前置き
7月5日に、リビングのエアコンについて少し書いた。
要約すると「温度設定を何度にしても温度が下がってくれない」って事だ。
このエアコンは、5年ほど前に石川で買ったものを移設したんだ。
広さ的には問題ない容量の筈なんだけれど、全然性能を発揮してくれない。
設置に際して、引っ越し便業者経由でエアコン取付業者を紹介してもらった。その時何度も何度も何度もしつこいくらい「取り付けるのは3階だからね!」と伝えたのにもかかわらず、やってきた業者は痴れっと「え?聞いてませんでした。持ってきた梯子2階までしか届かないんですよねぇと言う。
本来なら本体取り換えと同時に室外機と結ぶ配管ホースも全て取り換える筈だったのだけれど、そういう痴れ者相手だったため、ホースの取り換えは我慢して本体のみ交換せざるを得なかった。それがこの性能低下を招いているのだろうかと疑ってもいたんだ。でも、外壁を通る部分はケースに納まっているので、紫外線による劣化もそう簡単に起こるとは思えないし、そこに理由を求めるのは少し無理があるんじゃないかとは思っている。
そして最近気になるのが、エアコン動作中に頻繁に「風が吹き込むような音」がする事。
先にも書いたように、エアコンは3階に設置されていて、室外機は1階の地面に設置してある。どんな強風が吹いたら、その室外機から細いホースを伝ってこんなビュービューと吹き込む音を鳴らせられるんだと不思議になるくらいの音…
原因をネットで検索してみる事にした。
でも、どうやって検索する?
検索キーワードをどうしたら良いのだろう?
ダメ元で「エアコンから風が吹き込むような音がする」と検索してみたら、びっくりする事にいくつかヒットしたよ。
そこに寄せられた回答は「エアコンのフィルタが詰まっている」と言う物だった。
でも、うちのエアコンは、今時珍しくもないけれど「フィルタ自動掃除」が売り文句。そんなことないでしょ。
そう思って暫く放置していたんだけれど、最近ずっと暑い日が続いているのにエアコンを入れても温度があまり下がらない。
エアコンを運転させて、隣の部屋とのドアをあけ放ち、隣の部屋のエアコンもつけて、サーキュレータ2台を使って、そちらの冷気を誘導してようやく室温を我慢できる温度に保っている。これってエアコン付けておく意味あるのか甚だ疑問だよね。
真剣に買い替えも考え始めたんだけれど、買い替えるにしてもタダじゃない。それより先にこの原因を突き止めたい。
と言う事で、まずは以前調べたけれど「そんなことなかろうもん」と一蹴した「フィルタの目詰まり」を「していない」と確認しようと重い腰を上げたんだ。
原因究明…
まずはエアコンの外回りの掃除。
エアコンの上なんてあまり掃除するところじゃないので、電解水とかアルコールも使って、埃と汚れを取っていく。真っ黒だった。もっと掃除しなくちゃね。
そして取扱説明書を参考に、カバーを開けてフィルタを取り出してみた。
うげげげ!
真っ黒。フィルタが埃で目詰まりしてる。そこに水分が落ちたのかカビまで生えているよ!一体なんで?
