最悪の一日になりそうだった… | lummoxの長い1日

lummoxの長い1日

駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

 

  

 

今日は、1日とんでもない最悪の日だった。途中まで…

 

あまり詳しく書けない(書いてみたけれど、とんでもない長文になってしまった)ので、端折って書くと…それでもかなりの長文になったので、読む人は覚悟。

 

 

  要は…

 

アルツハイマーの義父が「馬券を買いに行く」と暴走した結果

  1. とんQの鯛かつ食べられず
  2. 義父鎮圧に奔走
  3. WF-1000XM4紛失
  4. WF-1000XM4紛失
  5. WF-1000XM4紛失
  6. WF-1000XM4紛失
  7. WF-1000XM4紛失
いつもはおとなしく、聞き分けの良い義父が、突然「外出する」と言い、外出用の服を着て、鞄を肩に下げて出ていく気満々。
義母が止めたけれど、言う事を聞かず、困ってこちらに応援要請。
 

 

  とんQ

 

とんQ(*1)は筑波に本店のあるとんかつチェーン店。
私は産総研に出入りしていた時、職員に教えてもらって、東京の友達をわざわざ筑波に連れて行くほど気に入ったんだ。
私が埼玉県のふじみ野に住んでいた時に上福岡市(現ふじみ野市)に店舗ができた。
季節メニューがあって、毎年4月は鯛かつ。これがまたおいしい。
3月末日のリマインダに「明日から鯛かつ」を設定しているくらいだ。
 
4月になったので、「早速食べに行こうぜ」ってなっていたんだ。
でも、義父暴走で対応に追われ、必然的に延期。
これが4月末だったら「今年食べられなかったじゃーん」と暴れていたかも…
 

 

  暴君

 

で、義父の方は、主治医に相談し薬を処方してもらい、ケアマネージャーに連絡して訪問してもらった。薬で興奮状態を抑え、他人が入る事で暴君を少しだけ引っ込めた。が、ケアマネージャーが帰った途端暴君再発。
 
もう足腰が弱くて長く歩けないから、外出は無理と言っても話は通じない。「行かなければならない」(*2)「家を一軒変える買える(*3)程負けたけれど、研究した結果今度のレースは絶対勝てる。だから馬券を買いに行かなければならない」とちょっと支離滅裂な理由を並べる。
あったしめーだけれど、絶対勝てる方法なんて詐欺師の発見以外存在しないよねがあるなんて言う奴は、ほぼ間違いなく現実を見ようとしない又は、見られない人あるいは現実を見せないように仕組む人だ(*4)基本、お金を税金に錬成する錬金術師の決まり文句だよ。でも、義父には魂を鎧に貼り付けた弟はいないんだ。勝ち組の錬金術師にはなれないんだよぉぉぉぉ
 
 

  歩いてみた

 

理屈が通じないなら話しても仕方なかろうと、義父を外に連れ出した。
※言ってきかなければ、実力行使というか、義父自身がどれだけ歩くことができるか、身をもって知っていただこうとしたのだ。(*5)
 
「出かけますよ」と言うと喜んで、スキップしそうな勢いで外に出た。けれど元気が続いたのは50メートル位で、そこで歩みが止まって小休止。もう歩けないって事で、ほぼ抱えるように、でも数歩ごとに休憩をいれながら数十分かけて帰宅。
流石にもう足が動かないのか「出かける」とは言わなくなったけれど「馬券を買わなければ」は言い続ける。
 
義父曰く「JRA(の場外馬券売り場)に行くと机があって、そこに馬券購入用のシートが置いてある。それを持ってきてもらったらマークする。それを持って行って馬券を買ってくれ」
 

 

  哀しみは海より深く

 

今まで本来支払うべき税金以外に家一軒分の税金を寄付させられている義母の怒りと呆れは深く、(*6)「もうやめて」と言う一言にマリアナ海淵より深みを感じた。が、義父に通ずるはずもなく…
 
少なくとも自分で馬券売り場に行くという暴挙はなくなった。
あとは勿体ないけれど、自分の小遣いを減らすだけだから、今回だけは馬券を代理で購入することにした。
 
なぜ、「今回だけは」なのかと言うと、先にケアマネージャーが来た時、1日預かりのリハビリを、1日分土曜日に変更するよう依頼して、変更完了を確認したのだ。来週からは土曜はリハビリ。だから馬券を買いに行きたくてもいけない…そう思っていたら、ここが全くギャンブルをしない私の無知が出た。競馬って日曜開催なのね。土曜がダメでも日曜があるじゃない…って事だよね。どーしよー…
 

 

 

  JRAへ

 

