青色MR-TADFでは、スペクトルを狭くしようとパイ共役を広げるとバンドギャップが下がり、発光が青緑へずれてしまいます。

蘇州大学のZhaoらは、B-O共有結合を二つ、17縮環のホウ素四中心骨格の内側に組み込むことでこれを避けました。骨格が剛直になり、電子の非局在化は広がるのに、バンドギャップはほとんど動きません。

n-ヘキサンで461 nm、半値全幅11 nm。ドープ膜のPLQYは99パーセント。一重項三重項差はおよそ0.001 eV。kRISCは5.32 x 10^5 s-1。分解温度490度。

共ホスト素子では最大EQE 40.3パーセント、EL 474 nm、EL半値全幅16 nm、CIE (0.11, 0.18)。5000 cd/m2でも22.8パーセントを保ちます。水平双極子比は93パーセントでした。

青で5000 cd/m2まで効率が残るのは珍しく、これは速いRISCの効果です。16 nmの幅でこの色座標なら、カラーフィルターを減らせる可能性があります。

全文と素子構成: https://www.lamko.co.kr/research-highlights/4b4n2o-ultranarrow-blue.html

日本語の詳しい版: https://note.com/noted_lumora/n/n713141e68361

論文: Angew. Chem. Int. Ed. 2026, DOI 10.1002/anie.3322675