ああ返品人生… | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

昨日届いて、すごく好感触ではあったのだけれど、返品することになったUS配列のキーボード付きケースを取りに来た業者に引き渡した。

 

そして新たにJIS配列キーボード付きケースが届いた。

先ほど返品したケースと同じメーカーだし、同じような形だから性能も似たようなものと期待したい…そう強く望んで購入した。

 

梱包している箱は似ている…と言うか同じだ。T-205と言う形式名らしきものまで一緒。よくよく写真を見れば今日返品した方のUS配列キーボード付きも箱の写真は日本語キーボードに見えるね。

 

早速開梱して中身を取り出した。

 

確かにひらがなが振られているし、記号の位置も日本語キーボードになっている。

けれど、何か変…

 

最初に覚えた違和感

  • 右Shiftがない
  • 「け(:)」と「Enter」の間に「む(])」のキーがなく、上に追いやられている。
  • 右Shiftキーがあるべき位置に「ろ(\)」が割り当てられている
 
タッチタイプができない人には「Shiftキーなんて1つあれば十分じゃん」かもしれないけれど、タッチタイプでホームポジションに手を置いて、基本そこから腕を動かさずにタイプする者にとって、右Shiftキーが無い事はとても打ちづらくなってしまうんだ。
基本左手人差し指をF、右手人差し指をJの上に置くのがホームポジション(見なくても分かるよう、FとJの上に突起やマークがあったり、他のキーと窪み方が違っていたりするでしょ)。そして左手でShift文字を打つ時は右Shiftを、右手でShift文字を打つ時は左手でShiftを抑えて打つのだ。だから、右Shiftキーが無くなると、右手でShift文字を打つ時に右手でShiftと文字キーを抑える必要が生じ、結果ホームポジションから指をずらさなければならなくなる。この時間がロスだし、無駄な力が入って疲れる。
タッチタイプができない人にキーボードの設計をさせると、「ノートパソコンのサイズに収めるために仕方がない」とか言い訳をして、とんでもない配置にすることが良くあるんだ。
  1. 今回の様に右Shiftをなくする事
  2. 「重要じゃなさそうな」キーのサイズを小さくする事
  3. Enterキーの更に右側にキーを配置する事

どれも1本指でキーを叩く事しかできない人の素人設計そのもの。阿呆で無知で恥知らずな事だと言いたい。しかし、キーは制限ある大きさに収めなければならない。苦悩するところではあるだろうとは思うけれど、1.と3.はできたら勘弁してほしい。

 

今回のキーボードは幅をカットするためにEnterキーの左側にあるキーを1行分取っ払った形になっている。そして数字キーを小さくして無理やり詰め込んでいる。その為、日本語では"」"が在らぬところに配置されてしまっているし、何より嘆かわしいのは、右Shiftキーに「ろ」が割付られている。あのね、「ろ」のキーはね一番使わないだろう文字だから右下の片隅に配置されているのね。それを一番大きなShiftキーに割り付けるって…

そして、数字キーが小さくなったため長音「ー」の位置が標準とはずれているので打ちにくいったらありゃしない(けれど、これは「どこかを我慢しなければならない」としたら、仕方ないと諦められる部分)。

それ以外にも、Fnキーが右側にしかないとか違和感もあるけれど、Controlキーが左Shiftの上に来たのは慣れているだけにうれしい事だ。が、左下隅がCapsLockってのはなんで?

 

下の写真は、上段が今日返品したUS配列のキーボードで、下段が今日届いた日本語配列のキーボード

 

ついでにうちにあるキーボード(上がPFUのHHKB Lite2、下がApple 純正ワイヤレスキーボード(A1255)。初めてHHKBと並べてみたんだけれど、幅は殆ど一緒なんだね。道理で打ちやすい訳だww

まぁそんな感じで軽く違和感と小さな絶望感を感じつつ、iPad Proをケースにセットしてキーボードを充電した。

 

これらのキーボードを見比べてみると、長音「ー」のキーが今日来た日本語配列キーボードだけ「o」と「p」の間に配置されているけれど、他のキーボードはすべて「p」の右側に配置されている(つまり今日来た日本語キーボードだけがずれている)事が分かるだろう。正確に言えば、今日来た日本語キーボードは数字全体が1つ左にずれている。今日はたまたま数字をあまり打つ機会がなかったから良かったけれど、数字を打鍵する場合はすべて違和感を感じる配置になっているという事だ。

 

さて、その辺りは慣れるか、我慢するしかなかろうと、充電が終わったキーボードをBluetoothで接続し、早速タイプしてみた。

 

結果…惨敗

 

惨敗と言う表現以外、どう表していいのか分からない。

動画も撮ってみたんだけれど、機材が乏しいので画面をきれいに映すことができない上、ここでは最長1分の制限があるので、分かり易い動画に編集しきれないので諦めたのだけれど

 

【例1】

「キーボード」と入力したいので「ki-bo-do」とタイプする。

そうすると普通はその全部が変換候補になるはずなのだけれど、このキーボードで打つと「k」「いーぼーど」となっていて「k」だけが確定していて「いーぼーど」が返還を待っている状態になる。

タイプする速度についてこられないのかとゆっくり1文字ずつタイプしてみても、勝手に適当なところで確定されてしまう現象は発生する。

 