兎にも角にも、そんな訳で、私と妻がコミュニティバスで文京区役所まで行き、そこから歩いて東京ドームの反対側にあるJRA場外馬券売り場へ。
 

ヤン詩

今日は巨人対阪神戦があるのかな。そこここに巨人や阪神のユニフォームを着たファンらしき人が闊歩している。
ファンの気持ちって言うのが分からなくもない事もない事もないような気もするんだけれど、ユニフォームを着ているだけならまだしも、そのユニフォームに変なトラとか、高校生が着ていてもちょっと(*7)今の時代恥ずかしいでしょ的遥か太古の暴走族の特攻服に書かれたきらびやかに恥ずかしい文句(「ヤン詩」と言うんだそうだ。リンクは怖くて貼れないので、興味がある人は各自検索願う)みたいなもの(*9)を自慢げに書い刺繍し(*8)て、それが格好いいと思うのは何か凄い異文化を感じる。もう近くにそういう異文化人がいるというだけで顔から火が出るくらい私が恥ずかしくなってくる(←飽くまでも個人的感想。どんな服を着ようと、どんなデザインを好もうと各自の自由で、それを批判はしない。もう一度書く。飽くまでも私はそう思うだけの話だ)
 
そんな思いがあるので、それらファンの人たちを遠巻きに逃げつつかき分けるように東京ドームを半周するのが大変だった。
そして思うのだけれど、義父がタクシーを使ってここまで来たとしても、絶対に馬券を買うまでたっていられなかっただろうな。それ位広いし、遠いよ(50メートルで歩けなくなった人にとっては)。
※もしタクシーで「JRAまで」と伝えたなら、わざわざ東京ドームの前で下す阿呆はいない。JRAの出入り口最寄りに降ろしてくれるはずだ。しかし、それでも建物は大きいのだ。道路でタクシーから降りて、馬券売り場に行くまでで多分電池切れになるだろう。(*5)
 
 
※一応地図(GoogleMapさん)を掲載。
うちからコミュニティバスで向かうと、文京区役所脇に到着する。そこから東京ドームを半周してJRA場外馬券売り場へ。もしタクシーに乗るなら、外堀通り(地図下端を左右に走る道路)を地図左側から走ってきて「後楽」と書かれているあたりで降りるか、左折してもらって「JRAウインズ後楽園」の「樂」辺りで降りるかだろうか。例えそこで降りたとしても、スロープを登り、さらに長いエントランス(手指消毒と検温あり)が続く。馬券売り場へたどり着く前に、50m限界の人にはヘトヘトになってしまうと思われる。(*10)
 
先に買うべき馬番を指定してくれたらいいのに、義父は与えられた馬券に使って良い金額以上の予想を決して減らそうとはしない。なので、義父に「考えて置いて」と言って、先にマークシート用紙を取りに来たのだ。
 
マークシート用紙を撮ってカバンに入れて、3分で来た道を引き返す。午後2時を過ぎてまだ朝食食べていないんですけど…
 
 

  結局ババ抜きで…

 

帰宅した。義父はまだ馬番を選んでいなかった。
新しいマークシート用紙を渡す。どうもそれに直接書きたかったようで、一心不乱に書きだす。
が、みるとマークとマークの間を塗りつぶして居たり、2着馬番の欄に2本マークしていたり…無事買えるかな。
 
「馬券は〇枚まで」といくら言い含めても、その4倍量を記載して減らそうとしないので、半ば強引に書いたマークシート用紙をと乱舞トランプ(*3)の様に広げ、「この中から選んで」と任意の用紙を引かせた。
 
そして、それを新しいマークシート用紙に清書。妻にダブルチェックをしてもらい、改めてコミュニティバスに乗ってJRAへ。
 

 

  馬券購入

 

馬券売り場の自販機の前に来た。
私は酒とギャンブルはしない。
父が酒乱気味だった。それを見てこういう大人にはなりたくないと心の底から思った。絶対に酒に飲まれるような大人にはなりたくなかった。
ギャンブルは、パチンコを少しやったら、これはのめり込んでしまうかもしれないと思って自制が働いた。絶対にギャンブルは私が手を出してはいけないと直感で来たできた(*3)
以来、パチンコも競馬も付き合いで1~2度やったかな。合わせても1,000円は使っていない。
 
それ位無知なので、馬券自販機の前で、どうすれば良いのかボケーっと眺める羽目になった。結構説明ないのね。
 
お金を投入し、記入してきたマークシートをいれる。が、なぜか1枚だけどう(*3)方向を変えても読み取れず戻ってくる。なんでやねん!と思ったけれど、よくよく画面を見ると記入漏れがあったみたいだ。
「その馬券、いくら分買うのかわかんねーよ」ってエラーだった。
確かにマークするのが抜けていた。
おかしい、妻とダブルチェックしたはずなのに…
 

