室外機周りの空気の流れの重要性について、今の所ニーズはあまり無さそうですが構わず続けます。
風向調整板を付けるのと、室外機カバーで前面を覆うのと、どちらの方が室外機から出た風の音が大きくなるだろうと思いながら考えたこと、
エアコン室外機周りは出来るだけスッキリしていたほうがエネルギー効率が良いです。
(高効率エアコンとして売られているものであろうがなかろうが、電気代が下がって寿命も伸びます)
その理由として、エアコン室外機は冷房時は室内で集めた熱を外の空気に送り出すことを行なっているため。
熱が移動する効率は、その温度差が大きいほど良くなります。
つまりは、室外機の周りの空気が出来るだけ冷えていることがポイントです。
室外機に日よけを付けることも同様に効率を良くします。(日よけをしすぎると、また別の問題が発生しますが)
ということで、エアコンの室外機周りを目隠しをするように囲んでしまうと、エアコンから出てきた熱い空気が再び室外機に吸い込まれるので熱を外に送り出す事が難しくなり、室内の温度はなかなか下がらないということになる場合があります。
当然、消費電力も上がります。
最近のエアコンは性能が上がっているためとても厳しい設置環境でもある程度冷やすことが出来る場合もありますが、それはまた別の問題を引き起こします。
それは、室内の熱を外に出す時間が長引く事に伴って圧縮機が運転する時間が長くなるので、エアコンの寿命が短くなるということ。
ということで、出来るだけ圧縮機が高負荷で運転する時間を短くすることという観点から、室外機から出る空気はできるだけ遠くに、室内機に入る空気は出来るだけスムーズに、というのが良いと思います。
まあそれ以上に求めるものがある(見た目とか)、というのであれば止めはしませんが。(そんな権利など誰にも無いし)
あと、室外機に日よけをし過ぎた場合ですが、雨が当たらないため、フィンに付いた細かいホコリが流れません。(冷房運転時)
そのまま放置していると、フィンとホコリが反応してフィンが次第に腐食します。(塩害的な状態)
適度に雨が当たった方がフィンはきれいな状態を保てる様です。
(冬の時期は結露した水が流れるので問題なし)
綿ぼこり等が付いている時も当然熱交換効率が落ちるので、そんな時は掃除をしましょう。
後、水をかければ冷えるからと言って冷房運転中に水道水をかけていると、水道水に含まれるミネラル分が結晶化し少しずつ冷え(暖房も)が悪くなってきます。
水道水を室外機にかけるのは掃除の時程度にとどめておくほうが無難です。
水を入れたバケツにタオルを浸して室外機の一部に載せるというのは割といいアイディアですが、くれぐれも水が垂れない様にしましょう。
また、以前似たような事を思いついた時に実行しつつ熱効率を計算した所、冷えはともかく電気代と水道代の比較でとても回収は出来ないという結果になりました。
電気代は下がるかもしれませんが、家計全体としては省エネにはなっていなかったという。
その他、分けて植えた方が成長効率が良いのだろうなと思いつつ、根が絡まっていたのでそのまま植え替えた晩柑です。
植え替え前と比較して配置が変わったのと全体的に多少余裕が出来たので、このまましばらく様子見します。
あと、相変わらず変化のない温州みかんとそろそろ植え替えを検討中のトマト。
最近の長雨で水やりするのを忘れていたので枯れかけていますがまだ大丈夫。
そういえば、「冷蔵庫の横の隙間がもったないので隙間ラックを入れる」という人がいますが、あれは隙間ではなく必要な空間です。
エアコン室外機と同様に熱を放出するための空間なので、そこを塞いでしまうと短期的には電気代が上がり長期的には冷蔵庫の寿命が短くなります。
業務用冷蔵庫ではコンプレッサー(機種によっては裏面の上の方にあるらしい)に扇風機で風を当てた方が寿命が長くなるという話があったことを思い出しました。
エアコンも冷蔵庫も、どんな状態でも冷やす事が出来る魔法の箱ではないんだけどなと思いつつ。
(実家がまさに「魔法の箱」運用をしていたので)
実家の冷蔵庫が「化石」製造装置となっていた事についてはまた別の話。