スマートリモコンとあれくさ | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

昨年9月頃にはスマートリモコンで家電をコントロールしようとしていたようだ。

 

しかし、SwitchBotは1日で返品と相成ったし、EZCONも登録できるものはそれなりに使えたのだけれど、範囲が狭すぎて長続きしなかった(私の習熟度が低いせいかもしれない)。

 

今年の8月頃になって、寝室の使い勝手があまりにも不便で、改めてスマートリモコンに手を染める事になった。

そのそもそもの原因と言うのが…

寝室の天井灯の壁スイッチは、家を建てる時の私の指示ミスで階段へ通じる部屋への出入り口に1つあるだけだ。本来なら寝室なのでベッドを置くことを想定した場所の脇、リビングに通じるドア横などにもスイッチを配置して当然なのに、なぜか「今時の天井灯ならリモコンがあるから壁スイッチなどいらない」と思ってしまったようだ。

結果

  • 妻が帰宅した時(私がリビングにいる時)は、消灯している明かりを壁スイッチで点灯する…問題なし。
  • 寝室は調理場を兼ねているので、私が調理をしに行くときは、リビングからの出入り口と壁スイッチは結構近くなのでスイッチまでの距離は近い…問題なし

しかし、

  • 妻が寝る時、リモコンで寝室の天井灯を消灯。その後天井灯はいじらず出社する又は、朝天井灯を点灯してもリモコンで消灯っして出かけてしまう…問題あり

つまり、リモコンで消灯した天井灯を壁スイッチで点灯しようとすると、一度押しただけでは点灯しない。リモコン対応の天井灯で明かりをコントロールする操作方法として一般的だと思うけれど、スイッチを素早く2度押して初めて点灯する。状態によってはそのダブルクリックを数回繰り返さなければならない。これがすこぶる面倒くさい。特に年寄りになってダブルクリックと言う素早い操作をすることが大変になってきたからなおさら億劫だ。

一番簡単な解決策は、朝起きたらリモコンで天井灯をつけ、部屋を出る前に壁スイッチで消す癖をつけたら良いだけだ。でも、季節によっては朝起きた時にはもう十分明るくて天井灯をつける必要がない。そんな時にも天井灯を操作するって、多分妻は嫌がるだろう。

リモコンをもう一つ買って壁側にも配置してやろうかとも考えたのだけれど、無駄に大きなリモコンを壁に取り付けるのはどう考えても邪魔だよな。

アレクサやグーグルホームなどに頼らずとも、会社独自で音声操作を組み込んだものもあるようだけれど、汎用性の無いものは後々苦労するのが目に見えているので、ここは汎用で頑張ってみようとも考えたのだ。

そんな事をあれこれ考慮して、そして今回Amazonのタイムセールもあったので、2種類のスマートリモコンを買ってみた。

 

 

 

Nature Remo mini2は値段はそこそこするけれど、温度センサーを内蔵している。本当はこれを寝室、リビング両方で使おうと思ったのだけれど、評価の中で「Nature Remoシリーズは何台増設しても、扱えるエアコンは1台のみ」と言うものを見つけた。これが本当なら困りものって事で、それを避けるために別会社の製品を選択したのだ。

SwitchBotの方は昨年一日で返品と言う実績があるだけに、不安も大きかったけれど、まぁ安いしダメだったらまた返品でもいいやと試してみる事に。

 

今回はSwitchBotをリビングに、Nature Remo mini2を寝室にセットした。

理由は、普段はリビングにいるのでいざとなったら自動化より手で都度操作した方が細かく調整できる。しかし、寝室は普段は無人なのに調理場兼用なので食材なども置いている(苦い経験から傷みやすいものはリビングに退避したり冷蔵庫保管を心がけて入るけれど)。

なので、温度センサーで管理してある程度以上の温度になったらエアコンが自動でon(*1)になってくれたらうれしいなと言う事なのだ。

 

どちらもさほど難しい設定はせずに基本的な動作はできた。

が、問題は山積している。

 

まず、大きな問題として(S:SwitchBot/N:Nature Remo mini 2/A:Alexaとする)

  1. SもNもエアコンは一応学習してくれたようで、オンオフはできるけれど、本当に設定通りになっているのか確認手段がない…28度設定しているのに放っておくと温度は25度くらいまで下がる。リモコンの設定が正しくできていないのでは?
  2. S:うちには東芝のタイムシフトレコーダーが2台ある。1台は登録できたけれど、2台目の登録ができない。
  3. A:機器名称、グループの扱いが難しい。

1.のエアコンの温度設定問題は、28度設定にしたにもかかわらず、放っておけば温度は24~25度までどんどん下がる。スマートリモコンに頼らず、エアコン付属のリモコンで28度設定にした場合はそんな事は絶対に起こらない(どちらかと言えば設定温度より高めに維持される)。そんな経験から、これは正しいリモコン設定ができていないのではないかと強い疑問を持ってしまっているのだ。

それでもエアコンのon/off、冷房/暖房切り替えがきちんとできるなら、後は私がIFTTTでも使って、「気温が30度を超えたら冷房を入れる。モードが冷房で気温が28度より下がったらエアコンを切る。気温が10度以下になったら暖房を入れる。モードが暖房で16度を超えたらエアコンを切る」と言うような設定をすれば、冷房の設定温度がたとえ18度になっていたとしても使う事は可能だろう(ただし、本当に18度設定になっていたとしたら、エアコンが稼働する時全開運転のみとなるだろうから、かなり非効率な運転で電気代が心配になりそうだけれど)。

今は山積された問題点が解決しなければ、こまごました設定に入り込むのは危険(最悪時間の無駄になってしまうので)と判断し、これは保留状態だ。

 

