軽やかに歩く…SKECHERS | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

先日、旧岩崎邸庭園へ行った際、御徒町(上野?)の靴屋でSKECHERSの靴を買った。
品番232200-BKW  品名ARCH FIT-TITAN だそうだ。
 

何種類か試し履きをした中で、この靴が一番足に合ったのと同時に、踏み込んだ足が強い力で跳ね返されるような感じがして、自分の力だけで歩くより、ずっと早く足が出ていく。結果結構良いリズムで歩けるようになる。店内を歩いただけなので、本当にそんな効果が持続するのか疑問ではあったけれど、その感触が「俺を買え!」と言っているようだったので購入した。

 

前回の私の靴は石川県小松市のドンキでかった1,980円の名もなき靴。その前は長野県茅野市の靴屋で買った480円のデッキシューズ…ブーツにだったら、レッドウィングのアイリッシュセッター(今は種類が増え過ぎて何が何やら分からないけれど、40年前はビブラムソールかクレープソールか、8インチか6インチかの違いの4種類しかなかったんだ)を8インチビブラムソールと、6インチクレープソールを買った。どちらも15年くらいは働いてくれた。ちょっと油断したら皮が切れてしまって、本当に悲しかったし、新しい靴に慣れるのにかなりの時間を要したよ。15年馴染んだ靴は本当に足にぴったりになるからね。

 

兎に角、そんなブーツになら値段は惜しまないけれど、スニーカーとか言う靴にはお金をかける趣味がない。

なのに、今回(前回、前々回と比べて破格の)諭吉1枚円も出すって事は、我が家にとって大ニュース、大事件だったわけで、もう書くのは3度目だけれど、妻がどすの効いた声で「金に見合う分歩けよ」とすごんで来たんだ。

 

だから、5日には靴の慣らしとして、神楽坂まで行ってペコちゃん焼を買ってきた訳だ。

 

その時、大した距離は歩いていないのだけれど、あの店内で味わった「跳ね返すような力」が薄れてしまったように感じた。

うん、歩きやすいのは変わらないのだけれどね。

 

さて、もっと距離を歩いたらどうなるんだろう…

そしてどすの効いた妻の「歩けよ」に応えなければ…

 

と言う事で、また散歩に出かけようと画策したんだけれど、残念ながら土曜は雨模様。そして今まで殆ど運動をしていなかったのに、突然2日で18,000歩も歩いてしまったので、体がびっくりして、脚が攣りそうなったりしているので、土曜は無理せず休養日にした。

 

そして、日曜日は、快晴!…とはお世辞にも言えない曇天。でも、気温もそう高くなく歩きやすそう。って事で、妻と計画通り散歩に行くことにした。

 

今回は写真大目で行くんだからね!

 

まずは最寄り駅。こくて…けふん、JR田町駅。

24歳頃に会社を立ち上げる人の尻馬に乗って企業したのがこの地だったな。

 

とても小さな会社でさ、窓のすぐ横を新幹線が通っているの。その音と振動がすごいんだ。だから、結構大きな地震があっても「今日の新幹線…長いな?」で済んでしまうようなところだった。多分一番ブラックだった。ソフト屋なのにプローブを握りしめ、オシロスコープにかじりついて、石(IC/LSI)の信号を追いかけながら「これってハード屋の仕事だろう。俺はソフト屋じゃー」と叫びながらプログラムに没頭していた。一番仕事を楽しめた時期だったな。

 

この時期に私が考えていたことをもし実現できる財力と気力と運があったなら、セコムやジャストシステムは私の会社だったかもしれない。いや、そう思うくらい、みんなにチャンスがあった時代だったよ。

まぁ、この話は気が向いたら別の機会にね。

 

それにしても、もう昔の面影は全くないんだね。びっくりしたよ。

 

駅のちょっと先に佇んでいたレンタバイク。

 

