エコバッグはおしゃれアイテムの1つになっているみたいですね。

消費活動が姿を変えただけで、名前はエコだけど全くエコではないなと思いつつ。

 

仮に1000円のエコバッグなら100均のポリ袋(35枚入の標準的サイズ)換算で350枚分位になるのですが、ポリ袋を使い捨てずに仮に3回使いまわした場合、ポリ袋の使用可能回数は1050回まで跳ね上がります。

毎日使っても約3年分。

更に使用及び途中で洗濯する等による劣化を考慮した場合、果たして3年間フルに使い切れるのかどうか。

実際の使用頻度を考えるとそれが5年とかになる可能性も。

 

私のエコバッグはもう10年位前に買ったものが車のダッシュボードのポケットに入りっぱなしで、服等の大物を買いに行く時に引っ張り出す位で、普段は100均で買ったポリ袋を使いまわしています。

 

何故なら、食料品を買った時の水滴が気にならないから。

 

エコバッグで食料品を購入した場合、水滴が付いたら乾くまである程度待つ必要があります。

それが以前購入したエコバッグを普段ほとんど使っていない最大の理由です。

その点、ポリ袋なら乾く時間も早く、待つ時間が無ければ新しいものを出せばいいし、汚れたり破れたらゴミ箱に捨てればいい。

 

海洋ゴミとなっているレジ袋はそもそもゴミ箱に捨てない人がいるということが問題なので、本来の処理ルートに乗せていればさほど問題にはならないと思うんですよね。

それに、レジ袋の原料(ポリエチレン)は原油からガソリンなどを製造する際に出る副産物なので、環境問題とか言うのであれば、ガソリンの使用量から減らさなければ筋が通らないかと。

 

あと、製造時のエネルギーコストを計算すると、レジ袋をバラ肉に例えたらエコバッグはステーキどころではないことになるのでは。

更にアパレル業界の慣習の様に、売れ残ったエコバッグは焼却処分とかしていなければいいのですが。(すでにやっていそう)

 

とはいえ、海洋ゴミの数%程度という話のポリ袋ですが、有料化によって環境問題に意識を向けさせることと、ポイ捨てされる量の分母を減らす事に寄与しているとすればまあそれなりに意味があるのかなと。

 
それ以外の具体的な対策も並行して実行する必要もありますが。
 
興味深かった記事。
 
もっとも、大量消費を前提としている現代社会のシステムそのものが根本的に変わらなければどのような技術であっても焼け石に水ですね。