昨日、年末に買ったハイブリッドダウンコートのサイズがXLのつもりだったのにLサイズだったので交換してもらう事にしたという話を書いた。
その後、少し時間調整をして店へ行って交換してきた。
非常事態宣言下で、これは不要不急の外出には当たらないかもしれないが、これと妻の送迎とあったので、ごめんなさい見逃してくださいと言う事で。
妻と帰宅して、妻の前で試着。
そしたら妻が一言「安心した」と…
どういう意味か聞いてみたら、今までは最大に太っていた時期にきていた「ダブダブ」と言う表現がふさわしい(ゆったりした物が動きやすいので、オーバーサイズだけれど)5Lサイズを着ていたのだけれど、それが突然、Lサイズになったら、「とーちゃん細くなりすぎて折れちゃうんじゃないか、無くなっちゃうんじゃないか心配になった」との事。
XLサイズだと、多少太く見えて安心できたらしい。
確かにLサイズの時は全体的にぴったりした感じで、厚手のシャツをもう1枚着こむときつくなりそうなくらいだったが、XLサイズにしたらゆったりした感じがあった。手で腰回りの布を引っ張っても、Lサイズだとぴったりな感じだったのに、XLサイズでは多少つまめる。
サイズ的にはXLで正解だと思う。
でも、今はダイエットの途中でこれからもどんどん痩せていく予定。実際今日もダイエット開始後の最低体重を更新したところだ。ならば、このままLサイズにしておいても良かったのではないか。妻に「消えてなくなりそう」って言われて「うへへへ」となって居たい気持ち、わかってくれるだろうか。
無理をせず、来年着られるようになっていればいいんじゃないか…いや、もしダイエットが順調に進んでいたなら、多分来年の今頃はもっと体重が減っているだろう。そうすればLはらくらく着られるようになっているかもしれない。が、多分、その時には妻はその姿かたちに慣れ切って、今みたいに「消えちゃいそう」なんて言ってくれないのだ。絶対に「ふーん」で終わっちゃう。今得られる感動は、今だから得られるのだ。慣れ切って鼻くそでもほじりながら「んーやせたねー」なんてやられたら堪ったもんじゃない。
そう考えたら、XLに交換したのは正しかったのに間違った選択だったという事か。でも、妻に「消えちゃう」なんてドキドキするストレスを与え続けるっていうのも良くないよな。そう考えるなら交換して正解だったんだ。
悩むけれど、結局妻に「消えちゃいそう」って言われたいのは、ダイエットしている人が「やせたねー」って言われたい衝動と同じものだ。それを言ってくれる人がいるから、飽きずに何度でも行ってほしい。私を満足させてって願っている訳だ。それはそれで良い環境なんだけれど、そんなことで満足せず、消えちゃいそうに細い、妻をして抱きしめたら折れちゃいそうだった時代の私に戻れるべく努力をするのだとしたら、まだまだ道半ば。こんなところで甘えてんじゃねーよ!とちこちゃんのように怒ってお仕舞いにするのが正解だな。