ルミナスです。
本日は、IFRS以外で、
"公正価値"がどのようにとらえられているか、
について、お話したいと思います。
投資(不動産を含む)の収益性の測定は、
恣意性を排除した計算を行うため、
"国際投資パフォーマンス基準(GIPS)"に従って
行われなければならないことになっています。
2010年に、このGIPSの改訂が行われましたが、
その内容は、
公正価値ヒエラルキー、
不動産の評価基準の厳格化、など、
国際会計基準を意識した内容となっています。
たとえば、不動産の評価については
従来、36カ月に一度、外部の評価を得なければならない
とされていたものが、
2012年1月1日以降は、
12か月に一度、独立の外部の専門家(有資格者)
による評価を受けなければならない。
と変更になりました。
外部による評価は、
今ではほぼ当然のことになりつつありますが、
私募ファンドでは十分に行われていないことも多く、
早急に対応しなければなりません。
投資パフォーマンス評価の世界だけでなく
不動産鑑定業界も、IFRSに対応する方向性を示していますし、
やはり、転がりだしたら止まらない勢いですね。