こんな形だけれど、ナンバー見ても分かる通り普通に原付バイク。ヘルメット居るからね(調べたらカゴの中に入っているらしい)。

 

QRコードを読み込んでみたら、月額無料のベーシックコースで1時間1,000円のレンタル料。高いとみるか安いとみるか、うまい線引きだね。

 

更に直進。

目的地が少し見えてきた。

 

モノレールがやってきたよ。

普段は乗るだけなので、外から見るのは久しぶり。

 

更に近づいて来た。

 

大きなループ。そして海っぽい。

 

こんな案内が…決してインドの山奥じゃないんだからね(年がばれそう)

 

東京でもこんなのがあるとホッコリするかな。

 

さて、今回の目的地のスタート地点が近づいて来た。もうわかるかな

 

そう、レインボーブリッジ。

 

案内に沿って進むと、建物の中へ。

 

中に入る前に遠くを見る。ガントリークレーンがかっこいー

 

入り口

中に書いてあった説明。自転車がうんちゃら…覚えておこう。

 

入り口から右と左に分かれる。

右に行くとノースルート、左に行くとサウスルート。

私はサウスルートを選択。

 

エレベータに乗って7階へ。

 

説明用写真だのぉ。

サウスルートはこちら

 

こんな通路を通って

 

出ました。レインボーブリッジ遊歩道

因みに、上は首都高速(みんなが知っているレインボーブリッジ)、そしてこの階層の両端が遊歩道で、こちら側(フジテレビや第六台場、千葉県が見渡せる方)がサウスルート、向こう側(東京タワーやスカイツリー、その他埋め立て地を見渡せる方)がノースルートと呼ばれる。その内側に車道があり、車道の往路復路の間にゆりかもめが走っている(写真にも車やゆりかもめ写っているよね)。

 

手すりの上にも、万が一にも事故が起きないよう金網が張られているけれど、その隙間から写真を撮るとこんな感じの風景が広がる。

 

対岸方面を見るとフジテレビが目立つね。

 

どんどん歩いていくと、第六台場が近づいて来た。

 

第六台場を過ぎると提婆公園。

第六台場は立ち入り禁止となっているけれど、こちらはお台場から歩いて渡れるようだ。

 

これがお台場の砂浜。

私は個人的に「東京の海って入っても大丈夫なん?」と心配するんだけれど、それなりにきれいになっているのだろうか。

 

終点近くに、ノースルートとサウスルートを繋ぐ連絡口があった。

 

階段を下りていくと

 

橋の一番下を渡る通路が…

 

「一番下に来たどー!」と叫びたくなる場所だった。

 

元に戻ってさらに進むと、ついにきた終点。

終点に辿り着くと、目の前は(確か人工の)砂浜。

左手に羽田空港があるので、ランディングアプローチをする飛行機がひっきりなしに飛んでくる。これを見ているだけでも楽しいかも。

 

今回のルートと言うか両側の出入り口についてだけれど…

 

(地図はいつもの如くGoogleMapさん)
左側の赤丸からスタートして、右側の赤丸まで進んだ。

内地(左側)は建物や案内看板が目印になるけれど、お台場側は砂浜の突端、提婆公園の根元を目印にすると良いと思われる。

 

レインバーブリッジ内は、写真を撮りつつのんびり歩いて約30分の所要時間だった。

 

すぐにノースルートに行くかと思ったけれど、妻が「お台場にもオーケーがある」と言う。それもいつも利用している足立小台店の1/7程度の規模のお店らしいので見学に行く。

ここから砂浜に沿って真っすぐ700mくらいの距離だそうだ。

 

砂浜を眺めると、色々な人がいたよ。

特に目をひいたのが…

 

如何にも東京らしい風景。

決して趣味をバカにしている訳じゃないからね。

何でも自由にできるのがとても宜しいって言いたいんだ。

 

