バッテリーの再生のためには、充電と放電のサイクルが重要みたいなので、時間短縮も兼ねて放電器を作成してみました。
使用したのは白熱電球。
交流100Vで使用することが原則のLED電球は使えません。
まずは、どの程度の電流が流れる事になるのか試算してみました。
家にあった100V5Wのナツメ球と40Wの白熱電球の場合。
まず、定格電力から電源電圧を元に抵抗値Rを求め、12V負荷に接続した場合を計算したのが画像の左側。
しかし、白熱電球は電流が流れて温度が上がった時に抵抗値が上がって定格負荷になるという話があったので、テスターにて無負荷時の抵抗値を確認しました。
かなり違うものですね。
こうした特性を知っていると応用が効くので面白くもあります。
その結果を反映させたのが右側です。
ということで、最初は5W表示のナツメ球でもつなごうかと思っていましたが、思いの外消費電流が低すぎたので40Wの白熱電球の方にしました。
起動時で0.7Aであれば、その後はもう少し下がってくる、、、はず。
早速、引掛けシーリング用電球ソケットとワニ口クリップを使用して接続。
まさにここに接続してくれと言わんばかりの形状がなかなかいい感じです。短絡には要注意ですが。
過電流でスパークしたらどうしようとヒヤヒヤしながら念の為防災面を装着して接続しましたが、全く問題なし。
白熱電球は明るくなることもなく、ほんのりと暖かくなった程度でした。
交流と直流で消費電力の計算が違っていたかなとか、遠い記憶をたぐりながらネットで調べながら実施してみましたが、白熱電球は力率100%(電力が機器で有効に利用される割合、発光効率とは異なる)なので全く問題ありませんでした。
白熱電球は光も出す発熱器と言われる事もありますし。
ということで、鉛バッテリーの加速サイクル再生実験を実施中です。
過放電には気をつけます。
追記。
素早く放電、ゆっくり充電がいいらしい。
画像から50分経過後、12.57Vで、約0.2Vほど低下。
12.48Vまで下がると全容量の25%を放電したことになるみたいなので(参考値)、もう少し放電させます。