会計処理の考え方や方法についての質問に答えると、
「それはどこに書いてあるのか。」 
と聞かれることがあります。
専門的な勉強をしたことがある方は、
オリジナルの文章に戻って自分で確認しようとします。
他方、理解できればどこに書いてあってもよい、
という方もいます。 
IFRSに関しては、
自分で出典(会計基準)にあたってみると、
"IAS"という文字がやたらと目につきます。
あれ、IFRSじゃないの?
と不思議に思います。
そんなときに、
よくわからないし
、面倒そうだな・・・。![]()
と思うことがないように、
今回はIFRSの構成と、
基準の全体を記しておくことにします。 
IFRSは国際会計基準審議会(IASB)
が作成する会計基準を言います。
もともと、IFRSは国際会計基準(IAS)
と言われており、
国際会計基準委員会(IASC)という民間団体が
IASを作成していたのですが、
このIASBを、
証券監督者国際機構(
)がバックアップし、
IASB改め、IASCとなって、
会計基準を設定するようになりました。
(
)証券監督者国際機構
各国の資本市場育成のために、
証券取引所や証券監督当局(日本だと金融庁)を
指導することを目的とした機関で、
メンバーは、世界中の証券監督当局や証券取引所等。
あ~、わからなくなった! 
という方が出てきそうですので、まとめますと・・・
旧) IASCがつくった会計基準⇒IAS
新) IASBがつくった会計基準⇒IFRS(狭義)
⇒合わせてIFRS(広義)
このように、IASBが設立されてからは、
従来のIASとIFRS(狭義)をまとめて
IFRS(広義)と呼ぶようになりました。
これから新しくIASが作られることはありませんが、
今まで作られたものが廃止されるまでは、
IASは残っています。
従って、"IFRS"を調べると、IASも出てくるのです。


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2009年8月現在の、IFRSの全体像
8つのIFRSと30のIAS
を記しておきます。
(このほか解釈指針もあります)
・・IFRS1は、以前に説明しましたね☆
IFRS
【 1】 初度適用(1号)
【 2】 株式報酬(2号)
【 3】 企業結合(3号)
【 4】 保険契約(4号)
【 5】 売却予定の非流動資産および廃止事業(5号)
【 6】 鉱物資源の探査および評価(6号)
【 7】 金融商品~開示(7号)
ias金融商品32号、39号の補足的位置づけです。
【 8】 オペレーティング・セグメント(8号)
IAS
【 1】 財務諸表の表示(1号)
【 2】 棚卸資産(2号)
【 3】 キャッシュフロー計算書(7号)
【 4】 会計方針、会計上見積もりの変更および誤謬(8号)
【 5】 後発事象(10号)
【 6】 工事契約(11号)
【 7】 法人所得税(12号)
【 8】 セグメント報告(14号)2009年1月まで。以後はIFRS8に
【 9】 有形固定資産(16号)
【10】 リース(17号)
【11】 収益(18号)
【12】 従業員給付(19号)
【13】 国庫補助金の会計及び政府援助の開示(20号)
【14】 外国為替レート変動の影響(21号)
【15】 借入費用(23号)
【16】 関連当事者についての開示(24号)
【17】 退職給付制度の会計及び報告(26号)
【18】 連結及び個別財務諸表(27号)
【19】 関連会社に対する投資(28号)
【20】 超インフレ経済課の財務報告(29号)
【21】 ジョイントベンチャーに対する持分(31号)
【22】 金融商品~表示(32号)
【23】 一株あたり利益(33号)
【24】 中間財務報告(34号)
【25】 資産の減損(36号)
【26】 引当金、偶発債務及び偶発資産(37号)
【27】 無形資産(38号)
【28】 金融商品~認識と測定(39号)
【29】 投資不動産(40号)
【30】 農業(41号)
あまり使わなそうなものも入っていますが、
ざっとお見知りおきを。
【Key Word】
IAS、IFRS(狭義)、IFRS(広義)、IASC、IASB
いかがですか?略語から、内容が思い浮かぶ
でしょうか?