今年4月にも「鉄製パーンはいいなぁ」と書いたんだけれど…
それから3ヶ月経って改めて「やはり鉄パーンはいいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」と実感しているので、ここで吐き出させてもらいたい。
うちには大小2つの鉄パーンと大小2つのなんちゃら加工パーン、計4つのパーンがある。買ったばかりの頃はなんちゃら加工のパーンは「こびりつかないし楽でいいねぇ」と思うのだけれど、何年か使っているうちに「すぐにこびりつくのが鬱陶しい」となってしまう。
小さい方のなんちゃら加工パーンは、2016年頃、富山県の小矢部にあるアウトレットパークでかったHenckelsのもの。
形が気に入って買って重宝していたのだけれど、流石に使い込みすぎたのかな。
普段IHヒータで中火力(700w)程度で使うようにしていたのだけれど、パーンの焼け具合を見ると、もしかしたらもう少し低出力で使わなければならなかったのだろうか…そんな事はないと思うのだけれど、ちょっと心配もある。
小さくて、1人分の料理をするのには最適な大きさ。
例えば目玉焼きを作りながらソーセージを炒めたいとか、一人分の卵焼きやお好み焼きを焼きたいとか…
深さもあるので、ちょっとした揚げ物にも油を無駄にせずに済むし、煮物も対応できる優れもの。ただ、デザインは好きなんだけれど、二股に分かれた取手の根元が洗いにくかったり、とって取手(*1)の接合部の鋲周りに汚れがこびりつきやすかったり、次に買うときはもっとシンプルなやつがいいなぁとも思ったかな。
底面に歴史が刻み込まれているぜ…なんていうと格好良さそうだけれど、普通に考えれば汚れを落としきれていない手抜きの証拠かね。あとからまとめて洗っても汚れは落としきれないので、もっとこまめにきっちり洗っておけばよかったと反省。
お気に入りで長く使ってはいるのだけれど、最近は目玉焼きを作るにもこびりついて、せっかく半熟にしたのに、さら皿(*1)に移すときに破れて君黄身(*1)が流れ出してしまう。なので、これは最近はウィンナーを痛炒(*1)めたりマルマツ餃子を焼く専門になっている(他の餃子を焼くとくっついてしまうのだけれど、マルマツ餃子は火にかけない内かける前(*2)に油を少量垂らして餃子で油を塗り広げつつ餃子を並べ、蓋をして中火(700w)で3分。こびりつく前に出来上がるのでこのパーンでも焼けるんだ)。
先日まではお好み焼きもこれで焼いていた。
この大きは1玉を焼くのに丁度良い大きさで本当に重宝していたんだ。けれど、前回焼いたらこびりつくようになってしまっていた。
少しずつなんちゃら加工の性能が落ちてきていて、ついにこれもダメになったのかな。まぁ諦めに近いものがある。仕方ない。物には寿命っちゅーもんがあるんだよな。
そんな訳でいつまで使い続けられるかわからないけれど、役に立つことがある内は使ってやろうかなとは思っている。
翻って鉄製パーン。4月にも書いたけれど、多分「アカオアルミ」のΦ20Feパンという製品。
最初にしっかりから焼き、油通しなどお手入れをしてしまえば…それでも最初の内は多少こびりついて「買ったの失敗?」と思うこともあるかもしれないけれど、根気よく使って油を馴染ませてと手入れをしてあげれば、なんちゃら加工に負けないくらいツルツルサラサラの表面が出来上がる。
テカテカしているのは脂油(*1)が馴染んでいるから…だと思いたい。
Henckelsのパーンに比べると、ちょっと浅め。
私がこの「アカオアルミ」製にこだわったのは、取手の付け根の鋲がパーン内側に出っ張らず、面一加工されているからなんだよね。
なんちゃら加工のHenckelsは美しさ重視、機能軽視で買ったため、この鋲が張り飛び(*2)出していて卵焼きなど流体が熱を通したら固まるようなものが鋲の周りにこびりついて掃除をするのに苦労をした。そうなる事を分かっていてなお、このパーンはデザイン優先だったんだから仕方あるめえ。
でも、基本私は機能重視なので、鉄パーンを買った時(Henckelsよりかなり前だわね)には、そんな「鋲の出っ張り」は許せなかった。
今、ネットで「フライパン 鉄 18cm」をキーに検索してみても、アカオアルミ製以外のパーンで鋲が出っ張っていないものを見つけるのはとても難しい。
あったとしても、それなりに値段が高いのだ。
という事で、もしHenckelsがダメになって新しいパーンを買うとなった場合、私はアカオアルミ一択なんだよ。他にも「プロ仕様」をうたったり便利機能をうたうパーンは数多くあるけれど、鋲が調理面に飛び出ているだけで私の選択肢には入らないのだ。それくらい(少なくとも料理で煽りを重視する人には)重要な要素じゃないかなと勝手に思っている。
私の手入れの仕方は
- 使い終わったらすぐ、水と亀の子タワシで汚れをおとす
- 裏側の水を拭き取り、3分目ほど水を入れ強火にかける
- 沸騰するまで待ち(沸騰した泡の力で汚れを落とす)
- 油を捨て、再度水と亀の子タワシで汚れを洗い流す
- 水気を拭き取り火にかけ、水気を蒸発させる
- 少量の油を垂らし煙が出たら塗り広げる又は、オイルポットの油を入れ煙が出るまで熱し、オイルをオイルポットに戻す。余分油をキッチンペーパーで拭き取る。