来月で長年使用していたLinux Mint19.1のサポートが終わるので改めてLinux Mint 21をインストールしてみました。
ついでに、TimeShiftの設定でやらかしてしまった結果寿命間近となったSSD(128GB)の換装も実施。
まずは、バックアップから。
大量のデータがあるわけでもなかったので、適当に買ってきたSDカードにUSBカードリーダーを介して保存。
うっかりFirefoxのブックマークをエクスポートするのを忘れていましたが、元のSSDには手を加えていないので接続し直して救出。
他にも忘れていたものがあったりして、それを数度繰り返したり( ̄▽ ̄;)
まあそれはともかく、今回実施した内容を時系列を遡って記録。
『Linux Mint 21 "Vanessa"』を導入
1 Preparation(準備)
まず、本家のホームページ(https://linuxmint.com)より、一番上に表示されている最新版『Linux Mint 21 "Vanessa"』の『Download』を選択。
今回は2027年までのLTS版。
そして、軽量で判りやすくてお気に入りの『Xfce Edition』を選択。
どのサーバから、あるいは何時にダウンロードするかによって、所要時間が5分程度から2時間以上と大きな開きが出る。
『Download mirrors』から、どこかを選択するとISOイメージのダウンロード開始。
ダウンロードは新しく『iso』という名前のフォルダを作成してそこに保存。
『sha256sum.text』、『sha256sum.text.gpg』
それぞれ右クリックでリンク先を『iso』フォルダに保存。(注:グーグル日本語翻訳で開いていると実行出来ない)
2 Integrity check(整合性チェック)
ターミナルを開いて、まずは『iso』のディレクトリに移動。(Downloadsにisoフォルダがある場合。desktop フォルダ名を変更していたためなのか、まずDesktopフォルダを指定しなければ進まなかった)
ユーザー名-desktop ~ $ cd Desktop
ユーザー名-desktop ~ /Desktop/$ cd Downloads
ユーザー名-desktop ~/Downloads/cd iso
ユーザー名-desktop ~/Downloads/iso $ sha256sum linuxmint-21-xfce-64bit .iso(ダウンロードしたisoファイル名)
と入力してsha256sumを生成。
ここで生成された『sha256sum』の値と『sha256sum.text』の中のXfce Editionの値が相違ないことを確認。
15cb661c6652ce1d20ecdc85a939fa0b4b9325af5d0c65379cc3b17e
15cb661c6652ce1d20ecdc85a939fa0b4b9325af5d0c65379cc3b17e
(『Integrity check』の所に書かれている『-b』コマンドは不要だった)
3 Authenticity check(真正性チェック)
Linux Mint 署名キーをインポート
sha256sum.txt の信頼性を確認
詳細は本家のホームページを確認。
4 Bootable USB を初期化
前回使用したUSBメモリを再利用。
標準でインストールされていた『ディスク』ユーティリティにてあっさりフォーマット完了。
5 Bootable USB Stickを作成
Menu ‣ Accessories ‣ USB Image Writerを起動
書き込むISOイメージとUSBメモリを指定して書き込み
ここでSSDを換装。
パソコンの電源を切って筐体を開け、ケーブルを差し替え。
自作パソコンなので、インストール完全終了まで開放状態を維持。
(その間数度のデータ救出作業あり)
6 パソコンを再起動
起動時のF2キーでBIOS画面でUSBからの起動を再優先に変更
7 デスクトップに表示されているディスクアイコンの「Install」をダブルクリックしてインストール開始。
ユーザー名を入力 コンピューターの名前は、ユーザー名を入力すると自動で設定される
8 ユーザーのパスワードを設定
→これは、ログイン時及びアプリケーションやシステムの変更等を実施する場合に都度求められる
その他、日本語を選ぶとか。
9 インストール終了
「再起動しますか、このまま試用を続けますか?」
10 一旦試用を選択したあとシャットダウンし、USBメモリを取り外して再度起動
起動時F2キーでBIOS画面を確認した所、既にSSDからの起動に変更されていた
12 ユーザーの選択
ユーザー名を選択してパスワードを入力
13 起動完了
