全く話は変わるけれど、今年からあいおいニッセイ同和損保の「タフ・見守るクルマの保険プラス(個人総合）」を契約した。
保険会社から提供されるドライブレコーダをつけて、常時データがそちらに送られているので、いざと言う時はわざわざ電話をすることなく対処可能となるようだ。そして、普段の運転具合を評価して、安全運転をしているとなれば一定の割引を受けられる。
今のところ、ずっとA判定は受けているけれど、
5月95点/6月98点と90点台が続いていたけれど、先月9月はなぜか84点だった。
私の場合、基本的に評価を削られる原因の多くは「急ブレーキ」のようだ。
田舎道をのんびり走っているなら問題はないのだけれど、幹線道路を走行していて、交差点に差し掛かる頃に信号が黄色になったとしたら、そこで止まるか進むかの判断は難しい。結構多くの人が「黄色はスピードを上げて突っ込め。赤になりかけは注意して突っ込め」と習ってきてるかの如く運転をしている場面をよく見かけるのだけれど、私にはそこまでの度胸はない。止まれると思ったら止まるのだけれど、この保険を契約してから、止まれると思ったから止まると「急ブレーキをかけた」とC判定されることがある。そこまで強いブレーキを踏んで無理やり止まったつもりはないし、逆にそのまま突っ込むと、お巡りさんから「はい、信号無視ね」と切符を切られても文句を言えないタイミングだと思えて躊躇してしまう。
道路交通法では
第二条 黄色の灯火
二 車両及び路面電車（以下この表において「車両等」という。）は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。
引用：道路交通法施行令 第二条 黄色の灯火
とあるようで、この「安全に停止することができない場合を除く」と言う文言を「今止まったら危険だから」と進む人が多いのだろうけれど、それは本当は間違いなのだ。けれど、保険会社さんから「急ブレーキ」と判断されるという事は、それは「危険行為」だとみなしているという事であるなら、危険を冒さない為あれくらいのタイミングなら迷わず進めとなるのだろうか。で、お巡りさんが切符を切ろうとしたら、「保険会社さんが進め言うとりますねん」と文句を言えば…んな訳ないよな。
5か月ほど運転をしてみて、「本当に急ブレーキかけたから仕方ないよね」って思えるのは3～4回くらいだ。全体の10%にも満たないと思う。その内1回は車の間から自転車が飛び出してきたのを回避するためのブレーキだったし、1度は前の車がふらついた結果だ。
まぁ、そういう事を含め安全マージンを取った運転をしろっていう無理難題を吹っかけているのが道路交通法なのだけれど、そんな事をしていたら運転なんてできねーよ(特に都会の道路はさ)ってのが本音だ。
カメラをつけているんだから、Gセンサーのデータだけで急加速だの急ブレーキだのを判断するんじゃなくて、そのGを検知した時カメラは何をとらえていたのかまできちんと判断してこそなんじゃないか。
それが実現できていれば、車の間から自転車が飛び出してきたのは「急ブレーキをかけたけれど事故を未然に防いだ」って事であって、「C判定にされるくらいならブレーキ踏まねーぞ」とか、全く気付かずその自転車にぶつかったら保険屋としては余計な費用がかさむ(運転者としてそんなことしたくはないけれどさ)訳で、そんな阿呆な事にならず未然に事故を防いだことから、本来なら減点ではなく加点されるべき行為だと思うんだよ。なにかね、点数次第で割引されるって事でちょっと興味を示してつけてはみたのだけれど、こんないい加減な基準で判定されるってさ、要は学歴だけが自慢で実務能力皆無の阿呆が上司になってしまったかわいそうな社員って立場のような気がするんだよね。そんな無能な上司に判定されるのも嫌だし、そんな上司を上司としている会社にも不満が募る。このまま行ったら会社辞めるって事になるんじゃないかな。それくらい、今の判断基準はいい加減だし無能上司臭だけがプンプン匂っているよ。
来年も、この契約を続けるのか…気持ち的には微妙なんだけれど、契約を止めるとなると、またカメラの取り外し費用、新しいドライブレコーダの取得・取り付け費用など数万円を無駄に出費しなければならないかと思うと、判断が難しい。全く余計なものに手を出してしまった気がするよ。
契約して5か月使ってみて言えるのは、田舎道をのんびり走ることができる人にはお勧めだけれど、都会を走る人はかなりの覚悟が必要。そして当然だけれどアクセルはONかOFFしかないと思っている人、前の信号が赤なのにアクセルを踏む事を止めず、直前でブレーキを踏む事に快楽を感じる特殊な人はやめた方が良い。
本当「なんでこれが急ブレーキ？」ってのがすごく多いからね。
あと、前の車が下手すぎて怖いから追い抜くために加速した場合も「急加速」って言われる時があって、本当最近はやりのあおり運転じゃないけれど、危ない車は後ろにいるだけじゃないって事だ。イライラしない。どんなに腹が立っても相手にしない。道を譲って行かせる…そんなお釈迦様みたいな気持ちで運転ができないとストレスがたまると思う。
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