金魚水槽に透明に近いタッパーをひっくり返して浮かべる。
そこに適度な光が当たっていれば、タッパーの中で増殖した藻や苔が光合成をして酸素を作り出す。
作り出された酸素は、大気中に放出されることなくひっくり返されたタッパーの中に貯まる。
タッパーの中の気体成分は酸素濃度が100%にはならなくても、大気中の数倍に達することになるだろう。
藻や苔の光合成の結果生み出された気体が貯まっているので。(たまに金魚がそこに吸い込んだ空気を吐き出しているが)
つまりは、大気中を遥かに超える濃度の酸素がそこにあり、そこから水中へ溶けだす酸素の量もかなりのものになるはず。
もちろん、溶存酸素の飽和濃度を超えない範囲ではあるが昼夜を問わず。
無給気運用においては大気中から酸素を取り込むために相応の水量と水面面積が必須ではあるが、その一助になる可能性もあるかなと。
ということで、金魚用酸素バー。
苔が増えすぎると光を遮断してしまうがそこは石巻貝の働きに期待しつつ、石巻貝は壁面の苔を食べるのに精一杯(というか壁面の苔は水質浄化のため絶対に無くならない様に調整中)なので、たまに石巻貝専用水槽に浮かべているタッパーと入れ替え中。
石巻貝専用水槽では金魚が居ないためか苔の成長が若干遅く、器用に浮かんでいるタッパーに乗り込んできれいに食べてくれるので、腹を減らせた石巻貝専用水槽の個体へのエネルギー補給の方がメインかもしれない。
石巻貝は苔を食べて体力が十分ならひっくり返っても起き上がるし、水槽中で浮かんで漂っているタッパー等にも余裕で移動できる。
1年程度でエサ不足で死なせてしまうのはもったいない。
石巻貝が金魚水槽に合流したのは去年の7月26日。