2023/10/06改め「小石川植物園で撮り比べ」(*1) | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

10月5日「小石川植物園の彼岸花で写真比較」(実はタイトルから間違えている。正確には小石川『後楽園』…その内なおす)を書いた。
 
その中で古生代に生息していた古いデジカメをいくつか持っているという話を書いたのだけれど、そこで「近々持ち出して撮影してこようか」と書いたんだ。
 
実現するために、防湿庫の骨董品置き場の扉を開けて発掘して見たよ。

 

2007年4月発売開始のRicoh GX100(これも先日は勢い余って1000と誤記していた)。

 

詳しい仕様はリンクを参照だけれど、1000万画素のコンパクトカメラだ。

 

この当時のRicohのカメラはGRへ続くかなり良いカメラを作っていたので結構好き。

 

このカメラはViewFinderや19mmワイドコンバージョンレンズ、フード&アダプタ、NDフィルタなどを買い揃えていた。右下はサードパーティ生のレンズが繰り出してきたら蓋がそれに釣られて3分割で持ち上がる(外して落としたりしない)キャップ。

液晶ビューファインダはギラギラして嫌いと言ったけれど、ここで既に所有しているんだなと改めて意識したよ。

ただ、老眼が進んだ今は、視度調整ができないこのファインダでは画像がよく見えないので使えないのが残念だ。

 

2008年3月発売のSIGMA dp-1

SIGMAが誇るFOVEON X3という撮像素子を使って、1,400万画素なのに3,900万画素相当の撮影ができた。

カメラ自体の操作性などはタコとかゴミ以上の褒め言葉が思い浮かばないのだけれど、この当時としては信じられない解像度の圧倒的な画質がその「タコ」「ゴミ」をし凌駕して、有無を言わさぬ名機に押し込んだんだ。

 

 

2003年4月発売のCASIO EXILIM S2

実際一番使っていたのは、2002年6月発売の初代のEXILIM S1なんだけれど、こちらは既に手元にない。

 

上下2枚の写真では「薄い」カメラという雰囲気はわかっても、大きさが想像つかないだろう。

 

で、IKEAのファミリーカード(クレジットカードサイズ)と比べると、レンズのちょっとの出っ張りを除くと完全にクレジットカードサイズというのがわかるだろう。

 
小さくて薄い…なので機能は推してしるべし。
ピントはパンフォーカスだし、発売時期が古いだけに200万画素(S1は134万画素)…今時のトイカメラでももっと高解像なんじゃね?
 
でも、クレジットカードサイズなので胸ポケットに入れておいても邪魔にならないし、電源ボタンを押したらすぐに起動して、パンフォーカスなのでピント合わせのタイムロスもない。何かを感じた時にさっと取り出してパッと撮る。そんな「メモ帳代わりのカメラ」を具現化させた名機だと思うんだ。個人的にはね。
 
印刷に耐えられるような画ではなかったけれど、当時のパソコンの画像解像度レベルでは、200万画素程度なら十分ごまかせた。なのでブログを飾る程度なら十分実用的だったんだよね。
 

 

2002年11月発売のPanasocic LUMIX DMC-FZ1

「LUMIX」というカメラシリーズの第1号機。

光学12倍ズームという高倍率のズームを引っ提げて登場したのは衝撃的だった。

函館駅前のホテルの窓から、函館山のケーブル駅を写したり、結構活躍してくれたのが懐かしい。

 

 

そんな中からLUMIXを除く3機種のバッテリを充電したよ。

(LUMIXはちょっと充電器があるべきはずのところになかった。また散歩に出かけたらしい)

 

LUMIX以外の3機種は無事充電ができたのだけれど、GX100のバッテリがそこはかとなく膨らんでいる。写真に撮ってもわからないのだけれど、指でなぞると間違いなく膨らんでいる。わずかな膨らみなのでまだ使えそうだけれどちょっと注意が必要だね。

またGX100はSDカードが抜かれていた。

画素数などを考えると、容量は2GBもあれば十分過ぎるほど撮影ができるのだけれど、今時2GBのSDカードなんて売っているんだろうか…どこか漁ったらいらないSDカード出てこないかな…なければコンビニなどで売っている一番安いやつでも買ってやろうか。

