カメラのレンズやレンズフィルター、そしてファインダーそれぞれの形に合わせたクリーニングキット。
長年、こういうものを使わないやり方で頑張ってきたけれど、いつもどこかにゴミが混入している事に我慢ができなくなったというか、藁にもすがる思いでの購入。
早速使ってみようと思ったんだけれど、後述するクリーニングティッシュで汚れが落ち切っちゃったので今回は「買ったよ」というだけで出番がなかった。
今後の活躍を期待している。
それとも無理やり使ってみれば良かったかな…でも、効果が確認できないから使うのは無駄だもんな。
そう書いて、一段落した後、改めてレンズを見たら結構汚れているものもある。
レンズクリーニングティッシュでかなり汚れは落ちたけれど、ウェットティッシュの限界というか拭きムラが出ているところもある。
という事で、舌の先も乾かぬうちに使って見み(*1)る事にしたよ。
結果。
すげー!!!
この一言に尽きるね。
今までのお手入れがいい加減だったと言われて仕舞えばぐうの音も出ないが、正に「一皮剥けた」という表現がピッタリと言いたくなるくらい明るくなった気がする(ものもあった)。
今回はレンズ用/フィルタ用/ファインダ用の3本セットを買ったのだけれど、購入前はそんなに違いがあるものかね?と懐疑的だった。
最初に間違えてフィルタ用でレンズをクリーニングしてしまった。
それでもキレイに掃除ができたように思うけれど、レンズ用で改めて拭いて見み(*1)たら、確かにフィット感が違うのね。やはり専門のペンを作るだけのことはあるんだなと実感。その体験をできたことも含め3本セットを買ったのは正解だったかな。
余談だけれど、じじいは基本的にあまり保護フィルタは使っていない。
45mm/f:2.8Pはレンズがフィルタが同梱されていた記憶がある。
その他、1〜2本程度のレンズに対して、なんとなく保護フィルタをつけたけれど、基本「のめしこき(なまけもの)」の性格が買うのを躊躇させているんだ。
なので、最初はレンズペンだけを単体購入しようとしたんだ。
でも、Amazonでハクバのレンズペンを探すとフィルター用やファインダ用は見つかるけれど、レンズ用はリンクが表示されなかった。
では、他のところでは?と検索して見み(*1)たら、「訳あり」と称して楽天でアウトレットのレンズペン3本セットがあったんだ。3,669円。
訳ありの意味は「包装に傷みがある」だけで性能に支障はないとのこと。
これは安くてお得?と思ったんだけれど、よくよくみれば案の定別途送料が660円かかる。
じゃあ、Amazonで3本セットはいくらなん?と調べたら、楽天の訳ありより安い3,655円で販売されているじゃないの。
この価格なら3本セット買っちゃった方がお得じゃね?と思えての購入だったんだ。
「レンズ用だけで良い」と思っていたけれど、実際3本セットを使って見み(*1)たら「セットを買って良かったと思ったよ。
どのペンも効果を実感したけれど、特にファインダって奥まっていて角に埃が溜まっちゃうんだよね。カメラ専用ではないけれどパソコンなどに使えるクリーニングキットは持っている。そのキットの細かいところを掃除する道具を使えば、それなりにキレイにはできるけれど、そのキット、細かいところを掃除するために作られたと宣伝している割に、細かいところを掃除するためには持ちにくい形でね(名誉のためにメーカーや製品名は伏せとく)。なので、今回のレンズペン(ファインダ用)には感動しちゃったよ。
鉛筆のように持って、ファインダに特化した小さなペン先をくるくる回すだけで隅から隅までファインダをキレイにしてくれるのは本当「すげー」と思っちゃった。
レンズがキレイになっていく様を見ているのも感動的だったけれど、ファインダは今まで「撮影した結果には影響がないから…」と諦めの境地でいたから特に強く思っちゃった訳だ。
そんなことも含めて、3本セットはちょーお勧め。
ハクバ レンズクリーニングティッシュ(KMC-78)
合わせて購入したのが同じくハクバの「レンズクリーニングティッシュ 100枚入」
こちらはウェットティッシュでレンズのみならず、スマホやタブレットの画面を拭く事にも応用できるもの。
個包装されたものがミシン目で2個ずつ連結されている。
1つずつ切り離されていると、ちょっと雑多に機材が入ったバッグの中では見失いやすいサイズとも思えるので、2つ連結されているこのサイズはありがたいと思う。
こんな大きいの(*2)いらねーよって思うならミシン眼で切り離せば良いだけだしな。
