北海道上陸前と1日目のさわりだけ | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

こんな船に乗って、今北海道の釧路にいる。


新日本海フェリーのあざれあ。

そのスイートルームで過ごしたよ。

専用テラスには椅子と机が備え付けられて、どうぞ日光浴をと促している…が、実際には、寒くて外に居座るのは試練だったよ。


部屋の中はこんな感じ。


奥左にガラス張りの風呂とその手前に曇りガラスで仕切られたトイレ。


1990年台は毎年先代アザレアあざれあ(*1)に乗っていたが、先代に比べてスイートが狭くなって、サービスも簡素になってしまった感がある。

まあ、今の時代にあっていると思うけれどね。


テラスに出て外を見ていると、カモメがこちらを見ながら飛んでくる。


なんだろうと思っていたのだけれど、後で後部デッキに行って理解した。

かもめに向かって餌を与えている人がいるのだ。

あちらも餌をくれる人を探している様子。

申し訳ないが、餌になるものは持ち込んでいない。悪しからず。


5階の後部デッキへは両側の通路を通っていくのだけれど、窓際に置かれたスツールに陣取っているる人がいる。


多分、ステートクラスを予約した人たちが寛いでいるのだと思う。それ自体は全く悪くはないのだけれど、じじいの年齢の老体にはその姿が国鉄の夜行特急や夜行急行に乗って床に新聞紙を敷いてねていたり、ところ構わず酒盛りをするおっさんに重なって見えてしまった。


本当に悪気はないんだよ。この狭い通路に人がわんさか集まって、弁当や酒を広げている風景の(*2)雰囲気が似ていて懐かしい気がしたというだけなんだからね。


スイートルームの代金に含まれているランチ。

一般客はレストランに並んでご飯。だけれど、ステートからかデラックスからか知らんけれど、予約すればグリルで並ぶことなくこのしょくじをたんのう食事を堪能(*1)できる。


お品書き。


夏野菜の煮こごりと北海道産完熟トマトのすり流し


玉蜀黍の茶碗蒸し 雲丹餡


北の幸まるごと重と汁椀


北海道産赤肉メロン


貧乏が常のじじいには、昼からこんな贅沢して良いんか?と自問自答の時間だった。

うまかった。


夕食は今感じ


水天一碧の日本海

北の幸フルコース


アミューズ/北海道産赤肉メロンと早来産生ハム 塩ヨーグルトソース

オードヴル/季節のかんぱちマリネ柚子胡椒風味

スープ/かぼちゃのボタージュ

魚料理/北海道産帆立のホワレ ソース・ウールサン

肉料理/北海道産牛ネックのグラーシュ 夏野菜を添えて

オーセントホテルメイドパン バターロール・バゲット

デザート/オーセントホテル謹製 ホワイトチョコレートのムース 桃シャーベット添え

コーヒーまたは紅茶


だそうだ。


特にアミューズが美味しく感じた。

生ハムとチーズとヨーグルトってこんなに合うのねと感心したよ。


魚料理も絶妙な味加減だったし、肉料理もどうやったらあんなに肉を柔らかく仕込める?と感動した。


普段は一滴も酒を飲まないじじいだけれど、船の中では昼にビール、間食時に缶チューハイ、夜に日本酒と酒を飲んでしまった。たまにはね。


で、部屋に戻ってすぐ寝てしまい2時間後に目が覚めたら眠れなくなってしまった。

仕方なく起きていた。運転中に眠くならないか不安。


小樽港に入港直前の船上からうつした北海道。写真右に見切れているけれど小樽港。

写真中程の凸凹は札幌のビル群。だよね?

