では、情動の涙にはストレスホルモン(脳から分泌される「プロラクチン」や、副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」)が多く含まれているとする研究も。
また、ストレスの苦痛を和らげる自然の鎮痛剤「エンドルフィン」も多く含まれているとされており、涙は、体にたまったストレスを外へ放出させることで、苦痛を緩和させ、気持ちを静める役割を果たしているのでは、という見解もある。
(IRORIO 大航海さんコラムより)
昨日のさとりyoga
lesson最後にいつも行なう瞑想…
今回のお題は
『今日のlessonで感じたこと』でした
身体のことでも、
呼吸のことでも、
心のことでも、
どんなことでも感じたことを
あらためて言葉にするワーク
シェアの最中
体験を頂いていた女性の目から
「どうして涙が出てくるのかわかりません」
ただただひたすら溢れてくる涙を拭う彼女
ただ、不思議な感覚を味わったという
この女性は、
とても純粋な方
ただひたすら、呼吸を味わい
身体を感じること、心を感じることに
集中されていました
初対面の仲間と共に過ごす
いつもの時間に増して
心の深部まで染み入る
クリアーな意識は
きっと3人で共有できた感覚だったのだと
思っています
その後のlessonでの瞑想でも
親子で参加された
お母さまの目から涙が…
そういえば、
先日、話をしていた女性も…
カフェでの生演奏、音楽を聞いて
ただただ涙が出てきた時の話を
思い出して話してくれていたのですが、
その話をした瞬間、
目に涙が浮かんできて…
その意味を聞いてみても
『わからないけど、思い出すだけで
涙が出てくるの』と…
自分で訳のわからない涙
嬉しい訳でも、
腹の立つ訳でも、
悲しい訳でも、
楽しい訳でも、
感情が高ぶったり、
それはきっと
潜在意識まで潜りこむ感覚
私たちは知らず知らずのうちに
自分への制限やブロックを作り出しています
それは、本人が意図して行なっているものではありません
「~しなきゃ」「でもムリ」「やめておこう」「こうしたほうがいいよね」
そんな言葉を口にすることはないですか?
人には健在意識と潜在意識という二種の意識があります
健在意識という、
日頃感じている意識が
氷山の山の一部分だったとするなら
潜在意識は、
海の奥深くまで達する隠された氷の大元
その、潜在意識という
自分たちが感じ得ることが難しい部分の氷が
ほんの少しだけ溶けていく感覚
その表現がいちばん近いのかも知れません
自己への罪悪感…
そして
許し…
解放…
それらが無意識のうちに行なわれ
少しづつ、少しづつ
私たちの意識を
大いなる存在と繋がる『真我』へと
導いてくれることでしょう
ストレスの緩和
そして、心の浄化
私たちは、涙を流していくことで
成長していけるのです
大きな意識といっしょになるその日まで
泣いて、笑って、喜んで、
怒って、哀しんで、楽しんで…
それは、人として生まれてきたからこそ
味わうことができ、
そして、表現できるのです
そんな
味わい深い毎日を
みなさんも、もちろん私も
送っていければいいなと思います
朝露に濡れる葉っぱや花
水に映る太陽の光
頬にあたる風
たくさんの自然
から、
クリアーなメッセージを受け取りましょう
そして、涙を流しましょう
心も身体もしなやかに
なりたい自分になる