2.のレコーダについては、大変困った問題ではあるけれど、昨年かったEZCONである程度の操作ができていたので、今はそれを取り外しているけれど、復活させればそれなりに使えるようになるだろうことからこちらもあまり心配せず保留している。

 

「3.の機器名称、グループの扱いが難しい」というのが一番大きな問題なのだ。

要はグーグルホームならグループは部屋ごとなどきちんと区分けできるのに対し、アレクサはそれができない。そして天井灯は「あかり」とかそんな簡単な名前を付けたいのに、それが予約語みたいになっていて正しい動作を阻害しているらしいのだ。

私の家の場合は、寝室とリビングの2部屋があるので、寝室と言うグループを作って、そこにエアコンと天井灯、それとスマートリモコン対応コンセント(サーキュレータをつけている)、リビングと言うグループを作って、そこにエアコンと天井灯、そしてテレビやレコーダを登録している。

最初は単純に「寝室のエアコンをつけて」「リビングのあかりを消して」と言う形で命令すれば良いと考えていたのだけれど、「寝室」「あかり」「電気」と言う言葉は予約語(*1)のようなものになっているようで、「寝室のあかりをつけて」と言うと「寝室」と言うグループの全ての接続機器がオンになってしまう。

更に、混乱させないよう寝室は「あかり」、リビングは「リビングライト」と名前を変えてみたけれど、「あれくさ、あかりを消して」と言うと、30%位の確率でリビングの天井灯(「リビングライト」が名前の筈)が消えてしまう。

「あかり」も予約語らしいので、寝室の天井灯に「あかり」とつけてしまっているのが間違いなのか…しかし、天井灯に「あかり」「でんき」以外どんな名称をつければよいというのだろうか。寝室に寝室以外のどんなグループ名をつければユニーク且つ分かりやすい名前となるのだろう。

 

その点、後述する参考にさせてもらったサイトによると、グーグルホームではきちんとグループが機能しているので理路整然としているようだ。

アレクサ専用の物としては、echo dotが2台あるだけなので、乗り換えるとしたら早めに判断した方が良さそうだなと考えている。

しかし、買い替えるとなると、またお金が関わってくるので、できれば今の問題を解決したいところだ。

悩んでいても仕方がないので、先ほど寝室の天井灯に取り敢えず「キャサリン」と言う名前を付けてみた。寝室のecho dotに向かって「あれくさ、きゃさりんをつけて」と言ったらきちんと天井灯が点灯した。次にリビングのecho dotに向かって「あれくさ、きゃさりんをけして」と言ったら「すみません、キャサリンと言う人物は登録されていません」みたいなことを言われた。「あれくさ、寝室のきゃさりんをけして」と言うと「しんしつきゃさりんと言うグループは~」と知らぬ存ぜぬと貫く。改めて「あれくさ、きゃさりんをけして」と言ってみたら今度はスムースに消灯できた。タイムラグがあったようだ。

こんな工夫でリビングと寝室の天井灯が混同されなくなるようならうれしい限りだ。後は分かりやすくて発生して恥ずかしくない名前を付ければ良い。思い付きで「キャサリン」にしたけれど、これからずっと「キャサリンをつけて」と言い続ける?友達が来ていても?

面白いという事で「キャサリン」「ベティ」で強硬するか、フォネティックコード(NATO phonetic alphabet)に従って「あるふぁ」「ぶらぼー」にするかはたまた「きつね」と「たぬき」にするか悩むところだ。

兎に角、これで解決してくれることを祈るのみ。

 

となった所で改めて妻と話をしたら、妻が朝天井灯をつけた時にわざわざリモコンで消灯していくのは、後から起きる私が不便だろう(リモコンでon/offできなければ、わざわざ起きて壁スイッチまで行かなければならないから)と言う優しさの表れで、「壁スイッチで消していいならこんな楽なことはないよ」と興奮気味に話してくれた。が、夏場の起きる頃には天井灯が必要ないくらい明るくなってい時期にわざわざ天井灯をつけるかと言う話には疑問符のままだった。それにしても長く連れ添った妻だけれど話してみないと分からない事はやっぱりあるもんだね。気を遣った結果すれ違っているなんてもったいない話だ。

妻が明るかろうが兎に角朝リモコンで天井灯をつけ、出かける時に壁スイッチで消していく…そんな癖をつけてくれるなら、わざわざスマートリモコンなんて買わなかったかもしれない。けれど、きっかけになってくれたことを素直に感謝することにしよう。

 

スマートリモコンのSwitchBotとNature Remo mini2、使ってみて良いなと思ったのはNature Remo mini2の方だった。やはり温度センサー内蔵しているのは楽だ。また、エアコンの温度設定が0.5度単位(SwitchBotは1度単位)なのも(本当に正しく設定できているならと言う前提で)元々のリモコンが0.5度単位の設定なのでうれしい事だし、あまり使う事はないけれど、スマホのリモコン画面もSwitchBotより直感的に使い易い気がする。

 

Nature Remo mini2 アプリのエアコンリモコン画面

 

Nature Remo mini2の天井灯リモコン画面

 

SwitchBotのエアコンリモコン画面

 

SwitchBotの天井灯リモコン画面

 

これらの設定に際して、次のサイトを大いに参考にさせていただいた。このサイトがなければ私は今でももっと悩んでいたと思う。スマートホームを目指すなら一読することをお勧めする。

(これを読むと、私の家の場合はアレクサとは別れを告げ、グーグルホームに乗り換えるべきなのかなと思ってしまうんだけれど…)

 

*1:2021/09/12 21:16 誤字訂正