 

どのカメラも久しぶりに電源を入れたので、カレンダなどが全て初期化されてしまっていた。

 

で…SIGMA dp-1の設定画面で日時をセットしようとしたら…

 

2165年25月22日 02:22というカレンダが表示されたよ。

 

年月とも、一度でも上ボタンで年をくり上げると、それ以降は常識的な数値範囲しか表示しなくなるのだけれど、最初にこの表示を見たら「あたまおかしいんちゃう?」と思うよね。びっくりしたよ。

 

 

 

GX100

 

荒れた室内なので、マクロで写せる以外ご勘弁。

このGX100と言うかRicoh系カメラの特徴は1cmまで寄れるマクロがこの当時より以前から実装されている事。

 

この写真はレンズがキーボードに当たるまで近づけて撮影している。

本当「0距離」マクロって感じで心強い。

 

買った当時は結構使ったと思うんだけれど、久し振りに触ってみると、マニュアルモードの時に絞りやシャッタースピードを変更するにはどうしたら良いんだっけ?とか、操作に戸惑う事が多い。

更に、テストで妻を撮影していて気が付いたんだけれど、なにか液晶モニタが粗いんだよ。

 

この写真で分かるかどうかが分からないけれど、GX100の液晶で見ると、画面に横線が入っている。

昔のブラウン管テレビの走査線みたいな感じ。

 

これをX-T100の液晶で見ると、当然ながらそんな線は見えない。

 

もしかして…と写真を見てみたけれど、幸いな事に撮影した画像にノイズはなかった。

ホッとしたのも束の間だった。

昨日、バッテリを充電した。そして「そこはかとなく膨らんでいる」と言う事を発見した。

今日、SDカードを買って試したけれど、その時はうまく初期化できなかったため、ずっと電源をオフにしていた。

帰宅後20枚くらい写真を撮った。

その他操作方法を確認するなど10分くらいは遊んでいたかもしれない。

その程度でバッテリがなくなった。

使えないじゃん?

もう1つのバッテリに入れ替えてみたけれど、果たしてどうなるかね。

ノイズが入る液晶、膨らんだバッテリ…そろそろ廃棄候補にするしかないのかな。

 

撮影した画はそれなりにきれいなんだけれどねぇ…

 

以下、撮影した画をアップしておくので、どんな違いがあるか楽しんで。

じじいの評価は書かない。各自思った事が正しいよ。

 

dp-1

 

小石川植物園入って、坂を上り切った所。

先にも書いたけれど、dp-1はしっかりFoveon X3の性能を活かしきった画を撮れたら「横に並ぶものなし」の高詳細な緻密な画を得ることができる。が、カメラ自体はタコ(いや、使い切れないじじいがタコなのかな)なので、その「活かしきる」画を撮るのが難しい。

更にこちらも使い方をすっかり忘れている。

そんな訳で当たり障りのない風景を撮影した。

 

帰る前にベンチに座って暫し休憩。

その時足元にあった病葉(わくらば)を撮影してみた。

他のカメラでも撮影してみたので比較してみると良いかな。

 

 

X-T100

 

植物園入り口を上がった所

 

病葉

 

朽ちた彼岸花。

iPhone13ProMaxでも撮影したけれど、あちらはすべてカメラ任せなのでもっと全体が明るくなってしまう。

これはマニュアルモードで露出をアンダーに振って撮影したもの。こういう事が簡単にできるカメラが欲しい。

 

トンボにピントを合わせたいのだけれど、オートフォーカスだと奥にピン。マニュアルだと合わせきれない。

マニュアルフォーカス時のピンの山表示は数種類あるみたいなので、もう少し試してみたい。

 

木漏れ日

 

 

Exilim S2

 

植物園入り口を登った所

 

病葉はとり忘れた。

トンボ。ピント合わず。

 

木漏れ日

解像度悪すぎが露呈する。

 

 

iPhone13ProMax

 

病葉

 

朽ちた彼岸花

ね、オートだとつまんないでしょ…

 

トンボ。一番しっかりピンが来ている感じがする。

 

木漏れ日

 

*1:2023/10/08 19:44 タイトル付け忘れを訂正