【例2】

文字を入力して変換し、Enterを押して確定する…と、カーソルが勝手にどこかに移動してしまう。更にはその移動先の文節が勝手に選択状態になっていて、気付かずにキー入力をすると、元の文字列を消してしまう。当然ながら文脈が滅茶苦茶な文字列ができる。

 

タッチタイプができる人は、文字を入力する時にどのキーを打つかは全然意識していない。頭に文章を思い浮かべれば、勝手に手がその通りに文字を打ってくれる。

なのに、ただでさえキーが小さかったり配置が違っていたりで、打ち間違いが発生してストレスなのに、頭で文章を考えて画面なんて見ていない間に、勝手にカーソルが在らぬところに動いていて、今まで書いていた文章を破壊していたり、勝手な場所で勝手に確定して変な文章にしていたり…全く使い物にならないんだ。

 

更に、蓋を締めたら自動的にiPadの電源を切り、蓋を開けたら電源が入る…筈なのに、全然機能しないよ。ずっとiPadはついたままだった。

唯一、USキーボードより良かったと思ったのは、iPadの電源を落として暫くしてからまた使う時、USキーボードの時はどうやって再接続したらいいの?と迷っていて、結局良く分からないままだったけれど、今回はすんなり繋がっていた事くらいかな。そこは良いけれど、入力でストレスになる環境はいらないよね。

 

先のUS配列キーボードを買うとここに書いた時にも書いたように、「最悪キーボードがダメでも、蓋のないケースが手に入ったと思えば良いか」と思う事にするか?

いや、それは途中までは使えていたけれど、すぐに壊れちゃったよと言うような場合の諦めであって、最初から「ゴミ」になってしまうものを潔く受け入れる事とは違うぞ。

 

一縷の望みをかけて、メーカーのサポートに連絡をしてみるか…そう思ったけれど、先の写真を見比べたりして、「日本語配列キーボードは、そのキー配列自体に問題を抱えているので、もしソフトウェアを更新することでカーソルの暴走や勝手に確定されてしまう事象が解決したとしても、ハードウェアの面でストレスは絶対になくならない事を確信した。

 

本当にamazon及びメーカーには申し訳ないけれど、この日本語配列キーボードを使うなら、先ほど返品したUS配列キーボードの方が絶対に良い。

少なくとも、US配列キーボードならHHKBやApple純正キーボードと然程配置は変わらないし(JISではなくASCII配列だけれど)、少なくとも昨日入力を試した時点では、今日のようなストレスは皆無だった(普通にタイプして普通に変換ができた)。

 

もし、このキーボードを返品すると、2022年が始まって以来毎日(と言っても3日だけれど)amazonへ返品をするとんでもないヤローって事になる…そんな考えも頭を過ったけれど、返品するモノは違うし、本当に使えないものなのだから仕方ないよね。

 

と言う事で、サポートと連絡を取るにしても、相手がいつまで正月休みか知らんし、前述のようにソフトウェアが治ったとしてもハードウェアに問題があるので、使いにくさは変わらないって事で返品をする事にした。

 

では、明日返品するケースをどうするか…いや、冗談は置いといて、明日から使うケースをどうするかだ。

 

a)今日返品したUS配列キーボード付きケースをもう一度買う。

b)1000円程度の普通のケースを買う。

c)ケースを買うのをあきらめ、既存のきっちゃなく汚れた半透明ソフトケースを使う。

 

さて、どれが良いだろう。
そう考えた時に、写真は先に出したけれど、「そう言えばうちには…」とApple純正ワイヤレスキーボード(A1255)がある事を思い出したんだ。

いや、正確に言えばある事は常に理解している。でも、今まではそれを外に持ち出すっていう発想になかなかならなかったんだ。なぜって、持ち歩くには嵩張って「邪魔だな」と思ってしまうサイズだからね。

 

HHKB Lite2と比べ幅はほぼ一緒のA1255だけれど、横から見ると暑さは全然違うね。でも、今まで主に使っていたトートバッグなどに入れようとすると、入る事は入るけれど、大きすぎて邪魔になってしまっていたんだ。

そこで改めて考えてみたんだけれど、この年末にKaBagが届いた。これからはこのバッグをメインで使っていくつもりだ。そしてこのバッグは私には「大きすぎ」た。

 

でも、大きすぎて余っている空間がいっぱいあるなら…

そう思って試してみたんだけれど、下写真の左側の気室(上下貫通しているポケット)にキーボードがすっぽり入るじゃないの。

 

iPadはこちらに入れればぶつかって傷つけあうなんて事もない。

 

と言う事は、a)案は考えなくても良いって事か。

で、b)案はいつでも実施できる。ならばc)案にしておくか…

そう考えているんだけれど、「でも…いちいちカバンの中に収めるとか、邪魔になるとか考えることなくキーボードを運べるって便利だよねぇ」と言う考えが頭を離れないんだよね。

「明日届くように新しいケースを買う」っていうのは、もう時間的に難しいと思う。そういう変な記録を意識していい加減に買い物をする事は避けたいね。キーボード付きを買う事にするとしても、もう少しじっくり検討して空でも良さそうだし、一応c)案を今実行して、取り敢えずiPadは保護されている。じっくり考えてみる事にする。