そしてまた40分かけて戻ってきて銀行へ向かったのだけれど、約束の時間まで1時間ほど空いてしまったため、久しぶりにハードオフふじみ野店へ立ち寄ってみたんだ。
AudioTechnicaのAT-2020とかちょっと買ってみても良さそうなものもあったのだけれど「いやいや、うちにはAKGがある!」となんとか誘惑を振り切ったよ。
まだまだ時間が有り余っているのでジャンクを見て回っていたら、ちょっと興味深いものが目についた。
それはLenovoのX240のジャンク。
製品自体は2013年頃のものなので古いんだけれど、CPUはIntel Core i7。
で、ジャンクの理由は「X」キーが紛失しているだけ。
電源ボタンを押してみたら、普通にWindows10が起動していた。
それでお値段5,500円。
これは買いでしょ?
私は近々Windowsのデスクトップ機を刷新する予定と、MacBookProにParallelsというWindowsエミュレータを導入する予定だ。どちらかには今のデスクトップ機のWindows10を引き継いでWindows11にアプデートすれば良いと思うけれど、もう一方には新たに入手しなければならない。
ならば、この5,500円のジャンクを買って遊んだ後は、そのWindowsだけ有効利用すればいいんじゃね?そしたら5,500円って無駄にならないっていうか、ちょーお買い得じゃん?
そう思ったのに、無駄なものを買うとスカイツリーより高く角を生やして、鬼の形相で睨む妻(を想像するほど、罪悪感に苛まされる)…を思うとついつい手が出せなかった。「どうせジャンクだし、今日18時に妻と合流した後、説得を試みて、許可を得たら買いに来れば良いや」と思ってしまったんだ。
しかし、じじいは耄碌していたんだけれど、今日は18時待ち合わせとしていたんだけれど、直前で19時30分に変更となっていたんだよ。
妻の職場からは弾道弾軌道でもなければ間に合わなかろう。
「ま、ジャンクだしな。明日買いに行こう」
そう思う事にした。
妻と合流して話をしたら、あっさりと許可は出たんだ。
そして今日、いつもは昼くらいまでベッドに齧り付いているじじいだけれど、今日は久しぶりに朝6時には目が覚めていたよ。子供みたいだな。
まっつぐハードオフふじみ野店へすっ飛んで行った。
でも、あるべき場所にあるべき物はなかった。
誰かが買っていっちゃったんだね。
そりゃそうだよ。あんな優良物件ないよな。
だってさ、キーボードなんて1,000円くらいで売っているんだぜ。
CPUが古いとはいえCore i7なので、最新のものと遜色なく…とは言わないし、ゲームがサクサクとは言わないけれど、普通に事務作業をする程度には十分に使えるし、汚くて傷だらけだったトップカバーや、紛失しているキー、容量の少ないSSDやHDDを新しいものに換装しても、元が5,500円だから「お買い得」以外の言葉が見つからないよ。
ものすごい後悔の念!
買っておけばよかった〜!
