中国の経済発展に伴う 人件費の高騰や
中国国内の生薬の需要の拡大 が要因となり
2010年より 生薬全体の価格高騰 は続いていますが
少しずつ 安定の兆しは見えてきて
本年度は 高値安定で続いていくと 予想されております
その中でも 最近
価格の上昇を続けている生薬に
三七 や 天麻 人参 があります
これらは 栽培周期が長く 生産地が集中しているため
自然災害の影響を受けやすい という特徴があります
三七においては 2009年の中国 雲南省の干ばつの影響で
供給不足が続き 価格が大幅に上昇し
市場にも大きな影響を及ぼしています
さて 本日は 三七(さんしち)について 取り上げてみます
ウコギ科の多年草
サンシチニンジン(Panax notoginseng) の根
田三七(でんさんしち)
三七人参(さんしちにんじん)
田七(でんしち) などと 呼び方は様々
名前の由来は 茎が三つに分かれて 葉が七枚のためとか
成長に3~7年 必要とするから とか・・
また 非常に高貴な生薬なので 金不換 という名もある
サンシチニンジンの 属名 Panax は
ギリシャ語で すべてを治癒する の意味
薬理作用としては 主に 止血 袪瘀 消腫 止痛
わたしが以前勤めていた 中医クリニックでは
婦人科疾患があり 舌下静脈の目立つ
瘀血のある人に よく 三七粉末を使用しておりました
薬局の先生も ご自身の健康維持のために
飲まれている方も多くいらっしゃいます
難点なのは もともと高価な上に
さらに値上がりしていることですね・・・


