WF-1000XM5におけるCIOマグネットケーブルの問題点 | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

クラウドファンディングでCIOのマグネットケーブルを5本ほど購入した。

 

充電ケーブルの端子部分が磁石で脱着できて、オプションで別売されている端子も含め使用する機器に端子をはめておけば、ケーブルは1本でどの機器にも充電できますよという便利そうなケーブル。

 

メリットは

  • 端子の種類を気にせず、1本のケーブルで充電できる
  • 結構磁力が強く暗闇、目が届かないところでも簡単に吸着してくれる(事もある)
  • 無理なテンションがかかった時簡単に外れてくれる


端子とケーブルの吸着力はこんな感じ。


端子の近くに持っていけばよほど変な角度でない限り吸着してくれる。

例えばベッドに入って電気を消し、寝る前に充電しなければ…となった時、わざわざ電気をつけてケーブルを挿して…ではなく手探りでケーブルをつかんで近づけるだけで「カチャッ」と繋がってくれる。こらは便利ではある。

 

デメリットは
  • 端子が小さいので紛失注意
  • 端子が出っ張るのが邪魔
じじいの場合は消費電力表示機能付きケーブルを購入したので、消費電力が見えるのもメリット…というか、これを購入する以前もMcdodoなどの消費電力表示機能付きケーブルを利用していたので、CIOのみのメリットではないけれど便利な機能ではある。

 

また「1本のケーブルで」とは書いたけれど、充電したい媒体が複数ある場合はその分だけケーブルが必要になるのは当たり前。なので、じじいは使う場所が複数になる事も考慮して5本(作業机に3本、寝室に1本、持ち歩きに1本)購入した次第。

 

じじいのところではその端子をiPhone15ProMax、iPadPro、rakuten mini、SONY WF-1000XM5などにつけて利用している。 

 

iPhoneやiPadで使用している分には支障がないのだけれど1つだけ、(*1)SONY WF-1000XM5で利用しているときだけ事情が違った。

 

WF-1000XM4に比べ、容積を小さくしたというケースなので、ケース内バッテリーの容量が減ってしまったかもしれない事は仕方ないかもしれない。

ただ、(*2)XM4の時は2〜3日に一度の充電間隔だったと記憶ていているが、XM5になってから1〜2日毎の(*3)充電になってしまった。

そして最近は毎日…下手すると1日2回くらいケースを充電しなければならない羽目になっている。これはおかしいんちゃう?

 

このCIOのマグネットケーブルに製造不良があったと連絡があり、ケーブル交換ということになった。この不具合対応の中で、あるユーザさんから「WF-1000XM5につけたらバッテリ消費が早くなった」とコメントが上がっていた。

 

それを見て、思わず納得したんだ。

そう、極端にバッテリが持たなくなったのは、CIOの端子をつけてからじゃね?ってさ。

 

 

そして、先日ようやく重い腰を上げて実験してみた。

 

実験方法は単純にした。

  1. 充電ケーブルを接続してイヤホンを両方入れたまま、ケースを充電ランプが消えるまで充電する。
  2. ケースを充電ケーブルから外して放置。
  3. 一定時間が経過した時点で、イヤホンを装着しSONY Headphoneアプリでケースのバッテリ残量を確認する。
これだけの手順。
この間イヤホンが使えないのは痛いけれど、幸いなことにSONY LinkBudsがあるのでそちらを使うことにする。
 
で、最初にCIOの端子を外した場合実験開始から9時間1分後に残量を調べたら…

 

残量は100%だった。

 

使っていなければこの程度の経過時間で電力ロスはない。

 

そこで改めて充電ケーブルを繋いで充電LEDが消えるまで充電をしなおしてから実験開始。

実験開始とともにCIOの端子をケースに取り付けた。

そして一応3時間37分後に途中経過…

 

残量は100%

このまま行ってほしい…

 

9時間43分経過。

 

残量は…84%だった。

 

 

実は昨夜も実験をしていて、その時はよもやこれで電力消費があるとは思っていなかったので、あくまでも「電力消費ないでしょ」た言いたいための実証実験だった)(*2)ので写真も撮っていなかった。

実験結果は3時間45分経過で80%台(メモが消えてしまって詳細不明)、8時間40分経過時点で79%になっていた。

今回より悪い結果だった。そのため、今日改めて実験をしてみたんだ。

 

2回テストして、どちらも9時間経過時点でロスが出る。これはよろしくない。

前日のテスト結果を鑑みると3〜4時間経過時点からロスが目に見え始めているのかも。あまり頻繁に確認テストをすると、それのせいで電力を消費したのか判別がつかなくなるため、今回は昨日時点で差が出た9時間まで待ったんだ。そのうちこちらも1時間毎の経過を見てみるかもしれない。

 

テストの結果を見て…

WF-1000XM5だけの問題かどうかは分からない。

iPhoneやiPadでもロスが生じているけれど、バッテリ容量が大きいため無視できるだけかもしれない。

 

XM4と比べケースバッテリの持ちが悪くなった事もあるし、長い時には1日10時間以上装着している身としては、ただでさえ数回充電しただけでバッテリが空になるケースバッテリを勝手に無駄に消費してくれるのは大変困るのだ。

 

実験結果が証明してくれたので、今後CIOのマグネットケーブルは少なくともWF-1000XM5には使用しない。

そのうちiPhone、iPadでも実証実験をして対応を考えていく予定。

 

兎にも角にも、今言えるのは(少なくとも)

 

WF-1000XM5にCIO マグネットケーブルを使うとバッテリにロスが生じる

 

と言う事だ。

その事実を踏まえて、使うか否かはご自由にだね。

 

 

※このケーブルをPickしようとAmazonで検索したけれど見つからない。そして、これを書くために久しぶりにクラウドファンディングのページを見たところ、先日のMicroUSBで充電ができない不具合の他にも、いくつか不具合が出ていて対処中のようだ。MicroUSBだけに限らず、広く問題があるようで経過を見守りたい。

 

*1:2024/03/07 08:25 句読点位置訂正

*2:2024/03/07 08:29 冗長削除

*3:2024/03/07 08:26 誤記訂正