取り出して見み(*1)るとコンパクトに折り畳まれた状態で入っている。
広げると12×16cmと大きく広がって使いやすそう。
実際レンズを拭いてみたけれど(事前にブロアで埃は吹き飛ばしてからな)、ウェット具合も絞れるほどの水分を含んでいる訳でもなく、これで拭いた後に拭き跡は残らない。
これで拭いても頑固に残る汚れを前述のレンズペンで落とす感じかね。
こんな与太話みんな知っていると思うけれど、一応書いておくけどさ、この製品も「ティッシュ」を謳っているけれど、一般的なティッシュペーパーとは全然別物だからね。
乾いたティッシュでレンズとか拭いたら「目に見えない傷をつけている」行為なんだからね。メガネやカメラのレンズ、大事に思うならスマホやタブレットの画面、パソコンモニタの画面などはティッシュで拭いちゃあダメなんだからね。
閑話休題
でだ…
ここまでは「こんなものを買った」という話だったのだけれど、ここからは購入した時の「はにはに?」について。
この箱のPick先を見れば明らかなように、この「レンズクリーニングティッシュ」は型番がKMC-78で、50枚入りのKMC-77とAmazon限定で150枚入りのAMZMCLCT150が展開されていて、それぞれ売価が402円/668円/1490円となっている。
じじいは最初迷わず150枚入りをポチっていた。
こういう類の製品は数が多いほど安くなるのは当たり前だよね。
でもさ、何か違和感があったんだよ。わかる?
50枚入りが402円で50枚。8.04円/枚
100枚入りが668円で100枚。6.68円/枚
うんうん、安くなったね。次に期待…
150枚入りが1,490円で150枚。9.93円/枚
…あれ? 検算
1490÷150=9.93333333
間違っていないよね?
なんで一番単価が安くなることを期待されている大箱が一番高いん?
危うく騙されるところだったよ。
更に調べると、このKMC-78は旧製品なのかな。
KCM-78の販売開始が2018年4月3日。
これに対し、KMC-91という2021年8月31日販売開始の製品があった。
こちらは100枚入りで857円。8.57円/枚
Amazonページの説明を眺めてみても、こちらの方に「皮脂や指紋をキレイに落とす」とか「除菌率99%以上」いう宣伝文句が追加(明示)されているけれど、これらの事はKMC-78の方でも小さくはあるけれどきちんと明示されている事。
大体がクリーニングリキッドの成分がアルコールなので、わざわざ宣伝しなくてもどちらの性能もあるでしょと想像できるものだね。
多分、COVID-19が流行っていたので、それに対応して「除菌」などの宣伝文句を箱やネット上(ここではAmazon)のページで前面に打ち出した程度の違いなんじゃないかと思う。
何かしら性能に違いがあるなら200円程度の差額は気にせず新しいものを買うのもやぶさかではないけれど、「箱の違いだけ」なら安い方が良いに決まっている。
って事で、一番単価の安い100枚入り(KMC-78)を購入した次第。
ただ、ちょっと心配だったのが、このKMC-78の出荷元が「Amazon」になっている事。
普段ならある意味安心材料になる「出荷元:Amazon」表記なのだけれど、こちらの商品、実情は知らんけれど、すでに新しい代替商品が存在する型落ち商品。それがAmazonの物流倉庫に滞留在庫として存在している訳だ。
もしかして売れ残りの在庫処分品?だから安くしている?
いやね、普通の商品なら「売れ残り上等!安けりゃ正義!」っていえるんだけれどさ、先にも書いたようにこのティッシュはクリーニングリキッドと称するアルコールが浸されたウェットティッシュなんだよ。個包装されているとはいえ長期保存されている場合アルコールの揮発を心配するのは心配しすぎだろうか?
2018年販売開始だからといって、Amazonの物流倉庫に在庫している商品がいつから在庫しているのか「滞留」在庫と言えるほど長期間保管されているのか、その辺りは知る由もないけれど、ちょっとこの手の揮発性のある商品の粒流倉庫発送はドキドキする程度の賭けになることは間違いない。こういう時だけはメーカー直送が心強いね。
100%の状態がどれくらいのウェット具合なのかは知らんけれど、幸いな事にじじいの手元に来たものは十分実用に耐えられるものだった。一安心。
*1:2024/06/06 19:28 誤表記訂正
*2:2024/06/06 19/26 欠落補正