「たかだか5,500円だったし、最後はWindowsOS移植に使えるとあれば、全然無駄な金じゃなかったのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
ま、先に買われてしまっていたんだから仕方あるめぇ。それが運命だったんだよと泣く泣く諦める事にした。が、つい悪あがきで、この後オーケーストア川越店で買い物をする予定だったけれど、その前にハードオフ川越神明町店に立ち寄ったんだ。
残念ながらこちらのジャンクはあまり良いものがなかった…いや、正確にいえば実にジャンクらしいジャンクだったんだ。あのX240がジャンクらしくないジャンクだっただけだ。
で、物は試しとジャンクではないノートパソコンを眺めてみたら、いくつか注目の商品があった。
私はWindowsのノートブックを買う場合に好んで買うのがIBM (Lenovo)とPanasonicなんだ。どちらも頑丈で信頼性が高い。流行に惑わされず、基本を抑えた製品を多く輩出していると思う。
今回も候補に挙げたのはLenovoとPanasonicのパソコンだった。
これは偶然で、他の製品は色々条件に合わなかっただけなんだけれどね。
で、13,500円で2013年製のCore i5ノートパソコンか16,500円で2017年製のCore i3ノートパソコンか…
前述した通り、私が本来求めているのは「ちょっと遊んだ後は、Windowsをデスクトップ機に流用するためのモノ」なので、安い方が良いし、機能的に使い物にならないモノの方が後腐れなく処分できるというものだ。
なので、この二択なら迷わず安い方を選ぶべきなんだ。
更に見比べてびっくりしたのは、もともと私がIBMのパソコンを好んで使っていた最大の理由は「キーボードが打ちやすい」という事なんだ。
キーピッチ、キータッチの感触も全て完璧。そしてなによりも「G」と「H」の間に収まるトナカイの鼻のようなトラックポイント。タッチタイプができる者にとって、マウスを操作するためにホームポジションから指を離すという動作がもの凄い焦ったいんだよね。そんな無駄な動作で貴重な時間が無駄になっていく。
このトラックポイントならホームポジションから手を離さずにマウス操作ができる。
本当神様の仕様だと思うんだ。ドリフトさえ起きなければね。
しかし、2013年製のパソコンは、まさにそのキーボードだったんだけれど、2017年製のパソコンはみるも無惨なキーボードに成り果てていた。
トラックポイントがあるのは良いのだけれど、キーのサイズが一回り小さくなり、右シフトキーやESCなどの配列も変な場所に追いやられている。
更にじじい個人としては触ったことがないWindowsキーやら、なぜか独立しているPrintScreenキー。これはキー入力に苦労しそうだよという感じがプンプンする。
なんでこんな変なキーボードになった?
そんな感じだったのだけれど、よくよくみてみると2017年製のノートパソコンの方はすでにWindows11Homeが導入されているようだ。
映像出力もVGAではなくHDMIになっているし、なんとUSB-Cも備わっている。更に使えるのかどうか知らんけどWWAN対応のスロットがある。
これはWindowsの移植前に遊ぶのが楽しそうだ。
と邪な考えを持ってしまったのと、価格差が3,000円しかなかった事が災いとなり、ついついこっち(2017年製の方)を買っちゃったよ。
買ったのはLenovo X270(20HMA0A3JP)。
トップカバーは汚れや傷が結構目立つ。
開けてみるとキーボードにテカリが目立つ。
帰宅してすぐにバッテリで使ってみたところ、結構劣化はしているのかな。
仕様では10時間くらい持つはずのバッテリだけれど、実働が1〜2時間程度のようだ。
ま、こんなもんでしょ。ACを外した途端電源が落ちなければ良いのだ程度に思っていたので、逆に1時間以上使えるならラッキーと感謝している。
と思っていたのだけれど、その後Lenovoのツール「Lenovo Vantage」を走らせたところ、内蔵バッテリは製造日が2017年10月14日で使用カウントは26回、外付けバッテリの製造日が2017年11月25日で使用カウントが174回。
どちらも初回起動が2018年2月9日となっているので、多分この日近辺が購入された日なんだろうなという事が分かったよ。(*1)
いくつかのサイトを読ませていただいたけれど、メモリ増設、液晶交換、SSD換装、キーボード換装などさほど高額ではない遊びはてんこ盛りのようだ。が、全部あそぼうとすると結構なお値段となってしまうので、的を絞って遊びをしてみようかなと思う。
兎にも角にも触ったことのないWindows11、そして触ったことのないキーを備える日本語キーボード…慣れるのにしばらくかかるだろうけれど、遊ぶために買ったパソコンなので、色々楽しんで使ってみようと思う。
アプリらしいアプリも入れず、ブラウザでYoutubeなどを再生したりしているだけだけれど、これでもう「おっそ!」と思う感じ。可能ならマザーボード交換してCPUのグレードアップとかできないか調べてみようかな…
*1:2023/10/29 02:12 文章追記