14 『Linux Mintをインストールしたら、はじめにやるべき9個のこと』を参考に以下を実施。
注:既に標準となっているものもあるので確認して実施
15 ファイアーウォールの設定
スタートメニューの検索でgufwを入力、起動
「home(自宅)」あるいは「パブリック」で、「ON」
ファイアーウォール設定完了(詳細設定はデフォルト)
ただし、 LANケーブルを差したまま行っていたら、途中でファイアーウォールが無効になったりしていたので、途中でLANケーブルを抜いて設定終了させた
16 アップデートマネージャー
デスクトップ右下の盾型アイコン(この時点では赤いバツ印が重なっている)をクリックする。
そこから、ソフトウェアソース、つまりアップデートをどのサーバから実行するのかを選ぶ。(しばらく待つと横に通信速度が表示される)
アップデートをインストール
「このシステムは最新の状態です」
デフォルトではアップデート情報の確認を頻繁に実施するようになっていて、サーバーにも自分のパソコンにも負担がかかるので設定を変更。(「日」の所を1にして、「時」の所を2に変更)
「ブロックリスト」 後日設定予定
18 テキストエディタ「LeafPad」のインストール
フォントを「Takao Pゴシック」に変更 → 先にSynapticパッケージマネージャでTakaoフォントを検索しインストール
作成したファイルを保存後展開すると、別のテキストエディタで開くということを繰り返したので、右クリックプロパティから「これで開く」を「LeafPad」に変更し解決。
19 ペイントソフト『KolourPaint』及び『Pinta』をインストール
その後、ログアウト、ログインを実施。
何かをインストールした後はログインしなおすか、再起動させることで動作が正常になることが多い。
→注:不要パッケージを片っ端からアンインストールした後に再起動した時、ネットにつながらなくなったが、幸いにしてTimeshiftで再インストールは回避出来た。その後、不要パッケージのアンインストールはまだ行っていない。サンダーバードかブルートゥースかP2Pファイル交換ソフトだったのか?
20 デスクトップ等を英語表記に
今後、コマンド入力が必要になった際などに日本語表記だと面倒なので英語表記に変更。
「LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update」のコマンドで一気に変更。
もし中身が入っていたら、そのフォルダはそのままで新しく作成される。
再起動後に「デスクトップ」(日本語)表示のフォルダを削除。
そして、再起動後に再び日本語に変更するかどうか聞いてくるので、再度聞いてこないようにチェックを入れ「変更しない」を選択する
22 FireFoxの初期表示位置を設定
スタートメニュー-から「設定」→「ワークスペース」、「余白」の数値を変更(我が家では左側を260)
その他、定番のADPを入れたりそのフィルターをパッケージで入れたりワイルドカードで設定したり。
設定が初期化された状態なので、スナップショットと見比べながら設定しなおしたり。
23 デスクトップにゴミ箱を表示
スタートメニュー-から「設定」→「デスクトップ」→「アイコン」→「デフォルトアイコン」で「ゴミ箱」にチェックを入れる
24 ClamAV及びClamTkをインストール
インストール後起動させるも、チェックしたファイル数が何回やっても「0」。
そこで、「アップデート」の所を確認すると、『アンチウィルスのシグネチャ インストール済「0」』。
つまりは、比較するものが何もないので動作していなかったということ。
そこで、「アップデートアシスタント」の所で「自分でアップデートする」を選択し、アップデートを実施。
その後正常動作を確認。
26 Libreofficeの日本語化
「libreoffice-help-ja」をパッケージマネージャでインストール
27 ワークスペースの切り替えをマウスのスクロールボタンで行う
インストール後、キーボードでしか切り替えが出来なくなっていたので、ウィンドウマネージャ(詳細)のワークスペースタブの最上段表示項目にチェック
バージョンが新しくなって重くなるかと思いきや、インストールは以前より早く終わり、動作もさほど遅くなった感じもせず。
LibreOfficeがちょっと遅くなったくらい。
2011年作成の12年目(そろそろ13年目)の自作パソコンでも、まだまだ使えそうです。
ということを書いていたら、最新版は21.1らしい。
でも、フォルダ(アイコン)の色が黄色になるらしい。
変更はできるかもしれないけれど、とりあえず21は緑で良かった。
その他の記録。
冬対策の一部解除を実施。
車用バッテリー×2に補水。