Kensington SlimBlade Proが届いたので使ってみた | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

Kensinton SlimBlade Pro(K72081JP)が届いたよ。

 

今まではAppleのMagic TrackPadを使っていたけれど…

 

SlimBlade Proに置き換えた。

縦横にはあまり大きさが変わっていないけれど、高さ方向はかなり高くなった。

 

トラックボールの設定には「KensintonWorks」アプリをインストールして行う。

ボタンの割り付けは取り敢えずこんな感じ。

 

ポインタの移動速度設定はこんな。

 

スクロール速度の設定はこんな感じ。

 

 

ボタン設定

 

懸念していた通り、左右・上下のスイッチ同時押しは8割方失敗する。

慣れの問題かもしれないけれど、ここで「あれ?あれ?」とやっているよりキーボードで操作した方が早いので、じじい的には4ボタンマウスと割り切ってしまうんじゃないかな。

 

ポインター設定

ボールを単純にクルクルした時の速度と、CommandやOption (Alt)、Cntorlキー押下を併用した時の2段階に速度を設定できるので、素早く移動するモードとゆっくり精密に動くモードを振り分けられる。

 

単純クルクルを早い方に割り当てるか、遅い方に割り当てるか悩んだけれど、遅くても、ボールを思い切りクルクルさせれば遅いモードでもポインタは画面の隅まで飛んでくれるので、遅いモードを標準、早いモードをCommand併用に設定してみた。

 

下の動画は、その遅いモードと早いモードでのポインタの移動距離を比べてみたもの。

ちなみに解像度は400/800/1600/3200dpiの4段階切り替えの内、800dpiを選択している。また、ディスプレイはDELLの27インチモニタ(U2723QX)。

 

素早くクルクル…いや、ぐるぐるしてみると、遅いモードでは十分追従してくれるけれど、早いモード(Commandキー併用)の時は全然追従できていない。

 

思い切りぐるぐるして、本来なら画面の端から端までピューっと飛んでいって欲しいのだけれど、意に反してポインタは全然動いていなかったり、画面の半分くらいまでしか移動していない。

多分にセンシングする速度が追いついていないんだろうな。

 

このトラックボールではボールをぐるぐる「転がす」のはNG、あくまでもお淑やかにくるくる「回す」上品さを求められているようだ。そう言う仕様だと思えば問題なかろう。

 

少なくとも、Amazonの評を見て危惧していた「普通に使っていてもポインタが追従しない」なんてことは今のところ皆無。特に低速で緻密な制御をしたい時にも素直に動いてくれているので安心した。

 

また、しばらく使っていると「多分Commandキー併用は使わなくて済む」と思えるくらい遅いモードが実用的なことに気がついた。

早く動かしたい時は、Commandキーを押すより、大きなボールを人差し指から薬指までの3本の指の腹で軽く弾くように(あまり強く弾くと前述の如く追従してくれないからね。匙加減重要)くるくるしてやると簡単に画面の端から端くらいまでポインタが移動してくれる。

この動作を見ると「親指操作のトラックボールにしなくてよかった」と思える。多分に親指操作のトラックボールだと、こんなことできないと思うんだ。知らんけど。

 

解像度(DPI)を変えたら追従性も変わるのか…これはいずれ検証してみたいと思う。
 

スクロール設定

ロジクールのマウスのセンターホイールでは、思い切り回転させると面白いように画面がスクロールする。

そんな動作を思い浮かべながら、移動速度を早く設定してみた。

 

結果、数千行もあるような画面をスクロールするにはとても快適だけれど、当然それを素早くスクロールさせる=数行まとめてスクロールとなる訳で、ボールを最小限回転させても数行まとめてスクロールされるため、例えば今書いているここの編集画面でも、ただでさえ狭い書き込み欄に写真を掲載した後で文章を書こうとすると、文章がほぼ写真に隠れ、スクロールすると数行いどうしてしまうため文章がよく見えない。とても不便だ。

そんなに何千行もあるようなスクロールをするのは本当に稀だと思う。

 

と言う訳で、上記写真の如く速度は遅めに設定。

この位置の設定でスクロールは1行ずつしてくれるようになった。

「慣性モード」をonにしているので、この速度設定でも、ボールを摘んでちょっと勢いよくくるくるすればそれなりに早くスクロールしてくれる。

 