どんどん進んで、オーケーストアに辿り着いた。うん、本当に狭い。小さい。でも、ここは埋め立て地で昔ながらのお店とかもないのに、高層マンションだけが林立している。こんな場所だったら、こういう店も繁盛するだろうな。

記念と言う訳ではないのだけれど、散歩の後は疲れて買い物に行く気にはならないだろうし、荷物にならないだろうからと、在庫を切らしかけているかたくり粉と蜂蜜を買った。

 

その後、戻る途中を左折して500m程のところにウェンディーズがあるというのだけれど…ウェンディーズは好きだよ。池袋サンシャイン通り店ができた時は、ちょっと裏のコネを使って、開店前の試食会に参加して、あのゴツゴツしたハンバーグに魅力を感じた。チリもポテトも今までにない魅力だった。だから当時はデートと言えばウェンディーズだった。もう遠い昔の話だね。

残念ながら私が黒企業で俗世から離れている内に、縮小されてしまって近くにない状況が続いていたけれど、曙橋には何度か足を運んだ。何年か前から飯田橋にもできた。今確認したら池袋北口にもあるらしい。喜ばしい事だけれど…

 

バーガーキングも最初に食べた時は衝撃的だった。

ハンバーガーなのにセロリ臭い。

絶対こんなの日本じゃ流行らない。でも大好きだぁぁぁ!

案の定、何年もしない内に撤退。

再上陸した時には、あのセロリ臭は全くなくなっていた。

これじゃあ他と差別化できないだろ? そう思っていたら、ハンバーグを何個でも重ねる事ができる…って、ダイエットしている私には全く縁のないサービスだね。

 

どちらも、あの当初の魅力が全然感じられないのが残念。

あ、今はそんな事を語る場じゃないな…

 

閑話休題

 

兎に角だ、ウェンディーすに行くか迷っている間にサイゼリヤを見つけてしまって、自然とそちらに足が向く。

サイゼリヤでラムのランプステーキを食べたかったけれど、妻が食べたいといったものを優先した結果、塩分の都合でアロスティチーニに落ち着いた。

 

さて、先ほどのゴール地点に舞い戻った。

通路が分岐している。左が先ほど来たサウスルート。右に行けばノースルート。今度は迷わず右へ。

 

ノースルート側に辿り着いて最初に見えてくるのがスカイツリー。

結構下の方までよく見えるね。

 

で、よくよく見渡してみると、右手にスカイツリー、左手に東京タワーが一望できる。

とは言いつつ、iPhone13では広角で撮れたけれど、妻のiPhone8では1画面に入りきらなかった。

 

レインボーブリッジの向こう側のエレベータに乗る前、入り口に自転車について何か注意書きがあった事を「覚えておこう」と書いたことを覚えているだろうか?

その答えがこれ。

 

歩道に自転車を持ち込むことは許可されているけれど、乗車禁止で「手で押して歩く」事になっている。でも、「お願いします」程度では守らない人が多かったのだろう。後輪を台車に載せてベルトでロックされるようだ。なのでもう押して歩くしか手がない。まぁロックと言ってもベルトで止めてあるだけなので、外して乗る事は可能だと思う。けれど、そんな事はして欲しくないね。

 

ノースルート側から見たレインボーブリッジ。

橋脚の脇にある四角く、天井部が斜めになっている建造物は、ワイヤーのアンカーなのか?橋を吊っているワイヤーが天井の斜面に沿って降りてきて、この建造物の後ろに出ていない事から、この建造物がワイヤーに掛る全ての重量(の半分)を受け止めているって事になるよね。

 

天井部分斜面のワイヤー脇にはメンテナンス用なのか、階段が作られていた。上ってみたい…


 

折角なので、59秒の動画を撮ってみた。

ジンバルがないので画面が揺れる。酔わないように気を付けて。

あと音が出るから要注意。

 

橋から埋立地方面を臨む

 

多分、こんな感じ。(GoogleMapさん)

 