左に続くのは何?どこかの島?と聞いている老婦人がいらっしゃったが、あれは北海道の上側宗谷岬に向かう陸地だよ。



まあ、そんな感じで北海道上陸前は過ぎましたとも。

船の中はほとんど携帯の電波届かず。

動画や本などは事前にダウンロードして持っていくことが大事。

考えてみれば、じじいが毎年利用していた1990年台はまだスマホがなかった。だから、電波が届かなくてもさほど困らなかったんだなと実感。


次回はまた続きでも。


あ、北海道ナンバーの車は私が法定速度で走っているとものすごい勢いで追い越していく。

見通しの効かないカーブの手前でも、時には黄色車線でもお構いなくだ。

いつから北海道は治外法権の国になったんだ?

目測で100km/hは普通に出ているよね。


そしてそれを見て「あ、それでいいんだ?」とでも思ったか同じように加速して無謀な追い越しをする内地の車…勘弁してください。

正直見(*1)も知らないあなたたちがどこで事故を起こそうと私の知ったことではないし痛くも痒くもない。

でも、巻き込まれたくはないよ。


今日も調子に乗って対向車線で追い越しをかけた車が追い越ししきれず対向車線…つまりじじいに向かって真正面から突っ込んできかけたよ。


じじいも思わず減速したし、事態に気がついた対向を走る車が減速して戻るスペースを作ってくれたから事故にはならなかった。


はっきり言って北海道の人は運転が下手だ。

下手というか、余りにも良い環境(信号のない/広い道路に/少ない車)に恵まれすぎていて、追い越せるかどうかなどの見切りが下手くそ。甘すぎて「もう運転すんな!」レベル。そんなのが脳天気に運転しているんだから始末に悪い。


もちろん、全員がというつもりはないけれど、そんな甘い環境に慣れ切った井の中の蛙が、「俺は世界一運転が上手いんだ」とイキって運転したらさあ大変!そんな輩が多いんだってことだよ。


じじいの兄は(*1)、一応大学卒業前に車の免許をとった。

親戚の子供を乗せて走ったら「こわい」と言われて凹んで運転をしなくなった。

で、アメリカに転勤したら車を運転しない訳にはいかず、アメリカで免許を取ろうとしたが2度落ちたらしい(アメリカに教習所はなく、勝手に練習して、試験官を乗せて合否を判定してもらう一発勝負形式らしいよ)(*2)


「試験で落ちたことは後にも先にもこれだけ。すごい屈辱!」と言っていた。が、そんな兄もアメリカでは運転ができた。住処のフェニックスから車に家族を乗せてナイアガラも見に行ったらしい。

そんな兄が日本に戻ってきたらまた運転ができなくなった。理由を聞くと「こんな狭い道で運転できる気がしない」とのこと。


ちょっとした路地、いわゆる4m未満の道幅の道路でも日本では対面通行の道も多い。が、アメリカではそんな細い道は一方通行以外あり得ないらしい。

まあ、アメ車といえば縦も横も大きいから、そんな幅の道とは相性が悪かろう。兄もアメリカではフルサイズのアメ車(あちらの国産車)に乗っていたらしいから、そのサイズ感に慣れた兄の目に映る日本の道への評価は、兄目線では妥当なのだろうな。(*2)


北海道の人も多かれ少なかれ同じ境遇だと思うよ。

決して馬鹿にしたい訳じゃない。

与えられた環境が違うので得られる常識も違うと言う事かな。

せめて、見通しのないカーブの手前で強引に追い越す無謀さは理解して欲しい気持ちでいっぱいだよ。


因みにそんな「運転が下手」になりそうな環境下で、じじいのハイブリッド用(*1)電池が切れたインサイト(ZE2)の燃費は29.5km/l位を記録している。東京では15km/l前後、埼玉などを含めても20km/l前後しか記録できない(程、他者との駆け引きや信号などでのGoStopが多い地域を走る)(*2)車がだ。如何に走りやすい環境が分かっていただけるだろうか…何も苦労せず走りやすい環境で走っているから、たまに出てくる「追い越しを安全に完了させられるか」という判断をする機会が極端に少ないんだと思うって事。お願いだから「きけんうんてん」って何だっけともう一度考えてくれ!


*1:2024/07/15 02:58 誤字訂正

*2:2024/07/15 03:03 文章挿入