買ってはみたものの、買う前に「ちょっと考えた方がいい」空気清浄機だった。
『無印良品 コンパクト空気清浄機 MJ-APR1』
到着後、それを動かしたからと言って、「部屋の空気が変わった!」なんてこともなく。
(これまで使用していた改造後の空気清浄機では、定期的なフィルター交換後には明らかに変化が感じ取れていた)
そのため、稼働開始後1日を待たずして、まずフィルターがお気に入りのものを装着できる様に改造を実施。(その手法は以前使用していた空気清浄機と同様)
何故なら、何より通風量が少なすぎるため。
24時間稼働で365日で交換というフィルターが付いているが、弱運転では風量が少なすぎ、中運転では少々うるさい。
寝室で中運転で24時間稼働させようとは思わないので、実質的に風量不足。
実は、実際の通風量は割と少ないのだがそれを多く見せかけるための偽装が施されている。
→と思っていたが、実は、元々の風量は少ない訳ではないことが後に判明。
それは、吹き出し口に設置された「上部パネル」。 ←これが諸悪の根源だった。
ここでわざと風の出口を絞り隙間から絞り出させることで手をかざした時の風圧を錯覚させ、更に周りの空気を巻き込んで出てきている風量が多くなっている様に感じさせる仕組み。(まるでドライヤーの増風構造、エジェクター効果的な)
→そのまま出した方が、十分な風量と風圧を感じられるのに。
そこで新たな問題が。
部屋の中のホコリは、床上30cmまでがその濃度が高い。
「コンパクト空気清浄機」だけに背が低い事に加えて、余計な手が加えられた気流によってまさにその近辺の空気を巻き上げることになるので、空気清浄機としては本末転倒な仕様になっている。
やっぱり、以前使用していた空気清浄機と同様に煙突の様な延長ダクトを追加するべきか。
こうして改めて確認してみると、「ちょっと考えた方がいい」というのも控えめな表現だったかなと思えてくる。
少なくとも以前使用していた空気清浄機では、その出口の清浄な空気が入口側に多少回り込んでいるかな、という位ではあったので。
それでもダクトの追加後は、浄化能力が明らかに向上した。
今回の空気清浄機は、清浄能力を重視するのであれば他の製品を選んだほうがいいと思う。
買ってしまったものはしょうがないので、ダクトを追加することにする。
その場合、ただの抵抗にしかならない上部パネルは撤去して。
ということで、既に撤去済。
グリルに引っ掛けてあるだけなので、電源ボタン側から慎重に斜めに押し上げれば外れる。
ただ、グリル自体にも風向調整板的なものが一体形成されているという余計な仕様。
これが無ければ出口側抵抗の大幅な低減が図れたのに。
これでも多少はマシになったので、この状態でダクトを追加する。
→更に、このグリルも割と簡単に取り外せたので、後に記載予定。
その他、運転表示のLEDが眩しすぎる。
暗闇の中で運転させると、表示の所にシールを2重で貼ってガードしても、内部で回り込んだ光がカバーを通してうっすら光って見える。
更には、本体の側面を透かして明るく見える。(夜中に起きて闇に目が慣れている状態でではあるが)
明るい時には全く気にならないが、夜は真っ暗にして寝るのが基本なので、その点問題あり。
あと、365日の交換期限も、鵜呑みにするのは良くない。
使用環境によって変わるのはもちろん、フィルターで増殖したカビの拡散源になる場合もあるので、適宜確認が必要。
私は今後そもそもそれを使用するつもりは無いが。