この「摘んでくるくる」って使いやすいのか?と疑問だったけれど、やってみるとなかなか小気味良い。ただ、今までにないゼスチャーのため、今現時点では「あれ、スクロールってどうやるんだっけ?」と戸惑うことも多いけれど、慣れてきたらかなり良さそう。

少なくとも細かいコントロールをする時には、センターホイールを回すより微調整が楽に感じる。

 

スクロールについてもAmazonの評では「カチカチうるさい」と言うものがあった。が、じじい的にはうるさいとは感じないかな。

例えばデジタルカメラやスマホなどの操作音は全て消すけれど、それは周囲の人への迷惑を考えてとか、そんな音を立てんでもわかるわい!と言う気持ちだったりする。このマウスだって慣れたらうるさいだけだろうとは思うけれど、逆に作業中に音が出て確認できるから良かっぱいと思っちゃうんだよ。逆に上下・左右スイッチ同時押しの時にも「正しく操作できたよ」と確認音が鳴ってくれと思うくらいだよ。on/offできるのが望ましいけれどな。

 

また、同じく低評価に見られる「スクロール時(ボールを3本指で水平にくるくる回す所作でキーキー異音がする」と言う現象も見られないのは幸いなことだ。

 

 

  まとめてみると…

 

まだ数時間しか使っていないし、これからも設定は逐次変わるかもしれないよと言う前提で今現在の使い勝手をまとめてみると「トラックボールを買うならこれで正解だったかな」と思えた。

 

ELECOMのDEFT PROやHUGEとは比較してみたい気持ちはあるけれど、少なくとも親指でボールをくるくるするタイプのトラックボールにはもう未練がないかな。

 

 

 

このSlimBlade Proも使おうと思えば親指でクルクルできるので、親指を使って操作をしてみたけれど、やはり細かなコントロールがイマイチな気がするし、慣れの問題なのかもしれないけれど、やはり親指が疲れる。翻ってSlimBlade Proでは全然指が疲れないよ。

 

全体の中で特に「慣れが必要」と思うものは、スイッチ操作なんじゃなかろうか。

筐体上面を4分割して、大きなスイッチが4つついているのだけれど、この4つのボタンは上の2つは上側に、下の2つは下側に支点があって上下の中心に向かって押し込むタイプなので、例えばボールを指先で下方向に転がした時、手が下方へ移動する。その状態で左下スイッチをクリックしようと 親指を伸ばすとスイッチ下端部分に指が伸びてしまう。でも、そこをいくら押してもスイッチは反応しない。ボールを転がす指を離してホームポジション的な位置に戻した上で、左下スイッチの上端付近を押さなければならないのだ。

 

「スイッチは(上下の)中心(境目)付近をクリックする」

これを忘れないようにしなければならないのがちょいと面倒かな。

 

後は前述したように上下・左右スイッチ同時押しが難しい。

これは慣れか?

懲りずに挑戦はし続けようと思う。

 

最後に、このトラックボールは設定(スクロールやポインタの移動速度や慣性有無)で使い勝手が全然違ってくる。

じじいも30分くらいあれこれ試して今の設定になった。そしてこれからもあれこれ実践で使ってみて不具合を吸収していく予定。

設定をしっかりしない内に低評価をつける人は阿呆とだけ書いておこう。それはお前が悪いんじゃ。とな。

 

注)まとめの冒頭に「トラックボールを買うなら」と言う条件をつけたのは、Magic TrackPadからこちらに切り替えると、今までTrackPadのゼスチャー機能で便利に切り替えてきたいくつかの機能が使えなくなり、代替手段を設定する必要に迫られる訳だ。さほど大きなことでもないけれど、画面の拡大・縮小など老人には便利な機能もあったんだよ。

同時押しが簡単に実現できるなら、そこに割り当ててもいいかなと思っていたんだけれどねぇ。

 

兎に角そう言うことがあるので、手放しに「これを買ってよかった。他の何者にも変え難い!」と言い切れない。すごく使いやすいし、普通のマウスからの切り替えなら文句なしに「これの方が良い」って言えるんだけれど、TrackPadからだとね。ちょっとだけ失うものもあるんだ。

まぁどちらも接続しておくって言うてもあるけれど、それは机の上に広げる機器が多くなるだけで現実的案ではないよね。

 

  今後の予定

 

  • 解像度(DPI)変更での使い勝手検証
  • ドングル使用でのMac/Windows切り替え
  • 設定追い込み
今はこれくらいかね。
 
*1:2024/05/29 18:15 Pick追加