キーボードの掃除と 使いやすさ向上… | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

先日LoupedeckのボタンにBONDICで印をつけて使いやすくした(つもり)。

 

それに味をしめて、今度はキーボードにも同じ工夫をしてみる事にした。

 

使っているキーボードはKeychronのK7 US配列。

散々店頭であれこれいろいろなキーボードを試し打ちして「これ」と言う物を選んだので、打ち心地に不満はないのだけれど、不満に思う点はいくつかある。列挙すると…

  • Fnキーが左側に無い
  • カーソルキーが他キーと混在していて押しにくい
  • Enterキーの右にキーがあって邪魔くさい
まぁ、この3つに尽きる。
 
以前からことある毎に書いていると言うと大げさだけれど、指1本でパチパチうったり、適当にタイプする人なら問題は無いかもしれないけれど、きちんとタッチタイプをする人にとっては、ホームポジションはとても重要なのだ。ホームポジションから手を動かさず、指先だけを動かして全てのキーを打つ。
だから、時々「Shiftキーなんて1個あれば十分」とか言う人が居るけれど、「タッチタイプができない素人さんだからね」と公言しているようなものだと思うんだ。
Shiftキーは常に他のキーと合わせて使うキーだ。だから片方…例えば左側にしかなかったら、左側にあるキーと一緒に使う時、ホームポジションから手がずれてしまう。それだけで打てる文字数が減っちゃうんだよ。
 
まぁ、それを言うならCtrlも同様に右側にも無ければおかしいって話になってしまうと思うのだけれど、まぁそこは機械式タイプライターの時にはCtrlなんてキーが無かったからな…としか言い様がない。そこに諦めが付くならShiftだって一緒じゃん!…そう突っ込まれそうだけれど、なんていうかね、Ctrlキーの出番は、文章を打ち終わったタイミングでしょ。文章を打ち終わった後、Ctrl+Aで全文選択したり、Ctrl+Pで印刷をしたり…手がホームポジションから離れてもさほど入力作業に影響がない。翻ってShiftキーは文章入力中に使うものだ。だから文章入力の流れを止めないためにもShiftキーが片方なんてあり得ないんだ。
 
そうそう、自分でも今閃いて書いてみたけれど、これが真実に違いない。自分でも信じられそうな仮説になったぞ…と驚いている。でも、多分概ね間違っては居ないと思う。
 
そのShiftキーと同様、文章入力中に頻繁に使うのがFnキーだ。
フルキーボードを使っている場合は、さほどFnキーの出番は無いかもしれないけれど、K7はキーの数が少し少ないコンパクトサイズ。F1などのファンクションキーが省略されていて、Fn+数字キーでファンクションボタンとなるのだ。
だから、文書を入力した後、ひらがなやカタカナ、英字などへの変換などで利用する頻度が高い。そのFnキーがこのK7では右側にしか付いていない。せめて左側に付いていればまだ使えたのだけれど、この配置はとても使いにくい。まぁ慣れるしか無いのだけれど。
 
カーソルキーも今まで使っていたPFUのHHKB Lite等は同じコンパクトサイズでありながら、カーソルキーだけ少し間を空け、段差をつけ少し下に下がった配置でキー入力の邪魔をする事は無かった。が、最近のコンパクトサイズキーボードはどれを見てもこのK7のような配置になってしまっている。タッチタイプをしている限り、間違えてカーソルキーを押してしまったと言うことは余りない。けれど、時々Enterを押すつもりで↑キーを押してしまう事がある。更に言えば、何かの拍子でホームポジションから手がずれて、それでもEnterキーを押そうとしてPage upを押してしまったりする事もあって、このキー配置は本当に嫌いだ。
 
後は読書などをしている時、手をホームポジションに置くでもなく画面を見ていて、ページをめくるためだけにキーボードに指を乗せる。こんな時はキーが自照式なので、暗がりでも見えはするのだけれど、目は画面に行っているので、できれば手探りで場所を知りたいよな。
 
そう思って工夫をしてみる事にしたんだ。
 
でも、勝手から表面はそれなりに掃除しているけれどちょいと汚れが目立つ。

 

キー表面は無水アルコールで拭いたのだけれど、拭き後が見えるし、実際には掃除が行き届かなかったところがテカテカ光っているし、キーの間に埃が…

 

って事で、キーを外して掃除。

 

Keychronの良いところは、キーボードにこのキーを外すための治具が付属してくる事。これが無いと安全にキーが取り外せないからね。

 

全部のキーを外して、無水アルコールで吹き上げて、筐体もきれいにして、キーを元の位置に戻すパズルゲーム開始。まぁ余り迷う事は無かったけれど、長年JIS配列キーボードだっただけに、細かい記号の位置などは危うかった。

流石に事前に写真を撮って、万が一配列を忘れている時もすぐに答えが分かるようにしていたから迷いはしなかったよ。

 

掃除後のキーボードがこちら。

写真だと1枚目の写真と余り違いが分からないかな…

 

で、先ほど書いた対策だけれど…

まず、ホームポジションを示す「F]と「J」に付いている突起にBONDICを使って少し山を増やした。突起がなだらかすぎて、お年寄りの指ではよく分からないんだ。

 

この工夫で、しっかりホームポジションが指で分かるようになった。

 

そして、Fn2キーと「←」「→」キーにもBONDICで印をつけた。

 

Fn2キーは真ん中に大きめの突起、「←」にはキー左側に小さめの突起、「→」にはキー右側に小さめの突起。

 

これで手探りでもページ変更のためのカーソルキーの位置が分かるし、タッチタイピング中に小指で探れば手触りでFn2キーが分かるようになった。

 

もうたったこれだけで使いやすさ爆上がり。

BONDICあって本当に良かったよ。