ぐっと気温が下がり 一気に冬になりましたね雪の結晶


帰り道、風が冷たく手がカチカチになってしまいました。


先日旅行から帰ってから 風邪をこじらせてしまい


夜の咳き込みが激しく 何度も眼が覚めてしまう日が続いてます涙


病院に行く時間はないので


ドラックストアに駆け込み


手に取った漢方薬は2つ。


「五虎湯(ごことう)」 と 「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」 


「五虎湯」 は 「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」 に桑白皮(そうはくひ)を加えたもの


「麻杏甘石湯」 は麻黄(まおう)・杏仁(きょうにん)・甘草(かんぞう)・石膏(せっこう)で構成され


肺熱(肺や気道の炎症)や 呼吸困難に対する基本処方であり


急性気管支炎、肺炎、気管支喘息などに使用させます。


本には、「痔核の腫れ、疼痛に試用してもよい」 との記載も・・・


ほほ~サーチ 試させたことのある方、ぜひ教えて下さい♪


一方、 


「麦門冬湯」の配合を見てみると


麦門冬・人参(にんじん)・半夏(はんげ)・炙甘草(しゃかんぞう)・粳米(こうべい)・大棗(たいそう)


咳止め、鎮咳袪痰の代表処方


ポイントは3つ


①痩せてカラダの潤いが足りない人


 (主に老人に使われる、小児や水太りのタイプには使わない)


②痰が多く出ない


③炎症がつよくない(消炎の効果は弱いため)



私の場合、咳き込みがひどく、痰がからんで吐き出しにくく


炎症が残っているので「五虎湯」を選択choice!*


手軽に飲めるエキス顆粒 約3日分で1,480円でした。


これで今夜はゆっくり眠れるといいな・・・



みなさまも、暖かくして風邪にはお気をつけ下さいねラブラブ










仕事で生薬の勉強会を行ってきました


社外でのプレゼンテーションは今日が初めて


会社の先輩に見守れながら


何とか無事に終えることができましたクラッカー



本日のテーマは 山薬 サンヤク について


山薬は スーパーなどで売っている ナガイモ を原料とし


ナガイモの皮を剥いで 乾燥させたものが 生薬の山薬になるのです


薬も食も同源ですよね



勉強会の中で 面白い質問が出てきました


山薬を含む方剤には


よく知られている 八味地黄丸(はちみじおうがん)や


参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん) の他に


資生湯(しせいとう) という方剤もあります と説明したときに


名前が (化粧品会社の)資生堂 みたいだね~


何か関係があるのかな~?


ということで


即答はできなかったものの


帰って調べてみると


資生堂のネーミングはなんと


中国の古典、四書五経のひとつ『易経』の一文から来ているそう


「至哉坤元 万物資生


「いたれるかなこんげん ばんぶつとりてしょうず」


意味は 


「大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか 


すべてのものは、ここから生まれる」



うん これが資生堂の成り立ちなのですねっ



『易経』について wikipedia より


古代中国 の占筮(細い竹を使用する占い)の書である。

符号を用いて状態の変遷、変化の予測を体系化した古典。

中心思想は、 二つの元素の対立と統合により、

森羅万象の変化法則を説く。

古代中国の哲学と宇宙観 の集大成であり、

著者は伝説上の人物である伏羲 とされている。



漢方方剤の一つである 「資生湯」 と 


中国哲学である『易経』 由来の 「資生堂」


一文字違いで 何となくつながりがあるようにも思えますね!



こういった 質問をしてもらえるのは


とてもありがたいことですニコニコ


 

ハーブティー好きの方は よくご存じかと思われます



Yogi tea ティーポット


1969年 創始者の Yogi Bhajan氏が ヨガ行者のために


アーユルヴェーダの考えに基づいて調合された  


ハーブとスパイスのブレンドティーはっぱ


当時用いられていた 主なスパイスは


カルダモン シナモン グローブ ジンジャー ブラックペッパーの5種







この Yogi tea シリーズの中で 


わたしのおススメは <Skin Detox>コーヒー




<Skin Detox> 

内容

オーガニックグリーンティー葉

ローズペタル

オーガニックハニーブッシュ葉

オーガニックハイビスカス花

オーガニックレッドクローバー葉/花

カルダモン種

オーガニックグレープ根

オーガニックオレンジピール

オーガニック植物ゴボウ

オーガニックタンポポ根

イエロードッグ根

オーガニックステビア葉





Yogi tea の他のフレーバーも試してみたものの 



正直 かなり好みが分かれると思います



この <Skin Detox> はクセが少なく とっても飲みやすい



ほんのり ローズとハイビスカスの香りに包まれて



なんとも幸せな気分にはーと







最後に 


カルダモンについて 少々追記



世界で 3番目に高価なスパイスとしても知られています


ちなみに 1位はサフラン 2位はバニラ


カルダモンはスパイスとして利用されるとともに


古くから ヨーロッパなどで薬局方にも収載されていました



日本薬局方においては


基原植物 Elettaria cardamomum Maton (Zingiberaceae)


の果実であると記載


Zingiberaceae とはショウガ科の意味



また


カルダモンの 生薬名は 「小豆蔲 (ショウズク)」


漢方では 芳香性健胃薬 として用いられます




参考文献: 「生薬単」 原島広至著