昨年末からバッテリーの回復実験を実施中。
その関連で情報を集めていた所、薬品を入れてサルフェーション除去を行う場合には充電電圧の維持が重要との話がありました。
自動で電圧が変わる充電器では十分な効果が得られない場合があるのだと。
バッテリーの電圧値に関わらず一定の電圧を与える事が出来る定電圧充電器で14V以上の電圧で低電流でじっくりと充電してやるのが良いのだそうです。
パルス式のサルフェーション除去装置も同様で、パルスを与えるのみではサルフェーションが剥がれたとしても電解液中に溶解せずあまつさえ再付着する場合もあるらしい。
そのため、パルスを与えることと充電を行うことはセットで考えた方が良さそうです。
そこで、定電圧充電器を探してみましたが、値段が高くてバッテリーを買い換えたほうが安上がりという様な状態でした。
ACアダプタを流用するというのもありでしたが、電流値のコントロールとか過熱とかを考えるとちょっと面倒だなと。
そこで思い出したのが、ソーラーパネルでした。
今持っている8Wというなんとも微妙な出力のソーラーパネルであれば、少なくとも電流を流し過ぎることはありません。
そして、太陽光の入射角を考慮すれば、開放電圧で17V以上にもなる最大電圧を「出さない」事も容易。
普通は最大効率で最大発電量を目指すソーラーパネルですが、今回のバッテリーの再生のためにはそれは必要ないということで。
コントローラーを介さずバッテリー直結であればバッテリーの電圧に関係なくある程度の電圧を発生してくれるので、定電圧充電器の代わりとして利用できるのではないかと。
もっとも、(調整した)最大電圧が発生するのは1日のうちのわずかな時間になるとは思いますが。
とりあえずそういうことで、現在サルフェーション除去装置は昼間のみソーラーパネルと併用で運用中です。
少しずつバッテリーの状態が改善されている感じの今日この頃。