そこで説明書を読んで、ゴミタンクを外してみた…ゴミタンクにゴミが満杯に入ってこれ以上詰め込めませーん!って状態だったよ。
フィルタやゴミタンクを全て取り外して、水洗いできるものはすべて水洗いした。できないものは掃除機をかけたり、取説に従ってできる限り掃除した。
※本当はそれを写真に撮ってここに載せたかったけれど、余りにも汚くて自己判断で「NG」とした。それくらい汚かった。
フィルタは風呂場へ持って行き、スポンジ束子などを使ってゴシゴシ擦り洗いをした。2枚きれいするのに30分くらい根気よく優しく丁寧に洗い続けたよ。ヘトヘトになったよ。
そしてエアコンを25度設定にして稼働させてみたら、温度はどんどん下がった。
エアコンが古い訳でも、能力が足りない訳でも、配管ホースが古い訳でもなかった。単にフィルタが掃除されていなかったんだ。
そして自動掃除機能って言うのも、フィルタを自動で掃除はしてくれるんだけれど、フィルタを掃除したゴミを掃除する事は定期的にしなければならない(そうじゃないエアコンもあるかもしれないけれど、少なくともうちのエアコンはそういうタイプだ)。
妻にこのことを話したら「私もフィルタの掃除はしなくて良い=中身の掃除は一切不要と思い込んでいたよ」と同意してくれた。思い込みは怖いね。
そうなんだよ、フィルタ掃除をしなくてもいいけれど、ゴミキャッチタンクの掃除は定期的にしなければならないのであれば、余り手間が変わらないように思うんだけれど…まだ先の話ではあるけれど、次にエアコンを買う時は、自動掃除機能なんてない物にすべきか迷う事ではあるね。
その掃除をしたのが、コロナの濃厚接触者として外出禁止になって直ぐの頃。それから2週間ほど使っているけれど、今度は「エアコンが冷えすぎる」問題が発生した。
スマートリモコンの罠
温度を29度設定しているのに、寒い位に冷える。なんでやねん。
で、今日一度SwitchBotに登録しているエアコンでーたを削除して、改めて登録をしてみた。
SwitchBotなどのスマートリモコンを使って一番「騙された!」と思うのが、このエアコンのリモコンを登録する時なんだよね。
大抵一発で機種を特定できない。以前使っていたやつでは、国内メーカーのエアコンなのに、示されるリモコンはすべて外国向けと言う事もあった。
前回も結局手動登録せざるを得なかった。
本来のリモコンだと0.5度単位で温度を指定できるのに、SwitchBotのリモコンでは1度単位だとか、「本当にこれで合っているの?」と疑ってしまう形だったんだ。
で、今回改めて削除した後に再登録してみた。
以前は出てこなかった、会社名とリモコンの機種名を検索する画面が出てきた。うちのエアコンに合致する名前はなかったんだけれど、近しい名前の物を選ぶことができた。少しは期待できるかな。
それで改めて運転をしてみたんだけれど、やはり設定は28度くらいにしている筈なのに、寒いと思うくらいの温度までどんどん冷えていく。
一体何が原因だ…
そう思って、ふとアレクサの設定はどうなってるんだと疑問になって調べてみたら、これがビンゴだった。
自動運転に関しては、SwitchBotのシーン機能を使って、温度監視及びエアコン自動起動、そして時刻監視によるエアコンオフを実行しているんだけれど、それ以外の手動操作はアレクサ経由で音声指示をしていた。
そのアレクサでのエアコンの温度設定があることを考慮していなくて(だって、今までは「リビングのエアコンの温度を28度にして」とか言っても「その機能はありません」って蹴られていたんだもーん)、そんな設定があると思ってもいなかったんだけれど、アレクサアプリからエアコンを除いてみると、なんと温度設定が23度になっていた。
それを28度にしたら、温度が寒い位に下がるのはなくなった。
そして、先にSwitchBotの登録を買えたので、改めて「リビングのエアコンの温度を25度にして」と言ってみたら「サーモスタットは25度に設定されています」と返事が来たよ。
アプリを見てみると、アレクサアプリのエアコンもSwitchBotのエアコンも温度設定が25度に変わっていた。
一応他の機能も試してみた。
「リビングのエアコンを除湿運転にして」「わかりました」
アレクサアプリでは「カスタム」と表示されたけれど、SwitchBotアプリでは、除湿運転アイコンが表示された。ただ、何%設定なのかは不明だし、設定もできないのが残念だ。
取り敢えず運転モード切替もできそうだし、これでアレクサを使った音声指示も、アプリを使った指示もエアコンをコントロールできそうだ。