藻水槽でろ過した水を金魚水槽に戻す時に発見。
水換えの後だったこともありその流量をいつもより増やそうとした時に、流量調整のために使用しているエアー調整バルブのつまみが外れ、エアーを吸い込んだ。
その時気づいたこと、この状態は単純に点滴式で水を戻すよりも酸素供給効果が高くなる可能性があることに。
そこで、その上流部にエアー調整バルブを追加し、流量を絞っても効果が発揮されるのかを確認した所、ポタポタ程度でも大丈夫なことが判明。
なお、高低差(差圧)はある程度必要な様で、シリコンチューブよりもセリアの割と硬めのチューブの方が圧力損失が少なくて良い感じ。
あと、つまみを外したエアー調整バルブの先の長さも重要で、その吸引力が効果を発揮させる元になっているので10cm程度は必要だった。
とはいえ、画像の様な状態でこれを作動させるためにはそれなりの水量が必要で、6L程度では長時間連続稼働できそうにない。(バケツの水位が下がるにつれて流量は減っていくが)
まあ、そもそもが無給気運用中のベランダ金魚水槽なので、現状全く問題は無いのだが。
その他、つまみを外したエアー調整バルブは、つまみが付いていた面を下に向けた方が水と空気の比重差でエアーが入りやすいと思う。
→気にするほどでもなかった。
ただし、給水の最後の時点では流量が極端に少なくなるので、ごく少量とはいえその部分から水が漏れる恐れはある。
→数時間単位で稼働する様に流量を絞って流した結果、バケツ(8Lサイズ)の残り半分位で漏れ出したので、つまみが付いていた面を斜め(45度上向き)に変更した。
→更に、つまみをギリギリ取れない程度に戻したら、ごく少流量でもエアーが入る様になった。
エアーチューブとエアー調整バルブとバケツなどがあれば、入口側はサイホンでも作動させる事は可能。
もっとも、水槽環境や魚の数によっては焼け石に水状態になるかもしれないし、水槽の水位変動もあるのであくまで緊急用だなと思いつつ。
我が家では、どちらにしろ朝夕に藻水槽を通過した水を金魚水槽に戻す時に使うので、このまま使用し続ける予定。
結果的には点滴給水の様なものなので、水温や水質の急変を避けることも出来るので。
エアーポンプ並の効果を得るためには、相応の水量が必要。
やっぱり、長時間運用を前提とした場合には、今回の方式を導入した上での点滴式が現実的か。
それでもやっぱり、水槽の状態次第ではある。