船が接岸しているのは、もう内地。ゴールはすぐそこだけれど、ビルに隠れていたスカイツリーがまた姿を現したので、東京タワーと一緒に。

 

スカイツリーをアップにしてみると

東京タワーをアップにしてみると…
 
どちらも結構根元まで見えている。良い場所なんだね。
 
このガイドが出てきたらゴール。
 
またのんびり田町駅まで戻った。
駅ホームにあったSuica専用自動販売機。
 
Suica専用なので釣銭の心配なく、145円とか端数つけて売ってる。
 
来る時に見つけていたんだけれど、有楽町の駅にTRUFFLE  Bakeryがあって、行列ができていた。
今結構話題になっている、白トリュフ塩パンが有名な店。私も良く利用している(オートミールやチーズを良く注文している)ハイ食材室と同じ株式会社ドレステーブルが経営しているらしいね。たまたま先日見たテレビでそんな話をしていたので、私も興味を持っていた。
 
一度行列に並んだけれど、ちょっと抜けてユニクロへ。
最近さ、Tシャツ一枚でいると、乳首がポチっと浮いて見えるのが「気持ち悪いから隠せ」とか言う女性がいるらしいんだよね。
 
私は逆に、女性もオープンにしたらよかろうと思んだ。
おかしいこと言っているかな?
少なくとも、みんなが大好きな外国(欧米)では、そういう方向性だよね。
 
男女平等!だから女性ばかりが隠すのがおかしい。
みんなも堂々と出せばいいんだよ
そんな風潮だ。
みんなが持っている物をなぜ隠す必要がある?
うん、私はそれでそれは間違っていないと思うんだよ。
 
だから、私はそういう変な嘘っぽい似非フェミニズムみたいな戯言はきにしない。でも、切実なのは「私は汗っかき」と言う事だ。
乳首がポチっと浮き出るのは気にしないけれど、ちょっと歩いただけでTシャツが汗まみれになってしまうのは本当に勘弁してほしい。
そんな訳で、ユニクロのエアリズムアンダーシャツって言うのを買ってみる事にしたんだ。これを着る事で汗を発刊しやすくしてくれるとか何とか…藁をもつかむ思いってやつ。
 
それを買って戻ってきたら、行列は長くなることもなく同じような長さの行列があった。並んで、オリーブのパン(オリーブの実がぎっしり)とレーズンバターパン、そして白トリュフの塩パンを3個(おひとり様3個までだった)を購入。
 
夕飯に早速いただいた。
白トリュフの塩パンもうまかったけれど、私はオリーブパンも好きだな。また有楽町に行くことがあれば買っても良いかも。
 
って事で、今回の散歩を含め、一日の総歩数は18,866歩になった。こんなに歩いたの、本当に久しぶり。
 
で、タイトルの回収だけれど、これだけ歩けたのは間違いなく、SKECHERSのおかげだ。これは本当に間違いない。
今までの靴で挑んでいたら、間違いなく往路を終えたところで「もう電車に乗って帰る」と言っていたと思う。
 
先日の神楽坂散歩のとき
「跳ね返すような力」が薄れてしまったように感じた。
のだけれど、その感覚に慣れてしまっただけで、実は健在だったという事が今回良く分かった。
疲れたなと思った時、いつもはもう足が動かなくなるような時になっても、まだ足は軽快に動く。いや、動かされていると言う感じだ。
脚を地面に付いたら、その足が勝手に跳ね上がって前に蹴り出されていくような感じ。
確かに疲れも感じているんだけれど、でも歩くのが苦じゃない。
 
歩くことが本当に軽やかに感じるのはいつ以来だろう。
多分、体重が40㎏台だった20代前半まではこんな歩き方をしていたんだろうな。そんな若い頃を思い出させるような夢のような時間だった。
 
妻、まだ元を取れたとは言えないかもしれないけれど、本当この靴買って良かったよ。