 

  無知とは怖いもの…

 

馬券を買って帰宅。
馬券を眺めていたら、同じ馬番の並びを発見。それも隣り合っている。何をどう間違えて同じ馬番を指定したのか…
 
更に後になって気が付いたんだけれど、今回買った馬券は全て3連複。1着から3着までの3頭の馬番を当てれば勝ちだ。
つまり、1着から3着までの順番が 1,2,3でも2,1,3でも3,2,1でも同じなんだな。同じ当たりでも6通りの書き方があるって事。
なのに、私は完全一致しているかどうかで重複チェックを終えていた。
怖くて見返していないけれど、もしかしたら、1,2,3と2,1,3を買っているかもしれない…いや、指定したのは義父だから私が気に病むことは無かろう…でも、無知は怖いね。何が分かっていないかもわかっていない…
 

 

  最大の恐怖

 

帰宅して、義父は寝ていたので義母に馬券を渡し自分の部屋に戻る。

 

そして、カバンをしまい、上着を脱いで、ズボンを脱いだ時違和感があった。

 

「あれ?」

 

 

 

 

何かがおかしい。

そうだ。いつもジーンズの左前ポケットに入れている、WF-1000XM4のケース(の圧力)が感じられない。

 

昔、何をどこに入れると決めず、その時の気分でしまっていた頃、常にハンカチはどこだ? タバコはどこだ? 財布はどこだ? と探し回っていた。見かねた同僚が「決めたら楽だよ」とめんどくさそうに教えてくれた。実践してみたら本当に楽になった。

以来、ズボンの左前ポケットには鍵、右ポケットは財布(小銭入れなど)、左後ろがハンカチ(上着にポケットがない場合)、右後ろはスマホと位置を決めている。ワイヤレスイヤホンは存在が新しい為、最近ようやく左前ポケットを定位置に決めたところだった。

 

そのイヤホンケースがない。

今日は右耳だけつけていたので、ケースの中には左耳用イヤホンも入っている。

 

左前ポケットはイヤホンケースとキーしか入れていない。そしてイヤホンは家を出てから帰宅するまで一度も外していない。つまりポケットから意図してケースは取り出していない。左前ポケットへのアクセスは家を出は入りした時に玄関のカギを開け閉めする時だけ後は全く触っていないはず。

でも、暇を持て余して、ポケットに手を突っ込み、中の物を握ったり、ポケットの外へ無意識に出して弄り回したりした…かもしれない。可能性は否めない。

 

 

  捜索

 

まずは家の中を探した。机の上、ソファの上、ベッドの上、台所周り…ない。

 

義両親がいるリビングを探した。もしかしてあそこで義父の相手をしていた時、多少イライラが募って無意識に?…なかった。

 

1階の玄関周りを探した。鍵を出し入れした時、一緒に出て落としたのかも…いや、以前手を滑らせてケースを落としたことがある

が、ここで落としたら音で絶対に気づく。絶対にここじゃない。でも念のため、下駄箱の中、靴の中、探せるところはすべて探した…やはりない。

 

途中で立ち寄った店にレシートを頼りに連絡して落し物が無いか確認した…ない。

 

ほぼあきらめの境地

 

 

  ワイヤレスイヤホンを買う時は…

 

以前にも書いたけれど、こんなワイヤレスイヤホンを買う時に絶対にやるべき事の筆頭は「長期保証」をつける事。

それも「電池要交換の故障」と「紛失」は修理費用の大きい中でかなりの割合を示すだろう。だから、これをカバーする保障に入るべきだ。

 

しかし、このWF-1000XM4は特別な補償保証(*3)には一切入らなかった。

発売前の(そして発売日間近の)予約だったので、発売日に届けてくれる店と言う条件を最優先にしてしまった。それが仇となった。

 

もし紛失保証を付けていたら、紛失の場合1度だけ1万円で新品を供給してくれる(らしい)。ケースまで紛失した場合はどうなるか分からないけれどな。

 

 

  修理対応の確認そして浮気?

 

SONYのサポートでAIとチャットで確認。
紛失は修理対応だそうだ。
そして保証期間内で通常保証の身のみ(*3)の場合、イヤホン片方が15,000円ちょっと。込み税(*3)込み17,000円ちょっと超え程度の費用が掛かる。
もし、この時「ケースは大丈夫?」と聞かれていたら、「必要。ありがとう」と答えて、修理依頼を出していたかもしれない。
けれど、無知なAIは、型通りの受け答えしかできない。
今回も「イヤホンをなくした」と言う設問には対応できたけれど、ケースをなくした可能性は言及されていなかったので、修理依頼はせず、様子を見る事にした。
 
そこではっと思い立ち、Amazonやヨドバシなどでの新品販売価格を確認。紛失したものだけを買い求めると17,000円+ケース代金が必要なのに対し、新品一式は26,000円前後。
ケース代金を5,000円と仮定したら22,000円。ならば新品を買った方が良くは無いか?
 
