「勉強はわりと得意なのに、
仕事がうまく進められない」
という話をよく聞きます。
コミュニケーションが下手だとか、
理由はいろいろあるのでしょうが、
「試験勉強の方法論を
仕事にそのままもちこんでいる」
ことが原因の一つ
ではないかと思っています。
試験で結果を出すには、
"試験にでること、時間のかからないこと"
から先にやる。
…手間がかかる割に点に結び付かないことは
やってはいけない。などと
教えられた方も多いのではないでしょうか。 ![]()
でも、ほとんどの場合、
社会人になってからの仕事は
"面倒くさいことから先にやること"が必要。
お客様や取引先とのトラブル解決、
落ち込んだ売上や利益を改善するためのアクション、
社内の業務改革、等々・・・。
面倒なことをほうっておくと
問題になってしまいますから。
ところが、勉強が得意な人は、ついつい、
嫌なことはしない、面倒なことは後回し
楽なことからしようとしてしまいます。 ![]()
しかし本当は、ポジションが上になるほど
面倒なことを先にやらないといけない。
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また、
勉強が得意な人は真面目な人が多いので、
仕事を沢山抱え込んでしまいがちです。
"できない"といえなくて、
無理して仕事を抱え込んでしまい、
結局周囲に迷惑をかけてしまうことも…。
こうなると、本人も周囲もつらいです。![]()
自分のキャパシティを把握して、
「自分にはこれが目一杯です」と判断することと、
能力がないこととは違うのです。
これを間違えずに仕事をすると、
勉強で培った要領の良さを、
仕事にうまく生かすことができる
のではないかな、と思います。 ![]()