更に言うなら、B&Oのイヤホンを買うとか

JVCのウッドコーンにするとか

 

目先を変えるのも良いのではないだろうか。

 

更に考えると、メルカリとかチェックしてみても損はない。

調べてみると、結構紛失している人は多いらしく「左だけ」「右だけ」「左とケース」とか結構な組み合わせのものがでている。

「ケースと左だけ」で18,000円前後、ケースのみが10,000円前後、右又は左単体が8,000~10,000円前後が相場みたいだ。贅沢を言わなければ「左とケース」で売っている物。ちょっと贅沢をするなら、「左 未使用新品」と「ケース」にしたらより新しくはなる。が、どちらも保証書はない模様。どれを買うにしても、18,000円位の出費になる。

 

一応妻には申し訳ないと謝りつつ、購入する許可を貰った。

さて、新品を買うか、部品を買うか、それとも中古で済ませるか、はたまた別の機種を買ってしまうか…焦らずじっくり考えないとな。

 

「なくなった」とドキリとしてから既に3時間近く経過した。

あれこれ調べて時間を忘れていた。

妻にも促され夕食を作る事にした。

 

シンクに立って、野菜を洗って切ろうとした時、調理台にしているワイヤーラックの化粧板の上を見たら何かが載っている。

 

 

  はけーん

 

よく見ると、WF-1000XM4のケースだった。

 

??

え??

ええええええええええ????

 

あるんかーい!

さっき、妻に「ケースが見当たらないんだけれど」と伝えたのはこの真上だったぞ?

なんでその時気が付かなかった?

 

そう、そうなんだよな。

イヤホンって小ささがステータスな部分がある。

で、黒いのは目立たない。

小さいのも目立たない。

目立たないの2乗だ。それは「見えない」に等しいのかもしれない。

パソコン机の上にあっても目立たず上に物を置こうとして慌てる事があるし、ここがイヤホン置き場と決めた場所においてさえ存在に気が付かない事もある。

 

 

  目立つ工夫

 

 

2月2日に「小さな小さな工夫」ってのを書いた。

 

要は、透明で中から水滴がつくと、穴の位置が分からなくなるのが困るので、穴に油性赤マジックで丸を書いたら分かり易くなったという事。

 

同様に、WF-1000XM4のケースも目立つように色を塗るか、何かしらシールを貼るなりして目立つようにするのが良いのかもしれない。

 

 

  結び

 

LinkBudsは気軽に音を聞くのにはとても重宝だけれど、WF-1000XM4の代わりはできなさそう。

だから、WF-1000XM4は保証も標準のものしかない事も含め、今後改めて大事に使って行こうかと思う。

 

兎にも角にも見つかって良かった。

 

無くしたー!と思った時の電圧降下具合、

そして、見つかったー。なんでこんなところに?と思った時の電圧上昇具合…どちらも多分今年最大ふり幅だったんじゃないかな。

本当、本当に見つかって良かったよー

 

※修正を兼ねて改めて文章を読み返すと「最悪の1日になりかけた」と言うタイトルなのに、なぜか「次はどんなイヤホンを買おうかな」とワクワクしているじゃねーか!的な文章に見えてしまって驚いた。そんな気持ちも少しは湧いたかもしれないが、何より「自分の不注意で33,000円をゴミにした」ショックは大きかったのだ。

 

運転する時やテレビを見る時以外ほとんど使わなくなった眼鏡。

必要があって掛けるけれど、近くを見るのに邪魔ですぐその辺にポイと置いてしまって後から「めがねどこー?」と探し回る。

 

多分それと同じく、イヤホンケースも帰宅してから無意識にポケットから取り出して、近くの置ける場所に置いたのだろう。

戻ったら無意識でも、イヤホンケースはここにしまう…そんな場所が確立されるよう自分を餌付けしていかなければならないって事を実感した。もうこんなショックを受けるのはこりごりだよぉぉぉ(*5)

 

*1:2022/04/03 03:42 リンク追加

*2:2022/04/03 03:43 冗長削除

*3:2022/04/03 03:45 誤字訂正

*4:2022/04/03 03:46 文章訂正
*5:2022/04/03 04:22 文章追加
*6:2022/04/03 15:02 句点追加

*7:2022/04/03 15:06 冗長削除

*8:2022/04/03 15:07 文章訂正

*9:2022/04/03 15:08 文章追加
*10:2022/04/03 16:35 地図と文章追加